石破氏が自民党総裁に選ばれた途端に日経先物暴落&円高ドル安進行

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 本日の自民党総裁選で高市氏と石破氏の一騎打ちで石破氏が総裁に選ばれました。驚いたのはその後の為替と先物の動きです。日経225の先物はなんと1610円のマイナス、為替は一気に1.731円の円高に向かってしまいました。

 日本株を持っている人は株価が下がれば大打撃ですし、ドル建ての資産を持っていれば円高で大きく資産が目減りしてしまいます。Xでは「日本終了」というタグが上位に来るなど、よからぬ雰囲気が漂っています。

 石破氏は金融所得課税強化を挙げているので、やはり株価にしても為替にしても良からぬ方向に動くことは想定できた範囲ですが、ここまであからさまに動くとは思いませんでした。

 今まで、NISAの導入を含めて、貯蓄から投資へと誘導してきた政策に対して、水を差しかねない上京だと思います。

 これだけ大きく動いたということは、市場は高市氏が選ばれると想定していたのかもしれません。

 土日は東証がお休みになりますので、月曜日にどんな展開が待ち受けているのか、今からとても心配になってきました。

【2024/09/30追記】

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月曜日の日経平均は1910.01円安で終了

 月曜日の東証の取引が終わりました。日経平均は1910.01円安の37,919.55円で引けました。先日、8月の大きな下げと比較すると、まだマシな感じですが、それでも大きな下落幅です。為替は18時40分現在1ドル142.596円ほどで動いています。こちらもかなりの円高に傾きました。

 石破氏は週末のテレビ番組では大きく経済に影響を与えないように話していたと思いますが、これから利上げをどの時点でどのくらいするのか、金融所得課税強化等の動きには注意が必要だと思います。

【2024年10月4日追記】

手のひら返し

 石破茂首相は10月2日に上田日銀総裁と会談後に、「個人的には現在、追加の利上げをするような環境にあるとは思っていない」と語りました。これを受けて為替は円安に向かいました。これを受けて、国際通貨基金(IMF)のコザック報道官は10月3日に「日本銀行は政策金利を徐々に引き上げるべきだ」と発言しました。コザック氏の発言は、政治は金融政策に介入すべきでないとする「中央銀行の独立性」の原則を踏まえたものと報道されています。