NTTドコモとNTTドコモグループは10月24日から始まる携帯電話の番号ポータビリティサービスに関する手数料体系を発表しました。他社の携帯電話からNTTドコモに変更する場合は無料(他社側の転出手数料が必要)、そしてNTTドコモから他社の携帯電話に変更する場合には2100円の手数料がかかります。
また、転入、転出ともこれとは別に契約事務手数料の3150円が必要になります。とすると、他社携帯電話に携帯電話の番号をそのまま持って変更する場合にかかる手数料の総額は5000円程度ということになるでしょうか。
8月9日にはKDDIが先行して手数料体系を発表していますが、こちらもほぼ同等の体系になっていました。
果たして、この番号ポータビリティサービスを利用して携帯電話会社を変わる人はどの程度の人数になるでしょうか。手数料が総額5000円程度という金額は、本当に嫌ならば出すことができる金額だと思いますが、好奇心程度であれば思いとどまる金額でもある微妙なラインだと思います。
私はNTTドコモのFOMAを使用しています。端末は富士通のF901iSです。今のところはこの携帯電話の機能で、十分です。通話エリアで不便を感じたこともありませんし、音声品質も問題ありません。通話やiモードもそんなにたくさん実施するわけではないので通話料も気になりません。イーバンク銀行と連携させておサイフケータイは便利に使うことができていますし、楽天証券のiSpeedもサクサクと動いてくれます。
現在は手数料はほぼ各社同額、キャンペーンの内容も同等程度にして、激しい顧客の奪い取り合戦はできるだけ避ける格好になっています。多分、ポータビリティ制度の使用者が急増するとしたら、この均衡が破れるときという気がします。
【平成29年1月24日追記】
想像以上に格安SIMの普及が進んでいます。私自身もdocomoからIIJMIOへMNPで移行しました。IIJMIOで感心したのは、おうちで番号ポータビリティという制度を実施しているところです。店舗に出向かなくてもMNPができてしまうのは面白かったです。こちらのページで紹介しました。
格安SIMのシェアは今後もかなりの勢いで伸びていくものと思います。