昨今、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために海外や国内への旅行ができなくなってきました。従来はプラチナカードの特典と言えば、まさに旅行などにおける優待を売りにしているものが多かったと思うのですが、この環境下ではなかなか消費者から見て魅力的には見えにくくなってきています。
そんなこともあり、クレジットカード会社各社では上位カードの特典を見直す動きが出てきています。そんな流れの中で、クレディセゾンの「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」もリニューアルされることが発表されました。こちらのカードの年会費は22,000円となっています。
クラブコンシェルジュ
今回の見直しではトラベル中心のサービスを見直して、日々の買い物や外食、資産運用などの日常生活の面を充実させています。
特に目玉となるのは、クラブコンシェルジュを専用ページから申し込むと入会金の22万円と年会費の19万8000円が無料になる点でしょうか。クラブコンシェルジュの公式サイトはこちらです。
「ニッポンの贅と美」をテーマにプライベート・コンシェルジュサービスを選ばれた方々にご提供いたします (clubco.tv)
こちらのクラブ・コンシェルジュでは、ミシュラン星付き店の予約企画、通常では予約が難しい店の優先予約、水田やワイナリーのオーナーシップ特別販売、最先端医療や、子供のスイスサマースクール留学支援などのプランが提供されます。
セゾンPortalの拡充
スマートフォンアプリの「セゾンPortal」内のプラチナ会員限定ページにて、グルメ、トラベル、ショッピングなどの分野でクーポンやオファーが用意されます。どんなプランが準備されるのかが判らないので、この先、使った人の感想などを見て魅力を探らなければいけなさそうです。
セゾンプレミアムコンシェルジュ
9月にコンシェルジュサービスが、セゾンプレミアムコンシェルジュに刷新されます。Tenライフスタイルグループが提供するコンシェルジュサービスが無料で受けられるようになります。コンシェルジュサービスの内容に関してはこちらで紹介されています。
Home – jp – Ten Lifestyle Group
セゾンプレミアムレストランby招待日和
11月からは、コース料理が1名分無料になるサービス「セゾンプレミアムレストランby招待日和」がいつでも会費無料で利用できるようになります。招待日和の公式サイトはこちらになります。
セゾンプレミアムゴルフサービス
普段は予約が取れないような高級なゴルフ場でプレーができたり、コースレッスン会やプロを招いたイベントなどへの参加ができる特典が付いたサービスです。通常は年会費26,400円のサービスです。
「セゾンプレミアムゴルフサービス」ご優待|セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カード (saisoncard.co.jp)
プライオリティパス
従来からある特典ですが、世界各国の対象の空港でラウンジサービスを受けられるプライオリティパスが利用できます。
トータルのお得度
トータルのお得度に関しては、セゾン公式のニュースリリースの中では30倍の価値があるというグラフがありました。
ただ、提供されるサービスを本当に使うか否かによって、お得度は変わってきます。全体的に高級志向の特典が増えたようにも思えますので、これらのサービスを本当に使うかどうかよく考えた方が良さそうです。
私自身はセゾンゴールドアメリカンエキスプレスカードを使っていますが内容としては十分だと思っています。こちらで紹介しています。
【2015年4月7日公開時の情報】
セゾンプラチナアメリカンエキスプレスカードのインビテーション
セゾンゴールドアメリカンエキスプレスカードに昨年の8月に契約しました。その後、毎月、メインカードとして活躍してくれていましたが、ちょうど半年経った頃に、セゾンプラチナアメリカンエキスプレスカードのインビテーションがきました。
ゴールドカードの使用実績を半年間積めばインビテーションが来るらしいことは判っていたので、特に驚くことではありません。
問題はセゾンゴールドアメリカンエキスプレスカードと契約したときには年会費がとてもお得になる勤めている会社経由の特別なプランに入っていたのですが、これがプラチナカードにアップグレードしたときにどうなるかということです。
お得なプランが準備されていなかったとすると、あまりプラチナカードにアップグレードする意味がありません。
プラチナカードのメリット
インビテーションをめくってみると、下記の価値が提案されていました。
- レストランの紹介・手配
- ホテルの紹介・手配(一部ホテルには優待プランあり)
- フラワーギフトの手配
- セゾンマイルクラブの登録料・年会費が無料
- スーツケースを自宅・空港間で配達する手荷物無料宅配サービス(往路も無料)
- 最高1億円の「海外・国内旅行傷害保険」が自動付帯
- 海外では航空機遅延などで負担となった費用も補償
- 海外空港VIPラウンジプログラム「プライオリティパス」に無料で登録可能
- ファミリーカードは年会費1枚につき3000円
- 本人の年会費は20000円
ゴールドカードでもセゾンマイルクラブは税抜4000円で加入可能(JALのマイルがお得に貯まるセゾンマイルクラブへの入会)、プライオリティパスは別途税抜1万円で加入可能という条件でしたので、あわせて1万4000円です。これにレストランやホテルの手配でコンシェルジュサービスを使って2万分の元が取れるかどうかが勝負になります。
特にすぐにプラチナへアップグレードをしなければいけない状況ではないので、もう少し、お得度を調べてから考えようと思います。
【2019/10/02追記】
セゾンプラチナアメリカンエキスプレスカードが招待制から申し込み制に変わりました。公式サイトを見ると確かに直接申し込むことができるようになっています。入会資格は「安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く)」となっていました。「社会的信用を有する」の診断基準がどうなっているのか、気になるところです。
以前はゴールドカードが招待制でしたが、現在ではほとんどのカードが直接の申し込みができるようになりました。続いて、プラチナカードも招待制から申し込み制に変わりつつあります。
もう、特別な感じを得られるカードはブラックカードに限られていくのかもしれません。
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