最近、どこもかしこも100円ショップが目立つようになってきました。主に税抜100円で日用品や食料品、雑貨などの商品を取り揃えています。以前であれば100円では買えなかったようなものが、100円ショップの登場により簡単に買うことができるようになったのは消費者としてとても便利になりました。
例えば「綿棒」、カセットテープを再生するデッキの磁気ヘッドを清掃するために1980年代に購入しようとすると、数本入っているものが300円程度で販売されていました。ところが、現在では100本以上の綿棒が入っていて値段は100円です。海外の物価が安いところで生産したり、物流コストを抑えたり、仲介する業者の数を減らすといった、たくさんの企業努力が行われた結果なのだと思います。
最近はダイソーがスタンダードプロダクツとして、300円を中心とした高価格帯の商品を扱う店を展開するなど、新しい動きも出てきています。インフレによって、回転寿司業界では100円を維持することが出来なくなりましたが、100円ショップはどのような方向に向かっていくのか気になるところです。