日本の携帯電話料金は諸外国と比較して高く家計に占める割合が大きいことから、菅官房長官、菅総理大臣の時代に携帯電話大手各社の携帯電話料金の引き下げを推進しました。第四の携帯電話会社として楽天モバイルも誕生し、0円から始まりデータ通信無制限も可能なワンプランという魅力的な内容を打ち出しました。
これに対抗するために各社が新たなサービスを提供しましたが、NTTドコモが新たに出したサービスがahamoです。ドコモショップでの窓口サービスは無くして、オンラインで手続きをすることを前提にして、20GBまで通信できる内容を発表しました。NTTドコモの安定した通信網を使用できて料金も大きく下がったので当時は大変に驚きました。2024年には値段はそのままでデータ通信量を月間30GBまで引き上げています。
ahamoは2021年3月にサービスの提供が始まり、2023年9月には契約数が600万件になっています。一方で楽天モバイルは2024年9月に単体加入者数が785万回線を突破しました。NTTドコモの携帯電話に加入している人は全体で8850.9万なので、もっとahamoに移行する人が多いと思っていたのですが、意外と従来の契約を続けている人が多いことに驚きます。よく、ファイナンシャルプランナーが家計支出の節約のためにまず携帯電話回線の見直しを薦めますが、意外と大きく節約できることに気が付いていない人や、乗り換えの手間が気になる人が多いのかもしれません。