Appleが「iPad mini」で3年ぶりに新モデル発表(Apple Intelligence対応)

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 Appleが2021年の第六世代以来、3年ぶりにiPad miniの新モデルを発表しました。名前は「iPad mini(A17 Pro)」です。発表と共に日本や米国など世界29ヶ国の地域で予約を受け付けており、10月23日に販売を開始します。

 カラーバリエーションは下記の通り4種類です。

  • ブルー
  • パープル
  • スターライト
  • スペースグレイ

ストレージは下記の3種類です。今回から初めてiPad miniで512GBモデルを選択できるようになりました。

  • 128GB
  • 256GB
  • 512GB

 本体のサイズや重量や先代のiPad miniと同じです。

  • 本体サイズ 134.8(幅)×195.4(高さ)×6.3(奥行き)mm
  • 重量 Wi-Fiモデルが293g Wi-Fi+Cellularモデルが297g

 液晶画面も先代と同じ8.3型Liquid Retinaディスプレイです。

 cellularモデルではモバイル通信は5Gをサポートしています。物理SIMは利用できずeSIMのみ対応です。Wi-Fiは先代よりも2倍高速となったWi-Fi 6Eに対応しています。

 外部接続端子はUSB Type-Cです。トップボタンには指紋センサーのTouch IDを搭載しています。

 価格は下記の通りです。

  • 128GBのWi-Fiモデルが7万8800円
  • 128GBのWi-Fi+Cellularモデルが10万4800円
  • 256GBのWi-Fiモデルが9万4800円
  • 256GBのWi-Fi+Cellularモデルが12万800円
  • 512GBのWi-Fiモデルが13万800円
  • 512GBのWi-Fi+Cellularモデルが15万6800円

 ストレージとして使われている内蔵の不揮発性メモリは品質が良いものを使っているとは思いますが、容量が増えたときの値段の跳ね上がり方は少し大きすぎると思います。以前であれば、内蔵のメモリにコンテンツを詰め込んで持ち歩いていましたが、今では携帯電話回線も安くなったの、動画配信サービスや音楽配信サービスを活用することで、内蔵のメモリは節約できるかもしれません。

 気になる頭脳部分、CPUにはA17Proが搭載されています。2つの高性能コアを内蔵した6コアCPUで、CPU性能が30%向上、5コアのGPUでグラフィック性能も25%向上、機械学習の処理を行うneural engineは先代よりも2倍高速になったとしています。

 Appleが力を入れている生成AI機能の「Apple Intelligence」にも対応しています。この機能により、作成した文章を校正・要約する、画像を生成することができます。なお、Apple Intelligenceの初期機能は、10月にアップデートされるiPadOS 18.1で米国英語で提供される予定です。

 AIと聞くと尻込みしてしまいますが、neural engineによって、1200万画素のカメラで撮影した画像から書類を識別して、true toneフラッシュを使って書類から影を取り除くことができるようになります。このようにAIは通常使う機能にそれとなく入り込んでいって、より便利にしてくれるような仕組みに進化していってくれるのでしょう。

 最近、iPhone自体が大型化しているので、iPadとの間に挟まれた形のiPad miniはどの程度の売り上げにつながっていくのか気になるところです。

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