自宅サーバを作り上げてサーバプログラム類を起動し、いざ、クライアントパソコンでWEBブラウザを立ち上げ、自宅サーバを見ようとすると閲覧ができない場合があります。
これには、いくつかの原因が考えられますが、その一つとしてドメインネームを使った場合は閲覧できないのに、自宅サーバのローカルIPアドレスを直接指定すればアクセスできるという場合があります。このときは、ルータの機種に依存する問題の場合が多いようです。
ルータの機種によっては、ドメイン名でアクセスすると、インターネット側のDNSサーバでIPアドレスに変換されて、そのIPアドレスが自分のグローバルIPアドレスになってしまうので、このグローバルIPアドレスを受けたときの挙動が問題になってきます。
きちんと、対応を考慮したブロードバンドルータ(たとえばLINKSYSのBEFSR41C)であれば、きちんと自宅のサーバの内容を見ることができると思います。逆に対応を考慮していないブロードバンドルータであると、そのグローバルIPアドレスから自分自身のアドレスを指定されたと思ってルータの設定画面が出てきたり、指定のURLは見つからないとNOT FOUNDを返したり、うまく閲覧できることがあったりと事象は様々な場合があるようです。このように、ルータの機種によってLAN内から自宅サーバの閲覧ができない場合の対処方法を以下に整理します。
原因
LAN内からそのルータがWAN側からもらっているグローバルIPアドレスを指定されたときのファームウエアの挙動に依存しているようです。場合によっては、ルータの新しいファームウエアが公開されていれば、これをアップデートすることで解消する場合があります。ファームウエアのアップデートで解消しない場合は、ドメイン名をローカルIPアドレスに変換し、自宅サーバへアクセスできるようにすれば、問題は解消します。
対策方法
クライアントパソコンにWINDOWS XPを使用していることを前提に説明します。はじめにHOSTSファイルをエディタで開きます。
HOSTSファイルは、デフォルトでWINDOWS XPをインストールした状態では以下のディレクトリ配下にあると思います。
C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\hosts
HOSTSファイルの内容を書き換えます。hostsファイルの最下段に以下の例のような1行を入れて保存してください。下記は私の場合の設定です。ipアドレスは自宅サーバのローカルIPアドレス、その後ろにスペースを入れた後にDDNS等で払い出したURLを指定してください。
192.168.0.123 wweb.zive.net
HOSTSファイルの内容を反映します。
WINDOWSを再起動するか、コマンドプロンプトを呼び出して、「nbtstat -R」というコマンドを実行するとhostsファイルの内容がWINDOWSに反映されます。
上記の対策でアクセスできるようになるかと思いますが、いかがでしょうか。ご確認ください。
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