最近はMP3プレーヤーの機種が随分増えてきて、どの機種を購入すれば良いか、迷うほどになってきました。今までは、MP3の音楽を聴くときは、NTTドコモのGFORTというPDAをMP3プレーヤーがわりに使っていたのですが、少し大きくて重いので、別の機種で何か安くて良い機種は無いかと探し回っているときに見つけたのがこの機種です。
どの辺が気に入ったかというと、小さそうなこと、単三乾電池1本で35時間もの音楽を聴き続けることができること、ネット上での評判がそこそこ良いこと、WMA(WNDOWS MEDIA AUDIO)で圧縮した音楽も聴くことができることが決め手になりました。

最近、楽天アフィリエイトという、ホームページに 楽天市場 の商品を紹介して、もし購入して貰えると、報酬が入ってくるというプログラムがあるのですが、この報酬が貯まってKていました。この報酬は、 楽天市場 で使うことができる「スーパーポイント」として付与されていきます。このスーパーポイントを使って、 楽天市場 の中のお店で商品を探して購入してみました。
私は 楽天市場 の中にある ENDLESS というお店で購入しました。消費税込みの値段であったことと、送料が安かったことが決め手になりました。
商品の使用感
製品仕様
本体内蔵メモリー 64MB 増設メモリー SDカード(最大512MB)、MMC(最大128MB) 周波数特性 20Hz~20kHz イヤホン最大出力 50mW (32Ω) S/N比 >95dB ファイル形式 MPEG 1/2/2.5 Layer 3 (VBR対応), WMA(DRM対応) ビットレート 16 ~ 320kbps インターフェイス USB1.1画面表示 ELバックライト付ドットマトリックス液晶ディスプレイ 表示対応言語 6ヶ国語(日本語、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語)表示対 応ファームウェアアップグレード可能電源 単3アルカリ乾電池 x1 (市販の単3アルカリ乾電池、単3ニッケル水素電池(本体充電不可)も使用可能)連続再生時間時間 最大約35時間 (単3アルカリ乾電池使用時)外形寸法 86.4mm (幅) x 25.4mm (奥行) x 58.4mm (高さ) 重量 約57g(電池を含まず)その他の機能 時計機能 (時刻、日付表示) ストップウォッチ機能 ブックマーク機能 イコライザー機能 プリセット6種類、カスタム(高音/低音14段階) ランダム、リピート再生機能 レジューム機能 省電力機能 |
商品の取り出し
2日ほどで商品は届きました。 箱から商品を取り出してみてみると、かなり、見た目がおもちゃっぽいです。プラスチックで出来ていることが、すぐに判ってしまうこと、色が薄い青色で高級感が無いこと、ボタン類の作りが華奢で、今にも壊れそうなことが、おもっちゃっぽい感じがする理由です。
また、私の商品だけの問題かもしれませんが、電源スイッチがonにしにくいのです。何かに引っかかって動きにくくなっているような感じです。これは残念なポイントでした。


関連ソフトのインストール
次に関連ソフトをインストールすることにしました。しかし、CD-ROMが付いていないノートパソコン(thinkpad x31)へのインストールです。商品付属のCD-ROMを使うことができません。そこで、最新ドライバ等をダウンロードすることができるサイトに行けば解決できるのではないかということで、GOOGLEで検索をして、ダウンロードページを見つけ出しました。こちらのホームページで各種ソフトウエアをダウンロードすることができます。
残念ながら、本機種の標準ドライバWINDOWSに標準添付はされていないようです。USBケーブルを付けて、パソコン側に接続しても、うまくドライバを見つけることができませんでした。そこで、上記のダウンロードページから、「RIO MUSIC MANAGER」をダウンロードしてインストールしてみました。すると、MP3音楽ファイルをマネージメントするためのソフトウエアがインストールされたあとに、ドライバもインストールをしてくれました。これでOSがRIO S10を認識してくれます。
また、ファームウエアをダウンロードして、RIO S10がUSBに接続されている状態(認識されている状態)でダウンロードしたファイルを起動し、本体のファームウエアをアップデートさせました。こちらも無事にアップデートが完了しました。
音楽データの転送
音楽データをRIO S10に転送するためには、WNDOWSで標準的に提供されているWindows Media Playrで転送する方法と、さきほどダウンロードしてインストールしたRIO MUSIC MANAGERで転送する方法の2種類があるようです。今回は、後者のRIO MUSIC MANAGERを使って転送を行いました。
音楽データはRIOを接続しているパソコンとは別のデスクトップパソコンに入っているので、そのドライブをネットワークドライブとしてノートパソコンから接続しました。そして、操作しやすいようにZ:というドライブ名をふっておきました。RIO S10をUSBケーブルで接続し、RIO MUSIC MANAGERを起動すると、音楽データがどこにあるかを聞いてくるので、ここで答えて、RIO MUSIC MANAGERが音楽データを全て拾い上げてくれれば準備完了です。下記のようなイメージになります。

ソフト画面の上半分は、パソコンから検索された音楽データの一覧が表示されます。また、下半分にはRIO S10に入っている音楽データの一覧が表示されます。上半分の左隅にあるチェックボックスの中にチェックマークを入れて、「転送」を指定すると、RIO S10に転送が始まります。転送速度はまぁまぁ我慢ができる程度だと思います。また、ソフトウエアの使い勝手も合格点だと思います。マニュアルを見ることなく、感覚でやりたいことができると思います。今のところ、RIO S10に標準で付いてくる内蔵の64MBメモリーのみを使って音楽データを格納しています。音質はちょっと悪目の、WMAの48Kbpsで音楽データを圧縮しているので、64MBあれば20曲以上の音楽データをRIO S10に転送することができます。楽天アフィリエイトでそろそろ、スーパーポイントに次の振り込みがあるので、そうしたらSDメモリーカードを購入しようと思います。
SDメモリーカードと内蔵メモリは連続したメモリ領域とは認識されずに、各々別々に音楽データを転送するような形になります。
(2004.3.7追記)
メモリカードの中に入れてあった曲に飽きてきたので、今日、別の曲に入れ替えを行ってみました。やり方は、USBケーブルでパソコンとS10を接続し、ミュージックマネージャーで転送をするというオーソドックスな方法です。256MB分をそっくりと入れ替えたため、それなりの時間がかかったのですが、途中でなんと電池が切れてしまいました。随分、長い間、電池は取り替えていなかったので、電池が寿命切れになるのはもっともなのですが、せっかくUSBケーブルでパソコンとS10を接続しているのに、そちらからの電源供給はあてにせずに、しっかりと電池の中の電気を使うところは今ひとつの仕様だと思います。ぜひ、ファーウエアのアップデートで改善できるのであれば、USBケーブルからの電源供給に対応して欲しいと思います。
音質
続いて音質です。付属のヘッドフォンはあまりネット上の評判が良くなかったので、封を開けずに、別に持っていた、ゼンハイザーのMX400というヘッドフォンを使用してチェックしてみました。このヘッドフォンはドイツにありプロ用のオーディオ機器を開発している名門のゼンハイザーというメーカが作っているもので、開放的なクリアーな音質が楽しめるヘッドフォンです。イコライザ機能を利用して、高域と低域をいっさいいじっていない状態で、このヘッドフォンで、RIO S10をチェックしてみると、音質はクリアーな感じはするのですが、以前使用していたGFORTと比較して、少し、レンジが狭いような、音がこもったような感じがします。たぶんそのせいだと思いますが、迫力に欠けるような感じはします。
そこで、イコライザ機能で、高域と低域を少し強調をかけると、あまり違和感なく聞ける音質にはなりました。普通に聞いている分には、何ら、不満の無い音質ではないかと思います。
機能
機能的には、必要最低限の機能が付いているという感じです。たとえば、SHUFFLE機能や全曲リピート、一曲リピートといった機能は付いていますが、PLAY LISTを作成して自分の好きな順番で再生するといったことはできません。私の場合は常にSHUFLEで聞いているので、特にPLAYLIST機能が無くても不満はありません。音量の調整範囲はかなり広く、音量をいっぱいにすると、「うるさい」というところまで上げることができるので、こちらも問題はありません。普通に使う分には不満は無いと思います。
対応する圧縮形式も、MP3やWMAはもちろんのこと、VBR形式のMP3にも対応しているようです。VBR形式とは、たくさん圧縮しても音質には影響しにくいところは高い圧縮率、逆に音質に影響が大きそうな部分には低い圧縮率という形で、圧縮の度合いを可変で調整してくれるフォーマットです。なお、FAQによると、MP3のVBR形式には規格の標準と言えるものが無いため、全て対応できるわけではないと注意書きがありました。
本体のメニューボタンで呼び出した画面から操作できることは以下の通りです。
第一階層 | 第二階層 | 第三階層 |
---|---|---|
曲を再生 | 全曲再生 | |
選択して再生 | ||
ストップウオッチ | ||
設定 | 再生方法 | シャッフル |
リピート | ||
イコライザー | 低音/高温 | |
ノーマル | ||
ロック | ||
ジャズ | ||
クラシック | ||
ポップス | ||
トランス | ||
ブックマーク | 設定 | |
選択 | ||
削除 | ||
電源 | バックライト | |
電池 | ||
省電力 | ||
レジューム | トラック | |
タイム | ||
コントラスト | ||
日時 | ||
言語 | ||
ホールドモード | ||
バージョン情報 |
対応するSDメモリカード
512MBまでのSDメモリカードに対応しているようです。ファームウエアをアップグレードすると、SDメモリカードの互換性が向上するようなので、SDメモリカードを装着する前にファームウエアはアップグレードしておいた方が良いと思います。私は一番無難に、RIO側で推奨しているTDKのSDメモリカードを購入しました。近くにあるサトー無線で256MBのものを安く売っているのを見つけてしまって、衝動買いしてしまいました。
(2004.10.30追記)
私自身はRIO S10との相性の確認が出来ていませんが、最近ではSDメモリーカードの格安品が色々市場に出回るようになってきました。そんなSDメモリーカードも紹介しておきます。
まとめ
必要最低限の機能しか付いていませんし、見た目もおもっちゃっぽい等、若干の欠点もありますが、価格とパフォーマンスのバランスは比較的、良く取れていると思います。もう少し、いろいろ使ってみてから、レポートを追加していくようにします。
その後の使用感 (2004.10.30追記)
その後もRIO S10を愛用しています。少々大きいですが、軽いですし、また駆動部が無いので、安心して持ち歩くことができる点は非常に良いと思います。また、最近では大容量のSDメモリーカードも外国品を中心に値段が非常に買い求めやすくなってきましたので、このメモリープレーヤーの活躍の幅は更に広がったように思います。
最近になってスポーツクラブに通い始めたのですが、そのスポーツクラブでは館内でテレビ放送を放送するときに、音声についてはFMトランスミッターで再送信していて、FMラジオで受信するような仕組みになっています。RIO S10には残念ながらFMラジオは付属していません。そこで、本機とは別にFMラジオが付いているポータブルMP3プレーヤーを購入することにしました。2台を併用していくためには、このRIO S10とは全く商品コンセプトが違う商品の方が使い勝手が良いと思いましたので、今回はクリエイティブ社のMUVO2 FM 5GBという機種を購入することにしました。この機種はFMラジオが内蔵されているほか、5GBものハードディスクが内蔵されており、最大で約2500曲もの音楽を収録することができます。RIO S10は完全にメモリーだけで構成されているので激しいスポーツをしているときにでも安心して使えますが、新しく購入したMUVO2 FM 5GBはコンパクトフラッシュ大のハードディスクが内蔵されており、これは紛れもない物理的な回転を伴う部品なので、あまり衝撃がかかるのは良くありません。しかし、2500曲もの音楽が収録できれば、ずっと使っていてもまず同じ曲が出てくることは無いでしょう。MUVO2 FM 5GBに関しての使用レポートはこちらのページに公開しました。
そのほかの商品 (2004.8.3追記)
最近ではMP3やWMAに対応するポータブルタイプのプレーヤーは非常に一般的になり、お店にもたくさんの商品が並ぶようになってきました。ここで紹介したS10を製造しているのと同じRIO社でも、128MBのメモリを最初から実装していて、S10よりももっとスタイリッシュなタイプの、RIO SU10というポータブルプレーヤーを新しく発売しました。もっとも大きな特徴は値段が1万円以下であることです。以前であれば、もっと得体の知れない64MBぐらいしかメモリーが付いていないMP3プレーヤーしか買えなかった値段帯ですが、この価格でこれだけの外観を持った128MBの機種が発売されたというのは良いことだと思います。
一方、ほかの会社では、マッキントッシュで有名なApple社から発売されているiPODがその代表格です。特に最近発売されたiPODminiは4GBものハードディスクを内蔵していながら値段は2万円台で購入来てしまう上、デザインも最高に良いということで、日本ではなかなか発売されなかったあげくに、発売日にはすぐに完売してしまうという人気の商品です。どこの販売店でも現在のところ(2004年7月現在)1ヶ月待ちというところも多いようですので、確実に手に入れるためにこの機会に予約をしておくのも良いと思います。
(2005.8.2追記) 携帯電話の進化
今まで使用していた携帯電話(SO505i)が壊れたので、同じNTTドコモのF901isという携帯電話を購入しました。この携帯電話はFOMAに対応した製品で動画機能も音声機能もかなり進化しています。AACという圧縮フォーマットで録音した音声ファイルをミニSDメモリーカードに入れて携帯電話に入れると、ふつうのポータブルオーディオプレーヤーと全く同じように使えるところが凄いです。しかし、連続再生機能は付いているものの、シャッフルプレイなどの少し気のきいた機能は付いていないので、ポータブルMP3プレーヤーは持ち歩くことが未だに多いです。ポータブルMP3プレーヤーの方も種類がいろいろ増えてきたほか、ソニーの製品も売れてきているようなので、製品の一覧を紹介しておきます。
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