ITmediaモバイル:ドコモ「@FreeD」もデータ圧縮サービス、体感速度5倍に
NTTドコモのPHSサービスとして提供されている@FreeDですが、画像データを圧縮して、最大で体感速度を5倍に増速するサービスを提供するそうです。PHSは回線速度が64Kbpsしかないので、本当にこれだけの圧縮が効くようであれば大きな効果があるかと思います。
【2013/07/14追記】
NTTドコモがPHSの終了をアナウンス
NTTドコモでは2007年4月にPHSサービスの終了を案内しました。そして、2008年1月7日をもって、PHSサービスが終了しました。この記事を書いたのが2004年でしたので、これから僅か4年でサービスを終了してしまったことになります。
現在では折りたたみ式の携帯電話はほとんど使われなくなり、スマホが急速に普及しました。また、3G回線からLTE回線への移行も急速に進んでいます。これにより、情報の転送速度も非常に速くなりました。PHSの時代は64Kbpsの通信速度でしたが、当時とは比べものにならないほどの環境になりました。
【2014/03/23追記】
MVNOサービスで安価な通信が可能に
最近ではLTEで高速通信が楽しめるようになったほか、安価にモバイルデータ通信を楽しみたい場合には、MVMOという選択肢も現れています。たとえば、NTTコミュニケーションズが提供しているOCNモバイルONEでは、4月1日から、1日50MBまでの高速データ通信ができて、月額900円(税抜き)というあっと驚くような通信サービスを提供することを発表しました。もしも、1日50MB以上の通信を行ってしまった場合も、200Kbpsの通信速度でモバイルデータ通信を行うことができます。このスピードは以前のPHSについていたデータ通信速度よりも速いスピードです。どんどん便利な世の中になっていることを感じます。
【2024年1月30日追記】
ソフトバンクのPHSサービスも2023年3月31日に終了
ソフトバンクのPHSサービスが2023年3月31日に終了しました。個人向けサービスについては一足早く、2021年1月末で終了していましたが、自動販売機やエレベーターなどの機器とデータを通信するための法人向けのサービスについてはまだ提供されていました。国内でPHSサービスを提供していたのはソフトバンクだけでしたので、これですべてのPHSサービスが終了したことになります。1995年に始まったPHSサービスは28年間で幕を下ろしました。
PHSの電波は携帯電話と比較すると医療機器に干渉しにくいため、医療機関では普及していました。公衆回線網のサービスは終了しましたが、病院内などの独自に運営している構内PHSについては今後も続けることはできます。
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