私が会社に入ったときはPC9801が全盛で、PC-9801VMまたはPC9801VXが共用のパソコン置き場に置いてありました。
INTELの80286
CPUで言うとV30や80286だったときです。壊れ知らずで元気に動いていたのを覚えています。CPUがV30のPC9801VMしか空いていないときには動作が遅いので我慢しながら使っていました。
当時、80286でさえとても動作が速いように感じていたのは、やはりソフトウエアがそれだけ当時は軽かったということなのでしょう。
自宅にはEPSONの互換機を購入
その後、自宅でもパソコンが必要になり、EPSONの互換機を購入しました。PC286USという機種です。当時はNECのPC9801は値段が非常に高かったので、節約するためにはEPSONの互換機を購入するしかありませんでした。
EPSONの互換機はEPSONが発売しているMS-DOSを利用するか、もしくはNECが発売しているMS-DOSに対して、EPSONが配布しているパッチを適用して使うという、今考えてみると、かなりアングラな対応をしていました。
NECが配布しているMS-DOSには、動作しているパソコンがNECの機種か否かをチェックするロジックが入っており、もしもNECの機種では無かったときは起動できないようになっていました。EPSONが配布していたパッチはこの機種チェックをするロジックを無効にするものでした。
PC-AT互換機の普及と98の終焉
その後はWINDOWS3.1が普及して、ハードウエアで日本語フォントを持たなくても十分な性能が得られるようになってくると、PC9801は使命を終えてPC-AT互換機が一般化してきました。私自身も、秋葉原に行ってCOMPAQのPRESARIOを当時とすれば格安の13万8000円で購入したと思います。
そんなPC-9801も今では販売が終わってしまい、もう新品を購入することはできません。そんなときにこんな本が発売されました。
【2012/09/30追記】
ノートパソコンも廉価に
今ではノートパソコンでもデスクトップパソコンでも2万円から3万円ほどで購入出来るようになりました。当時、PC9801が全盛だった頃には20万円前後の価格だったと思うのですが、もうそれよりも一桁少なくなってしまいました。
【2021年9月3日追記】
Chromebookも人気に
従来はマイクロソフトのWindowsとCPUはインテルアーキテクチャというのがパソコンの基本になっていましたが、最近になって、少しずつChromebookにも人気が集まるようになってきました。
何しろパソコンの価格が安いのは大きな魅力です。PC-9801が全盛だった時代とは全く違う未来が待っているようにも思えます。
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