インド産の低価格PDAとなるシンピュータ(Simputer)が発売へ

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 インド産の低価格PDAが発売のようです。OSはライセンス費を節約できるようにLinuxが採用されているそうです。気になる価格は220ドル。とても微妙な値段だと思います。

 最近では型遅れのPDAがよく2万円以下で処分されることがあるので、これらの商品と比べて価格競争力があるかどうかというと、よほど魅力的な機能が付いていないと怪しい感じがします。

 スペック的にはモノクロディスプレイ、インテルStrongARM206MHzプロセッサー、64MBのメモリー等となっているようです。CPUは並以下、メモリーは多め、ディスプレイがモノクロではちょっと物足りないところという感じでしょうか。

【2011/12/20追記】

 シンピュータは2004年から240ドル以上の価格で発売しました。その後の製産規模の拡大のため徐々に価格は低下し、一番下のモデルは130ドルになっています。

 しかし、2005年までに当初の販売目標であった5万台には達することはできずに、最終的に売り上げたのは4000台だけにとどまってしまい、商業的にはうまくいきませんでした。

 この記事を書いたころはPDAのデファクトスタンダードはなかなか決まらずに乱戦模様、そしてあまり一般の人にPDAはなかなか普及していかない状況が続いていました。

 しかし、アップルから発売されたiPhoneによって、事情が全く変わってしまいました。今やスマートフォンが全盛となり、PDAという言葉自体が無くなってきています。

iphone4

 私自身もiPhoneが発売されてしばらくしてから思わず購入してしまいました。

 やはり、それまでPDAに持っていた世界観が変わったような気がします。

 電車に乗っていても、スマートホンを自在に操っている人は本当によく見かけるようになってきました。タッチパネルでスムーズに操作ができるようになったことは、従来とは全く違う操作感を消費者に提供してくれました。iPhoneの画面に合わせたWEBサイトも増えてきて、ブラウジングをしていても不自由に思うことは少なくなってきました。

 今後もiPhoneなどのスマートフォンの普及が進んでいくものと思われます。

【2018/12/31追記】

 iPhoneは当初はソフトバンクからしか発売されませんでしたが、日本国内でも非常に人気になったことを受けて、auやドコモからも発売されました。それまでの携帯電話やスマホや携帯電話会社がスペックを決めて、各社に製造をしてもらっていましたが、iPhoneはアップルが企画、製造してdocomoのブランドを付けて発売するという形になりました。

 Androidのスマホではテレビを見る機能が付くのが一般的ですが、iPhoneにはワンセグは付いていません。ただ、一部は日本側の事情に配慮して、おサイフケータイを実現するFelicaチップは搭載したりもしています。

 最近ではAndroidは値段が安く質の高い機種が充実してきています。いつまでiPhoneが売れ続けるかは微妙な雰囲気になってきていますが、これからも頑張って欲しいところです。

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