既にDVDレコーダーについては購入順で、「SONY DESR-5000(いわゆる初代PSX)」、「三菱 DVR-HE500(いわゆる楽レコ)」、「SONY DESR-5100(いわゆる第二世代PSX)」の3機種を持っているのですが、とうとう4機種目の購入に踏み切ってしまいました。DVDレコーダーでは定評がある、東芝のRD-XS53という機種です。
この機種は現時点(平成16年12月)から見て最新という訳では無いのですが、とにかく多機能で型落ち機種のためか値段が安くなってきているのが最大の魅力です。今回は 楽天市場 でとても安く売っているのを見つけてしまったので、衝動買いをしてしまいました。
東芝のこの機種(RD-XS53)に魅力を感じるのは下記の理由によります。
- CATVのセットトップボックス(STB)から東芝のDVDレコーダーであればコントロールができる可能性がある。
- EPGの情報をインターネットから取り込めるため、きめの細かい情報を得ることができる。
- スカイパーフェクトTV用チューナーとの連動機能が充実していること。
- ハードディスクが320メガバイト(普及型機種の2倍)も装備されていること。
- 2台の地上波チューナー、2台のMPEGエンコードユニットが搭載されているため、表番組と裏番組の同時に2番組が録画できてしまうこと。
- パソコンにソフトウエア(フリーソフト)をセットアップするとRD-XS53で録画した動画ファイルをパソコンに転送することができる。
一方、インターネット上で情報収集をする中で、この機種に関して心配な点は以下の部分です。
- DVDドライブが東芝製で、いろいろトラブルが発生しやすいらしい。
- 音が途切れるトラブルが出ることがあるらしい。
特にDVDドライブが不安定であることは色々なところで書き込まれているので、かなり心配な部分ではありますが、保証期間中であれば無償で修理もして貰えますし、保証期間経過後に壊れてしまったら自己責任で対応という形にはなってしまいますが、DVDドライブを自分で交換した例もインターネット上で公開されています。何と言っても、今はRD-X5が発売されたために、RD-XS53は7万円未満で投げ売りされている状態ですので、この機会に購入することにしました。
商品の注文
今回も 楽天市場 の中で最安の店を探して購入することにしました。
私が確認した時点では、 楽天市場 の 「いーでじ」が送料込み、税込みで69800円と最安値でしたので、ここで購入をすることにしました。今回、はじめて、「e-Bank銀行決済」という方法を使いましたが、簡単に手続きを行うことができました。送金手数料が無料なのが魅力です。
商品はいーでじに在庫があるわけではなさそうで、2~3日後に商品が納品される予定だというメールが翌日届きました。約束通りに2日後には商品の手配が終わり、無事に発送の連絡が来ました。佐川急便を使っているようで、確かにインターネットで荷物の確認をやってみると、相模原を出たところまで確認ができました。
翌日には届くでだろうと思っていたのですが、何の音沙汰もありません。何かのトラブルにでも巻き込まれているのかと思い、翌々日になって佐川急便の最寄りの営業所に問い合わせてみると、伝票が登録されていないので状況を確認してみるということになり電話待ちのステータスになりました。電話を待っていると3時間ほどしてから、無事に商品が見つかったようで、午後には商品が届けられるということになりました。約束の時間を1時間ほど過ぎたところで無事に商品が到着して一安心しました。
商品のセッティング
箱から中のものを取り出します。本体はそれなりの大きさがありますが、デザインのためか多少はスリムに見えます。リモコンはその多機能さを物語るかのように大きいです。今まで見たことがあるリモコンの中で一番大きいかもしれません。また、説明書は2分冊になっていますが、その詳細な機能が書かれているマニュアルは、これもまた分厚いです。また、マニュアルの中身も字が多いせいか読んでもなかなか頭の中にイメージがわかずに少し苦労しました。
商品を所定の場所にセッティングして、LANケーブルやAVケーブル、スカパーチューナーとの専用接続ケーブル、アンテナケーブル、ACコードなどを次々に接続して、本体の設定をはじめました。しかし、リモコンを見ても、設定のボタンがどこにあるのか判りません。仕方がないので、リモコンの黄色い簡単ナビ」というボタンを押してそこから設定に辿り着いて、本体の設定をはじめました。あとで気がついたことなのですが、このリモコンは一番下の部分がパカッと開くようになっていて、その中に設定のボタンが隠されているのですね。マニュアルを見れば書いてあったのだと思いますが、気がつきませんでした。
この機種は常時接続されたインターネット網につながったLAN回線につなげることで、本当の意味での実力を発揮します。たとえば、インターネット電子番組表をダウンロードしたり、時計合わせを時刻サーバーで実施してくれたり、同じLAN回線で接続されたパソコンから、RD-XS53に接続してEPG予約をしたり各種の設定をすることができるようになります。
一番やっかいそうな設定が、このネットワーク関係の設定だったのですが、単にLAN回線を接続するだけで問題なく接続が完了していました。デフォルトで、DHCPから自動的にIPアドレスを取得する設定になっていたため、うまくいったようです。ちなみにLANは以下のような構成になっています。
WAN(Bフレッツ)–ブロードバンドルーター(Linksys BEFSR41C-JP)--RD-XS53
ここで使用しているLinksys社製のブロードバンドルーターはDHCP機能をONにしているので、ここからRD-XS53に対してIPアドレスが払い出された形になります。このブロードバンドルーターは動作が安定していてスループットも高速、そして安価な製品なので特にお薦めの製品です。
一番面倒くさかったのがチャンネル設定です。全てを本体とリモコンを使って設定を行ったのですが、これは完全に失敗でした。パソコンと接続してネットdeナビの機能を使用すれば、もっと簡単にパソコンから、パソコンのキーボードを使いながら設定ができたためです。これから設定される皆さんは、本体での設定は、地域の設定程度にとどめて、詳しい設定についてはパソコンと接続を行ってから設定をすることをお薦めします。
入力3スルー
BSデジタルチューナーやスカイパーフェクTVなどのチューナーをRD-XS53の外部入力3に接続します。すると、その信号がたとえRD-XS53の電源が切れていたとしても出力1からそのまま本機をスルーして出力されるというのが入力3スルーです。三菱の楽レコ(DVR-HE500)でもこれと類似の機能が付いているのですが、この機能があると、テレビやAVアンプの入力端子が不足していても、本機を介して数珠繋ぎにすることでAVアンプやテレビと外部チューナーを接続できた形になります。
ちょっと三菱の楽レコと使い勝手が違ったのは、三菱の楽レコでは楽レコ本体の電源を切ると自動的にスルー機能が有効になったのですが、このRD-XS53ではリモコンの一番下にある「入力3スルー」ボタンを押さないと有効になりません。これは電源を入れていようと切っていようと同様です。入力3スルーボタンを押すことではじめて外部入力3に接続した機器の映像がそのまま出力1から出ていくことになります。セッティング途中ではこの事実に気がつかずに、何か配線を間違えたのかと何度も見直しをしたのですが、改めてマニュアルを読み直すことではじめて気がつきました。
パソコンからの番組予約
何といっても、このDVDレコーダーを使用して最も素晴らしいと思ったのがパソコンとの連携機能です。特に単にパソコンでWEBブラウザを立ち上げて、「http://rd-xs53/」にアクセスするだけで本体にアクセスができたり、iEPGサイトにアクセスして「予約」ボタンを押すだけで、RD-XS53の番組予約が出来てしまったりと、今までPSXなどで普通のテレビ画面でチマチマと番組を選んで予約していたのとは桁違いの使いやすさです。
「http://rd-xs53/」でブラウザから本体にアクセスすると下記の画面が出ます。

撮るナビを指定すると下記の画面が出て録画予約済みの番組の一覧が出ます。この画面上から簡単に録画予約内容を変更したり削除したりすることができます。

本体設定を指定すると下記の画面が出ます。本体にアクセスするときにIDやパスワードを設定したり、iEPGで使用するインターネットサイトを指定したり、メールで番組予約する時に使うメールサーバーを指定したりすることができます。また、iEPGサイトについては2つまで設定することができます。私はYahoo!のテレビ番組情報とONTV Japanのサイトを指定しています。前者で地上波アナログ放送の予約、後者でスカパーの番組予約を行っています。

上記の一連の機能については、RD-XS53の本体電源が入っていないと使用することができません。電源が切れている状態でブラウザを使ってアクセスしても、NOT FOUNDになってしまいます。必ず、本体電源を入れて本体を立ち上げてから、パソコンのブラウザでアクセスするという形になります。
次にパソコンからRD-XS53をリモコン操作することができます。その操作パネルは下記のようなイメージです。まるで本当の操作パネルのようです。

また、更に驚きの機能として上記のパネルをパソコンで表示している局面で、RDーXS53が文字入力待ちの状態になると、自動的に下記のようにパソコンから文字を入力できるようになります。

ネットde入力という機能なのですが、パソコンから文字入力を行えば使い慣れたキーボードがそのまま使用できるので、文字入力が非常に簡単にできます。これもお薦めの機能です。
パソコンへの動画ファイルのコピー
東芝のDVDレコーダーの一部にはネットdeダビングという機能が搭載されている機種がありますが、本機にも搭載されています。この機能があれば、ネットdeダビング搭載機種間で、動画ファイルをダビングできるようになります。この機能を応用して、実は動画ファイルをパソコンへ転送できるようにするためのVirtualRDというフリーソフトウエアがあります。
外観は下記のような感じのソフトウエアでとてもシンプルです。

パソコンとの連携強化
TVスケジューラー
パソコンと連携を強化し更にRDシリーズを使いやすくするソフトウエアはこのほかにもたくさん存在するようです。次にインストールしてみたのが、「TVスケジューラー」というシェアウエアです。
こちらのサイトでソフトウエアが公開されています。自動的に設定したチャンネルについてテレビ番組表がダウンロードされてデータベースに蓄積されます。あとはインターネットに接続ができていない環境であっても番組情報を閲覧したり、iEPG予約ができるようになります。

UKTvMail
また上記のテレビスケジューラと組み合わせて使うと便利なのが、「UKTvMail」です。
このソフトはiEPG情報の拡張子(たとえば、「tvpi」)に関連づけておくと、たとえば上記のソフトやiEPG電子番組表上で「録画予約」をすると、この「UKTvMail」が起動します

このソフトは、RD-XS53と同じLAN環境上で使っているときには、http経由で録画予約情報を送り、LANの外部で使っているときには、メールを送信して予約情報を送るという形で環境によって使い分けることができるようにするためのソフトウエアです。
このUKTvMailでhttp経由の録画をするのはすぐにできるようになったのですが、メールで予約する機能はなかなか使えるようになりませんでした。原因はチャンネルコードでした。このソフトウエアはRD-XS53の標準のメール予約形式を使っているわけではなく、ON Tv JAPANというサイトが提供するメール形式を使っています。このメール形式はRD-XS53でもサポートしているので形式そのものは問題が無いのですが、チャンネルコードに違いがありました。東芝のサイトにも説明があります。具体的にはONTV JAPANのチャンネルコードをUKTvMailのチャンネル一覧に設定する必要があります。また、ネットDEナビのチャンネル一覧でもONTVチャンネルコードを設定するようにしてください。これで無事にメールを使った予約も出来るようになりました。
番組ナビゲーター
TVスケジューラーは高機能であるかわりに若干動作が遅い傾向があります。取り込んでくれる番組情報が膨大なので、動作が重くなるのも仕方が無いかなと思いながら使っていたのですが、そのほかにも、RDシリーズとの連動を主眼として作られた「番組ナビゲータ」というソフトウエアがあることを知りました。さっそく、ダウンロードしてインストールを行ったところ、機能こそ、まだまだ発展途上であるものの、動作が機敏でなかなか使いやすいソフトであることが判りました。番組情報の検索やジャンル別の一覧を表示させることが簡単にできるので、録画予約をするのがより簡単にできるようになりました。今後はこのソフトウエアをメインにして使っていこうと思います。

セキュリティ (2004.12.21追記)
上記のようにLANやインターネットに接続してはじめて便利になるRD-XS53ですが、逆にセキュリティ面で注意をしないと、録画予約設定内容をボロボロに変更されてしまったり、SPAMの踏み台にされて他人に迷惑をかけてしまう危険性があります。録画設定内容がボロボロに変更されてしまうことぐらいであれば、録画ができない番組が出たりはしますが、設定内容を正しく設定すれば以降は問題なく使えるので、被害は一時的、かつ自分の範囲ですみます。しかし、SPAMの踏み台とされてしまっては、他人のblogに有料サイトへ案内するコメント(コメントSPAM)が付けられたりして被害が他人に及んでしまいます。これを防ぐためには、下記の「本体の設定」で本体セキュリティを「使用する」、そして本体ユーザー名と本体パスワードを他人からは推測されにくいものに直せば、他人からは容易に使用することができなくなります。(買ってきたばかりの状態では、本体セキュリティが下記のように「使用しない」に設定されてしまっていますので、注意が必要です)

インターネット回線から引き込まれた回線上にブロードバンドルーターがあれば、たいていの機種ではそこでアクセスポート80番は外からアクセスが出来ないようにブロックされるので、セキュリティ上の問題は軽減できますが、ポートマッピングなどの機能を使って、ポート80番を本機のローカルIPアドレスに結びつけて、インターネット上から本機にアクセスできるように設定すると、セキュリティ上の問題が出てきます。また、ブロードバンドルーターを使用していない環境でインターネットから引き込まれた回線に直に本機を接続すると、やはりセキュリティ上、問題になります。
操作性 (2004.12.20追記)
この機種は多機能ではありますが万人向けの操作性を実現しているとは言えません。カメラにたとえると、SONYのPSXなどがフルオートタイプだとすれば、本機はマニュアルタイプという感じです。たとえば、番組表を出したいと思っても、リモコンに番組表というボタンはありません。一旦、「見るナビ」のボタンを押して、そのメニューの中からジャンル別一覧等を選ぶとはじめて番組表が現れます。機能を順番に選んでいくという形をとっていて、直感的な操作がしにくい感じがします。マニュアルとにらめっこしながら最初は色々と試行錯誤をしますが、慣れてくれば一連の操作は問題なくできるようになると思います。
一方のPSXはリモコンや画面表示を見ていれば、やりたいことをするためにはどうすれば良いかが直感的にわかるので、操作はしやすかったです。子供もマニュアルを見ること無しに見よう見まねで操作ができるようになってしまったので、こちらのGUIは良くできているのだと思います。
1.5倍速再生
もう一つ便利なのが早見再生です。SONYのPSXではそもそもは早見再生機能が無かったのですが、ファームウエアのバージョンアップ時に1.3倍速再生が加わりました。PSXではこの1.3倍速再生をたいへんに便利に使用していたのですが、RD-XS53では更に速度が上回る1.5倍速再生が実現しています。1.5倍速再生をするとどれくらい音声が聞き取りにくくなるかというのが不安だったので、さっそく、アド街を録画して早見再生をしてみましたが、何事も問題なく聞き取ることができました。音調も元のままです。音声の間のデータを定間隔で抜き取っているようで、当然ながら不自然さはありますが、内容は聞き取れます。番組を撮りだめてしまって、何とか時間をかけずに見切らなければいけないときには絶対に便利な機能です。
なお、この機能はHDDに保存した番組の再生時だけではなく、DVDに保存した番組の再生時にも同様に1.5倍速で再生することが出来ます。
DVDメディアの視聴 (2004.12.23)
いつもはDVDを見るときには三菱の楽レコ(DVR-HE500)を使用しています。この機種は電源を投入してから立ち上がる時間、そしてDVDメディアを入れてから認識してくれるまでが比較的早いので、あまりイライラせずに目的の映像を見ることができるためです。PSXは電源ボタンを入れてから立ち上がるまでに30秒程度の時間がかかる上に、DVDを再生できる状態にするためには更に時間がかかるので、DVDを見るためにはPSXは使用していませんでした。
ためしに、このRD-XS53を使ってDVDを視聴してみました。視聴に使ったのはPSXでドラマ「めだか」を録画して、そのあとにDVD-Rにダビングしたものです。
電源を入れてからの立ち上げ時間は楽レコに比べれば遅いですが、そんなに気になるほど遅いわけではありません。しかし、問題はトレイにDVDを置いて、クローズしてからDVDを認識してくれるまでの時間です。数十秒間、延々と待たされます。DVDをよく観る人にはちょっと実用には耐えないような気がします。普通のDVDプレーヤーを併用した方が現実的だと思います。東芝製のDVDドライブは評判が悪いですが、こんなところにも影響があるのですね。
Wチューナー
地上アナログチューナーとMPEG2エンコーダーが2つずつ搭載されていて、同じ時間帯の2種類の番組を同時に録画することができます。つまり表番組と裏番組を一気にこの1台で録画できてしまうことになります。しかも、録画予約をするときにどちらのチューナを使って録画するかということをあまり意識しないでも録画を行うことができるように工夫されています。マニュアルを見ると、スカパーはどっちのチューナー、外部接続機器はどっちのチューナーという具合に制約も色々あるようですが、だいたいが予約が重なってしまうのは、どっちとも地上波放送か、どちらかが地上波放送のときなので、制約に引っかかって録画予約ができなかったということは今のところありません。使い勝手もよく工夫されていると思います。また、同時に2番組をHDDに録画するほか、HDDに1番組とDVDに1番組を同時に録画するということもできます。
スカパーとの連動機能
スカパーとの連動機能を持つレコーダーは、その昔はSONYのコクーンがありましたが、とうとう東芝の機種にも搭載されるようになりました。従来のAVマウスを使った連動とは一線を画す素晴らしい連動機能を実現しています。また、インターネットから電子番組表情報を受信しているため、スカパーの電子番組表も合わせて取得することができます。テレビ放送の電波のすき間からEPG情報を持ってくる他の機種ではスカパーの番組表情報を持ってくることはできません。
電子番組表でたとえば音楽番組を検索してみると、そこにはスカパーであろうが地上波であろうがBSであろうが全ての音楽番組がシームレスに表示されます。その番組一覧の中から自分が予約したい番組を選んでいけば録画予約が完了していきます。あとはRD^XS53が勝手にスカパーチューナーのチャンネルを切り替えて、連動しながら録画を進めてくれます。まるで、このRD-XS53の中にスカパーチューナーが搭載されているのかと誤解するぐらいの連携を実現してくれます。
DTV連動機能
マニュアルを見ている中でこの機能を見つけたので、「もしかすると、デジタルテレビや外付けチューナーと連動して外部機器を自動制御してくれる機能ではないか」とかなり期待しました。マニュアルを見るとあまり詳しい説明は無く、詳しくは公式サイトに置いてあるPDFファイルを見るように指示されています。期待しつつPDFファイルの中身を見ると、実は私の環境では使うことができない機能でした。デジタルテレビの機種が東芝の一部の機種に限定されてしまっているのです。デジタルテレビ自体もLANに接続して、LANを経由してデジタルテレビの制御を行うようです。今は薄型デジタルテレビは値段がどんどん下がっている真っ最中で、すぐに買うことだけは無いと思いますので、いつになるかはまったく判りませんが、デジタルテレビを買う機会があれば、東芝の機種を念頭に入れようと思います。
本体のアップデート (2004.12.20追記)
本機はインターネット上で公開されている内蔵ソフトウエアのアップデートをネットdeナビの機能を使ってダウンロードして本体をアップデートすることができます。最初はこの実施方法もよく判らなかったのですが、いろいろネットで情報を集めてようやく実施方法がわかりました。ネットdeナビで「本体設定」を指定し、「メンテナンス」というボタンを押します。すると本体の製造番号を聞いてきますので、保証書などを確認し、製造番号を入力します。

そうすると使用許諾契約のページを経て、アップデートファイルが公開されている場所に行き着くことができます。あとはアップデートしたい情報を指定すれば自動的にアップデートが始まります。まずはじめにDVDドライブのアップデートを実施してみました。アップデート中のブラウザ上の表示は下記のようになります。

当然、バージョンアップが終わればブラウザ上に「終わったよ」という表示が出るものと信じていたのですが、いくら待っても表示が出ません。心配になってDVDレコーダー本体の方を見てみると電源が切れていました。バージョンアップが終わり自動的に電源が切れたのだと思い、そのまま電源ボタンを押したところ、何事も無かったかのようにDVDレコーダーが立ち上がりました。DVDドライブのアップデートデータとは別に、本体のアップデートデータが公開されているようなので、こちらもアップデートを実施しました。シュレック2を再生すると不具合があるという問題が公表されていたのですが、このアップデートを実施すれば問題なくなるようです。こちらは同様にアップデートが終わったあとに何もブラウザには表示が出ませんでしたが、テレビ画面上には「アップデートが成功したから電源ボタンを10秒以上押し続けて電源を一旦切ってくれ」という主旨の案内が黄色い文字で表示されていました。指示に従い一旦電源を切ったあとに、再度電源を投入したところ、何事も問題なくDVDレコーダーが立ち上がりました。問題なくアップデートには成功したようです。
ハングアップ (2005.1.4追記)
年末年始は特番のオンパレードですが、大晦日から1月2日まで家族で旅行に行くこととなり、RD-XS53の出番となりました。こういうときは、表番組と裏番組の2番組を同時録画できるというのは、とても威力を発揮します。全部で32番組まで録画予約ができますが、この制限ぎりぎりまで、予約を行いました。
しっかり予約が終わって、安心して旅行に行ったのですが、旅行から家に帰ってみると、何かRD-XS53の様子が変です。録画中でもないのに電源がONになりっぱなしになっていました。テレビのスイッチを入れてみると、テレビ番組は正常に視聴できるようです。しかし、チャンネル切り替えが効きません。悪い予感がして、その他の色々なリモコンのボタンを押してみたのですが、本体は反応しませんでした。どうやら、暴走してしまっているようです。
まずは落ち着いて、本体の電源ボタンを10秒間押し続けて、強制的に本体の電源を切ってみました。最悪はハードディスクの中身が全部無くなってしまうこともあるようで、危険な行為なのですが、本体が反応しないのでは仕方がありません。すると、10秒間が経ったところで、無事に電源は切れました。その状態から電源ボタンをもう一回押してみると、無事にRD-XS53は起動して、リモコンの各ボタン操作に対して反応してくれるようになりました。壊れてはいないようなので、これで一安心です。
ハードディスクの内容も壊れてはいないようですが、録画予約しておいた番組がほとんど見あたりません。どうも、旅行に出発した日の12月31日の番組録画中にハングアップしてしまったようです。残念ながらそれ以降の番組は一切、録画予約ができていませんでした。
原因として考えられるのは、長時間番組の録画です。2004年の総決算として、ヒットした邦楽のビデオクリップを8時間にもわたって放送している番組があったので、これを2つに分割して録画予約していたのですが、この番組を録画中にハングアップしたようです。本体内が高温になることによる熱暴走なのでしょうか。今後は、長時間の番組を録画予約するときには何らかの対策を考えなければいけないようです。
(2004年1月10日追記)
その後もたびたび暴走してしまうことがありました。電源を入れてしばらく経ってみると暴走していたり、録画予約をしておき、家へ帰ってみると暴走していたりと、何が原因かよく判りません。暴走の原因は「熱」じゃないかという記事もよく見るので、熱がこもらないようにするための対策をとっておくことにしました。RD-XS53の上にDVDプレーヤーを重ねて置いてあるのですが、この間隔があまりあいていないので、熱がこもっていそうな気がします。そこで、モノをはさんで、4cmくらいの空間が空くようにDVDプレーヤーを設置してみました。
対策を実施してから丸一日が経ちますが、今のところは暴走していません。今後も継続して状況を見るようにします。
デジタルビデオカメラからDVD-Rへのダビング (2005.2.12追記)
先日、幼稚園の発表会があり、デジタルビデオカメラを持って子供の劇を録画してきました。今回使用したカメラは、CANONのFV400という機種です。1時間のミニDVテープにほぼ満杯の映像を録画して家に帰ってきました。普段ならば、ここでパソコンのIEEE1394ボードとデジタルビデオカメラをつないで、パソコンで動画を取り込んで編集するということになるのですが、せっかく、IEEE1394端子つきのRD-XS53を購入したので、こちらで動画を取り込んでみようと思い立ちました。
この機種は新しいことをやろうと思うと、リモコンでどのキーをたたけばよいのか分からなくなってしまいます。今回は編集ナビというボタンを押してその中から目的の目ぬーを見つけることができました。単純にRD-XS53とFV400をIEEE1394ケーブルで接続すれば、RD-XS53側でデジタルビデオカメラの存在を自動的に認識してくれます。あとはテレビ画面を見ながら簡単にデジタルビデオカメラの動画を内蔵ハードディスクに取り込むことができてしまいます。パソコンを使った取り込みよりも、とても楽に作業ができて、かつユーザーインターフェースもわかりやすいので、マニュアルを読むことなく、DVD-Rに動画を落とし込むところまで、なんら問題なくできてしまいました。とても編集に懲りたいときは、今後ともパソコンで動画をキャプチャすると思いますが、お手軽にDVD-Rに焼きこみたいときは、今後はこちらのRD-XS53を使うことになりそうです。
デジタルビデオカメラをお持ちで、ときどきDVD-Rに焼いているという方は、もしもIEEE1394端子つきのDVDレコーダーをお持ちで無い場合は、IEEE1394端子つきの機種を購入の候補にあげられてみてはいかがでしょうか。
東芝RDシリーズのラインナップ
東芝のRDシリーズは現行品と型落ち品が組み合わさって、かなり多くの機種が販売されています。楽天市場で販売されている東芝のRDシリーズを販売価格の製品順に並べると下記のリンクのとおりとなります。
現在、一番低価格な商品価格帯に属する製品の中で、他社の製品と比べても最もお得な商品は、東芝のRD-XS24という機種だと思います。この機種はハードディスク容量こそ80GBしかありませんが、ネットdeナビ等の東芝の代表的な機能は網羅されています。ハードディスク容量も80GBと聞くと小さい感じもしますが、それなりの番組数を保存しておくことができますし、DVD-Rなどに焼いてハードディスク上のファイルを消していけばさほど使い勝手が悪い容量でもありません。このRD-XS24は現時点では4万円前後にで売られていますので、この正月に向けて購入しておくのにはピッタリの機械ではないでしょうか。
この上位の機種となると、現行品ではRD-XS36あたりがラインナップされているのですが、本レポートで紹介したRD-XS53が旧型品の投げ売りでお買い得になっています。しかし、既に一部のお店では売り切れも出始めているんで、そろそろ在庫も底をつくのではないでしょうか。
そして、RD-XS36ですが、値段が7万円前後の価格帯としてはハードディスクが160GBしかありませんが、この機種はW録やWEPGなど東芝が誇る最新の機能が搭載されています。
RD-XS36の上位機種はハードディスクの容量が更に大きくなり250GBとなったRD-XS46がラインアップされています。ハードディスク容量が大きくなったこと以外は基本的な機能はRD-XS36と変わらないように見えます。
書籍
AMAZONを見ていると、図解RD-Styleという本があったので購入してみました。「デジタル放送のコピーワンス放送を編集してディスクに保存する」などの目的別の目次体系になっているので、たいへんに使いやすい本になっていると思います。こんなこともできたのか、とか、こんな便利な方法があったのかと感心する機能も色々あったので、時間をかけてゆっくりと読んでみようと思います。
ファームウエアのアップデート
2005年の2月17日にファームウエアがアップデートされていました。「再生性能を改善し再生安定度を向上いたしました」とのことです。今回のアップデートは下記の機種が対象です。
RD-XS34, RD-XV33, RD-XS53, RD-XS43, RD-X4EX, RD-X4, RD-XS35, RD-XS32, RD-XS41, RD-XS41KJ, RD-XS31, D-VR1, D-VR80,D-R1 |

RD-XS53にはネットdeナビ機能がありますので、パソコンを使って簡単にファームウエアのアップデートを行うことができます。ファームウエアのダウンロードが終わりファームウエアのアップデートが始まるとブラウザに下記のメッセージが表示されます。
バージョンアップデータのダウンロードを開始しました。本体の電源を絶対に切らないで下さい。バージョンアップデータのダウンロードが終了しました。本体のバージョンアップを開始しましたので、本体の電源を絶対に切らないで下さい。 |
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