リージョンフリーのSCITEC DVP-500PROXの購入とレビュー

3.5
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購入に至る経緯

アメリカ出張

 出張でアメリカのサンフランシスコに行ったときに、ダウンタウンにあるVirginレコードへ行きました。1階は主にCD類、2階には主にDVD類が売っているというお店の構成になっていました。映画のDVDを買って帰っても、日本語の音声が付いていないので、日本に帰っても理解することが出来ません。そこで、音楽系のミュージックビデオを購入することにしました。購入したのは下記の3本です。

 アメリカでDVDを購入するときは、日本と同じNTSC方式だし何の問題もなく再生ができるだろうなという軽い気持ちで商品を購入してきました。日本円にして1枚1500円から2000円程度の金額でした。

帰国

 日本へもってきて、まずはパイオニアのDVDプレーヤーで再生を試してみました。しかし、DVDをトレイに入れCLOSEボタンを押すと、まずはヘッダ情報をローディングし始めるのですが、じきにまたトレーが開いてしまいます。画面には「リージョンが異なるので再生できません」と虚しいメッセージが表示されています。ここで、アメリカのリージョンコードが1で日本が2であることの違いに思いつきました。リージョンコードは、アメリカ等で公開されDVD化された映画を、その時点で未公開の外国に輸出して、再生されてしまうことを防ぐ処置だと聞いていたので、主に映画のDVDにしか設定されていないのだろうという軽い気持ちでいたのですが、まさかミュージック系のビデオに設定されているとは思ってもみませんでした。

 パイオニアのDVDプレーヤーでの再生は諦め、居間に置いてある、SAMSUNGのDVDプレーヤで再生してみました。すると何の問題もなく再生ができてしまいました。実はSAMSUNGのほうはリモコンを使っておまじない(詳細情報)をかけてあって、リージョンフリーの設定にしてあるため再生ができたのです。しかし、自分の部屋でこのDVDを見ることができないのは悲しすぎます。仕方がないので、パイオニアのDVDプレーヤとは別に、リージョンフリー(以下、リーフリ)なDVDプレーヤーを購入すべくネットを検索して情報集めをしました。

商品探し(その1)

 その中で最初に気になったのが下記の機種です。ネット上で情報を見ていると、他のDMTECHのDVDプレーヤーと同じ手順でリーフリに設定できるようです。(未確認)

 一番驚いたのがその値段で、5980円という安さです。しかも設定でリーフリ化することも簡単に可能という情報を得ました。さっそく、安売りをしていた楽天市場の「いーでじ」というお店に注文をしてみました。

 ところが、待てど暮らせど、商品が配達されてきません。普通は「いーでじ」からは翌々日くらいには商品が届くのですが、配達しましたというメールすら来ない状況でした。しびれを切らして、問い合わせ先のメールアドレスに商品の発送状況に関して確認するためのメールを送ってみたのですが、このメールに対する返事もありません。土曜日に電話をしてみたところ、電話口ではすぐに状況を確認できずに、「あとから電話を折り返す」という話しになって、15分くらい待っていると、「システム上のトラブルがあったようで、商品が発送できていない。明日、発送する」ということでした。

 システム上のトラブルという表現を使っていますが、こんな原因ではないかと勘ぐっています。今回は、楽天市場で購入するときに商品代と税金と送料分全部をスーパーポイントで支払いました。しかし、楽天市場の購入システムでは、見かけ上、クレジットカード・銀行振り込み等から何かの振り込み方法を合わせて指定しなければいけないのですが、今回はどうでも良いと思い、銀行振り込みを合わせて指定しておきました。たぶん、銀行から振り込み通知がこない限り、発送のトリガーがかからなかったのでしょう。(これは全くの想像です)

 「いーでじ楽天市場店」の店員は、電話ではどちらかというと、「すみません」という感じでも無く、対応が横柄な感じだったので、そのまま、電話でキャンセルしてしまいました。「いーでじ」はよく使用していたショップではあったのですが、今回の一件は非常に残念です。

商品探し(その2)

 これで、商品探しは振り出しに戻ってしまいました。近くの電気屋のちらしで、リーフリ化できそうな怪しい商品を探していると下記の商品が目にとまりました。下記のなかで、ネットでリーフリ化の情報を入手できたのはsamsungの製品だけでした。

(2005.8.2追記)

 以前はリージョンフリーの製品はどちらかというと、「隠し機能満載」とか「禁断の機能」などといった機能説明で商品が売られていることが多くて、なかなかどの商品がリージョンフリー対応製品か判らなかった場合が多かったのですが、今回、試しに楽天市場で「リージョンフリー DVD」というキーワードで探してみたところ、たくさんの商品がヒットしました。見つけた商品の一部を紹介しておきます。

 リージョンフリー対応のDVDプレーヤーを捜していた当時はそれらしいところに行かないとリージョンフリーの情報は得られませんでした。貴重な情報が得られた場所の一つに某巨大掲示板があります。この某巨大掲示板でマクロフリー(以下、マクフリ)のスレッドを見ていると、そこに出てくるのが、ここで紹介する、SCITEKという会社のDVP-500PROXという商品です。

SCITEK DVP-500PROX

DVP500PROXとは?

商品の仕様に関して

 本機に関しての仕様は以下のとおりです。特に「※4」に書かれている注意書きが気になるところです。

再生専用
DVD/CD/音楽CD/MP3/VCD/SVCD/ピクチャCD (JPEGファイル)対応
 ※SVCD/ピクチャCD (JPEGファイル)は、ディスクによって再生できない場合があります。
PAL信号 → NTSC出力変換回路搭載
※1.コンポーネント出力端子とプログレッシブ対応テレビを接続すれば、DVD本来の高精細映像を再現できるプログレッシブ再生が可能です。
※2.プログレッシブ対応でないテレビでも、インターレース(標準画像)はお楽しみいただけます。
※3.プログレッシブ対応テレビとの接続には、市販のD端子・コンポーネント接続ケーブルを販売店で別途お求め下さい。
※4.本機は、マクロビジョン、カラーストライプ及びCGMS-A等のコピープロテクション機能を搭載しております。
DVP-500PROX 仕様内容
電源AC100V 50/60Hz消費電力12W重量約3.1kg外形寸法幅320mm×高さ48mm×奥行き270mm
※奥行には、端子などの突起物は含んでおりません。DVDリージョン番号2再生メディアDVDビデオ、ビデオCD、音楽CD、MP3出力端子S映像端子、ビデオ映像端子、
コンポーネント映像端子(Y、Pb、Pr)、
アナログ音声端子(フロント左/右、サラウンド左/右、
センター、サブウーファー)、光デジタル音声端子、
同軸デジタル音声端子プログレッシブスキャン2-3プルダウン方式付属品音声・映像コード×1、リモコン×1、
リモコン単4乾電池×2、取扱説明書、保証書等
※詳細仕様は変更となる場合がございます。

商品に関するその他の情報

 この商品に関するマクフリ、リーフリの詳細な情報は「こちらのページ」にリンクしておきます。

 この商品の発売元は、SCITEC社です。和名ではサイテックコーポレーションという会社です。マニュアルに書いてあるメールアドレスから類推すると、ホームページは「こちらのページ」のようなのですが、テストページしかアップされていませんでした。

(2004.1.3追記)

→SCITECコーポレーションのページは「こちらのページ(http://www.scitec.jp/)」のようです。「co.jp」にしてはいけなかったようです。DVP-500PROXに関するFAQも掲載されています。

 さらに、DVP-500PROXの取り扱い説明書もPDFでアップロードされていました。中国や台湾の日本代理店のホームページは何となく怪しい雰囲気が漂うサイトも多いような気がするのですが、このSCITEC社のサイトはかなりきちんと作られていて好感が持てます。

商品の取扱店

 取扱店は全国のドンキホーテに限られているようです。従って、ドンキホーテがお近くに無い方は入手が困難かもしれません。値段は1万4800円が相場のようですが、一部のドンキホーテではこれよりも安い価格で販売されているようです。

(2004.3.10追記)

→楽天市場で売られているのを見つけました。ドンキホーテがお近くに無い方は、こちらからどうぞ。

 メディアについては、DVD/CD/音楽CD/MP3/VCD/SVCD/ピクチャCD形式に対応しています。機能としては、プログレッシブ再生、ドルビーデジタル5.1ch再生、PAL→NTSC変換というところが大きなものでしょうか。PAL方式というとヨーロッパ諸国をはじめとして、中国やアジア諸国のテレビ放送方式のようですが、この辺のアジア諸国からDVDを買ってきたときに、うまく再生できると考えれば良いのでしょうか。

放送方式採用国
NTSC方式アメリカ、カナダ、日本など
PAL方式イギリス、中国、ドイツ、オーストラリア、ブラジルなど
SECAM方式フランス、ソ連、東欧諸国など

★少し話しが外れて中国のレコード屋さん事情 (以前、楽天広場で書いた日記の再編集版です)

 中国といえば、平成15年のSARAS騒ぎが発生する直前に中国へ行く機会がありました。中国の3都市を短い期間で回らなければいけなかったため、フリーな時間をほとんど取ることができなかったのですが、上海で数時間のフリー時間を取ることができました。この中で何をしようか悩んだのですが、元来、音楽を聴くのが好きなので、日本のシンガーのDVDまたはCDを買おうと思い立ちました。

 しかし、上海の町を探しても、なかなかレコード屋という感じの店を見つけることができません。困った挙げ句に、レコード屋と似たような店をじっくりと見ていると、どうも本屋にそれらしいポスターが貼ってあることに気が付きました。一か八かで店の中に入ってみると、地下1階からそれらしい雰囲気が漂っているので、そこへ行ってみると、まさしく、そこはレコード屋でした。他の本屋をのぞいてみても、やっぱりCDを扱っているので、レコードを専門に扱っている店はなく、本屋に併設されているのかなという結論に達しました。

 レコードコーナーに入ってみると、そこはほとんど日本のそれと同じなのですが、大きな違いが一つだけあります。それは、DVDがほとんど置いていなくて、日本ではほとんど見ることがないビデオCDがたくさん並んでいるのです。しかも、日本の音楽や映画のビデオCDもたくさん並んでいるのです。(ビデオCDという規格そのものをご存じ無い方も多いかと思いますが、MPEG1を使用して、1150Kbps程度のビットレートで動画ファイルを保存した形式です。CD1枚に70分程度の動画を保存することができます)

 そういえば、私がDVDを探していると現地の会社の人に聞いた時に、「DVDは日本でもパソコンを使って見るのですか?」と聞かれました。また、デパートの電気製品売り場を見ても、ほとんどがビデオCDプレーヤで、DVDプレーヤを見かけることはありませんでした。中国ではDVDよりも先にビデオCDの方が普及して、DVDが市民権を得ていないのかなという印象です。日本で安いDVDプレーヤを見ると、それは韓国製であったり中国製だったりすることが多いのですが、中国ではこれを見かけることが少ないというのは不思議な話ではあります。

 自分でビデオキャプチャーをしてCD-Rに焼いてビデオCDを作ったことはあるのですが、市販品のビデオCDは買ったことが無かったので、たくさん買ってみることにしました。値段はうれしい30元程度です。(1元が15円でしたので450円程度でしょうか) 宇多田ヒカルや山口百恵の映画等々ずいぶん買い込みました。日本に帰って見てみると、意外と画質はきれいです。これならば普通のテレビで見る分には十分に実用に耐えるという感じでした。ちょうど、標準速度で撮ったVHSビデオの画質という感じです。唯一の不満は、1枚で70分程度しか録画されていない点です。どうしても映画のビデオCDは途中で1回入れ替えなければいけないので、そこだけが面倒くさい感じです。

★PAL→NTSC変換機能

 中国で買っていた宇多田ヒカル(パッケージには「宇多田光」と書いてあります)のビデオCDは少なくともPALでは無くてNTSCで記録されているようです。とすると、やはりこの製品に付いてくるPAL→NTSC変換機能というのはどのような時に使うのか不思議になってきました。

 ふと、ネット検索で「PAL方式DVD」で検索をかけてみると、やっぱり色々あるのですね。フラメンコのDVDなどが引っかかりました。従って、あるジャンルの日本ではあまりDVD化されないような映像を見たいときに、PAL→NTSC変換機能は役に立つのかということが理解できました。

新聞の折り込み広告

 ドンキホーテが近くにある方は、数週間に1回くらいの割合でドンキホーテのチラシが新聞にはさまってくるかと思います。このチラシに、ときどき、このDVP500PROXが載っていることがあります。そして、DVDプレーヤーはなぜか数機種載っているのに、この機種にだけ、「不正に改造してDVDソフトをコピーしてはいけない」という主旨の注意書きが書いてあります。なんとなく、「簡単に改造できますよ」ということを言っているような気もします。

商品購入

 近くのドンキホーテに行って、さっそく商品を確認してきました。すると、10台程度が山積みとなっています。価格は事前調査のとおりに1万4800円でした。商品の山は崩れないように、テープでしっかりと固定されていたので、近くの店員に「これが欲しい」というと、店の奥の倉庫から商品をレジにもってきてくれました。レジで精算するときに安い値段で精算されることもあるという噂を聞いていたのですが、こちらもPOPの値段通りの精算でした。残念ですが、仕方がありません。

付属品に関して

本製品のDVDプレーヤー本体のほかの付属品は以下のとおりです。

品名
取扱説明書
リモコン
テスト用乾電池 単4型2個 (リモコン用)
音声・映像ケーブル (普通のピンケーブル)

ピンコードの不良

 家に持ち帰り、コンポジット出力やオーディオケーブルをAVアンプに接続しました。そして、リモコンを使って、おまじないをかけてみて、サイモン&ガーファンクルのセントラルパークコンサートを再生してみると、しばらく順調に再生できたものの、急に映像が出なくなってしまいました。「変なおまじないをかけたせいかな?」などと一つ一つチェックをしていったのですが、ピンコードを触ると、「ザワザワザワザワ」という不快な音がスピーカから鳴ります。これは間違えなく、粗悪なピンコードのせいで、接触不良が起こっているのだということを疑って、ピンコードを高級なものに取り替えてみると、何も問題なく再生ができるようになりました。商品のコストを抑えなければいけないという状況はよく判りますが、この辺には気を使って欲しいものです。

リモコン

 本体のほうは、薄型で銀光りしていて、何となく高級感があるのですが、残念ながらリモコンは「安物」という感じの質感です。電池を入れるフタの構造も、今まで見たことも無いような構造で、なんかすぐに壊れてしまうのではと疑いたくなるようなものです。しかも、本体に対する赤外線の入射角にかなり敏感で、変な角度から指示すると、本体が反応しないことがありました。ボタンの配置については、使いやすいように工夫はされているので、使いにくいことはありません。

SCITEC DVP-500PROX

 また、YAMAHAのAVアンプを購入したのですが、このアンプに付属してくるリモコンは既定のメーカコードを設定することにより、色々な装置を一手にコントロールできる優れもので宇。しかし、メーカコードの中にSCITECは含まれていないので、AVアンプのリモコンだけで操作することができません。これも非常に不便で残念です。この機種のように特殊機能目当てで購入するのであれば後悔することは少ないと思いますが、やがてシステムアップを考えている人には日本製以外のDVDプレーヤはあまり向かないのかもしれません。

→AVアンプのリモコンで一括して操作することができなかったので、楽天市場のいーでじ」というお店で5000円程度で特売していたビクターの学習型多機能リモコンを楽天アフィリエイトの成果報酬を使って購入しました。うまく、SCITECのリモコンコードが学習できるか否か不安が残りますが、商品が届きしだい、追加でレポートをするようにします。

初期設定

 設定に関しては下記の項目が階層的に設定できるようなメニュー構造になっています。

TOPメニューセカンドメニューサードメニュー4thメニュー
言語設定画面案内言語日本語
英語
字幕日本語
英語
フランス語
スペイン語
中国語
韓国語
OFF
音声日本語
英語
フランス語
スペイン語
中国語
韓国語
ビデオ設定TV画面4:3パンスキャン
4:3レターボックス
16:9
TVタイプNTSC
PAL
マルチ
ビデオ出力Sビデオ
コンポーネント
プログレッシブ
オーディオドルビーデジタルアナログ出力2CH
5.1CH
デジタル出力PCM
RAW
オフ
DTS出力アナログ出力2CH
5.1CH
オフ
デジタル出力PCM
RAW
オフ
MP3/WMAアナログ出力2CH
5.1CH
デジタル出力PCM
オフ
スピーカー省略・・
その他省略・・

再生機能に関して

 市販のDVDを再生できるのは当たり前として、もっとも気に入っている機能は、オーサリングしていない、単にMPEG1やMPEG2で録画しただけのファイルをDVD-Rに焼いただけのものを再生できる点です。このようなオーサリングされていないDVD-Rをトレイに入れてロードすると、画面には中に入っているファイルの一覧が出てきます。この中で再生したいファイルを選べば、再生を始めることができます。これはMPEG2で作成した映像ファイルだけではなく、ビデオCD画質程度のMEPG1で作成した映像ファイルでも同様に再生することができてしまいます。

 この機能がどんなときに役立つかというと、たとえば、MTV2000などのビデオキャプチャーカードを使って、連続ドラマをハードディスクに撮り貯めていたとします。これをそのままDVD-Rのルートディレクトリにコピーするだけで、そのまま、このDVP-500PROXで再生できるようになり非常に手軽です。もし、きちんとオーサリングしようとすれば、DVD MOVIE WRITERのようなオーサリングソフトでDVD-Rに焼くビデオファイルを選択し、時間をかけてオーサリングしてDVDビデオを作成することになります。このオーサリング自体に非常に時間がかかるので、煩わしい作業となってしまいます。

 試しに、ちょっと古めのDVDプレーヤー(パイオニア DV-525)に同様にMPEGファイルを単にコピーしただけのファイルをロードしてみましたが、当然ながら再生は不可能でした。

 ゆくゆく、DVP-500PROXが壊れてしまって、単に映像ファイルをコピーしただけのDVD-Rを再生する環境が無くなってしまったとしても、またDVD-RからHDDに逆にコピーして、DVD-Rにオーサリングすれば良いだけの話しなので、将来的な互換性もあまり気にしなくて良いかなと思っています。

商品購入後2週間たって・・・

 商品を購入後、2週間が経って、またドンキホーテに行ってみました。そこで、DVDプレーヤーの売り場に行って、この商品がまだ売っているのかなと探してみたところ、若干、レイアウトが変更されていたものの、この商品は何段にも積み重なった状態で元気に発売されていました。「な~んだ、まだいっぱい在庫があるんだな」と思いつつも、その場を離れようとしたのですが、なんか、値札のところに、その上から紙が貼り付けられています。

 最終処分特価 12,800円

 そうです。購入してからわずか2週間目にして、値段が14,800円から2000円も安くなってしまったのです。これは、かなりショックでした。某巨大掲示板のスレッドを読んでいて、一部のドンキホーテでは値崩れが始まっているという情報を見ていたのですが、まさか、自分の家の近くのドンキホーテで、すぐにこんなに安くなるとは思ってもみませんでした。どうも、東京界隈のドンキホーテで揃って値段を下げたようです。とても悔しいです。

 某巨大掲示板情報によると、一時期、一部のお店では、9800円という値段で売られていた時期もあったよなので、もしかすると、今回の12800円よりも安くなることがあるのかもしれませんが、逆に在庫が無くなる可能性もあるので、ここは、どのタイミングで買うかが賭になるように思います。

 そして、平成15年も終わりに近づいてきたとき、ドンキホーテの電化製品コーナーで、とうとう下記の値札がつり下げられました。

広告の品 10,000円

 残念ではありますが、在庫処分にかかっているのでしょう。特殊機能のことを考えなければ、国産のDVDプレーヤー製品でさえ最近では1万円程度の値段で売られるようになってきているので、この程度の値段がこの商品には適正価格なのかもしれません。まだ、商品の入った箱はたくさん積み上げられていましたが、そろそろ急いだ方が良いのかもしれません。

(平成16年2月1日追記)

 平成16年になり、ちょっとした問題症状が現れるようになりました。電源をONにした直後に、トレイをOPENすると、なぜか開ききったあとすぐに、トレイがしまってしまいます。次に再度OPENすると今度は問題無く開くのですが、なんか変なことが発生する前兆でしょうか?? 某巨大掲示板などを参考に読んでみても、このような症状は報告されていないので、個体不良なのでしょう。まだ商品の保証期間はあるので、もう少し様子を見て症状が改善されないようであれば、修理に1回出しておこうと思います。

 また、この機械のリモコンがあまり使いやすくないこと、およびAアンプに付属してきたリモコンにはSCITECのメーカーコードが無く設定ができなかったことから、ビクター社製の安い学習型リモコンを購入しました。こちらのページで紹介していますので、興味のある方はどうぞ。

(平成16年4月10日追記)

 久々にドンキホーテへいってみると、消費税の総額表示が導入されたためか、

広告の品 税込み1万円

 という表示になっていました。約5%の割引というところでしょうか。

故障 (2004.4.29追記)

 DVDを載せるトレイをオープンしても、オープンしきったところで、すぐに閉まってしまう症状が常に発生するようになってしまいました。いくら何でも調子が悪いので、とうとう、購入したドンキホーテに持っていって修理をしてもらうことにしました。持っていったところ、店員さんが実際に実験をしてみて、「これじゃダメですね」と納得してくれて、そのままメーカー送りとなりました。どの程度で修理から戻ってくるのでしょう? また修理から帰ってきたらレポートします。

(2004.5.3追記)

 修理に出してから1週間ほどで、ドンキホーテから「修理が終わりました!」の電話が来ました。外国製品であるにもかかわらず無茶苦茶に早い対応で驚きました。日本のSCITECで修理対応をしてくれたようです。電話が来たらすぐにドンキホーテへ商品を取りに行って、商品を引き取りました。店員さんからは、「大丈夫かとは思いますが何かあったらまた電話をしてください」の嫌な言葉・・・。まぁ決まり文句なんだろうとか考えながら修理対応品を家に持ち帰りました。ワクワクしながらセッティングを終わらせて、電源をON。そして、EJECTボタンを押して、DVDトレイを出してみたところ、見事に開ききった状態から自動的にトレイが閉まってしまいました!!。何だなおってないじゃん・・。

 気を取り直して、もう一度、トレイをオープンしたところ今度は開ききった状態でトレイが止まってくれました。今度は何回操作しても自動的にトレイが閉まることは無いようです。最初の1回は何だったのでしょうか?

 修理から帰ってきた商品を触っていてもう一つ変わったのは、ヘッドが移動するときのシーク音が大きくなったことです。何かにすれていなければ良いのですが・・・。修理するときに微妙な調整を行っていると思うのですが、きっとその影響でしょう。まぁ致命的な問題では無いので、もう少し、使い続けてみたいと思います。

気になる商品

  楽天市場  の「 いーでじ  」というお店から、下記の商品がまもなく輸入・発売されるようで、現在、予約を受け付けています。(→すでに予約受付は終了済みです)

PVR-80HD

 この商品、DVDプレーヤーとHDDレコーダが単に組み合わさった商品なのですが、何が凄いかというと、ハードディスクが簡単に交換可能なのです。右半分の部分のフタをあけると、普通のパソコンで使うようなHDDのモバイルラックが入っていて、パカッとHDDユニットを取り外すことが出来てしまいます。そしてHDDケースの中身のHDDを市販のIDEタイプのHDDに取り替えてしまえばそのまま使えるようなのです。HDDケース自体も2000円程度で別売りされるようなので、予めケースの中にHDをしまっておいてストックを準備しておけば簡単に差し替えができてしまうようです。

 さらに、USB2,0端子を持っているため、パソコンに接続すれば、ハードディスクの部分がパソコンから操作できてしまうそうです。これが何を意味しているかというと、市販のDVDレコーダの貧弱な編集機能に頼らずにパソコンソフトで自由自在に編集することができます。

 ハードディスク自体がどんどん低価格化してきていて、今では120GBの製品が1万円程度で購入できるようになってきました。従って、1GBあたりの単価は100円弱ということになります。いちいちDVDになんか焼かないで、どんどんハードディスクに撮りためていってしまおうというコンセプトの商品だと思いますが、パソコンに接続できる機能を活用すれば、パソコンのDVD-Rドライブを使って、DVDに焼き付けることが可能なので、特に将来的に困ることが無さそうだと思っています。

 宣伝自体を読んでいても、 いーでじ が「禁断」という言葉を多用しているので、何か他の期待がもてる機能も付いているのではないかと予感させるところも、心をくすぐります。もし、今からHDDレコーダの購入を考えている方は購入の一候補にしても良いのかもしれません。まずは商品の説明をゆっくりと読んでみてください。

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