この年末商戦で、DVDレコーダーが凄い勢いで売れているようですが、私も普通のビデオデッキでは不便になってきたので、HDD付きのDVDレコーダーがずっと欲しいと思っていました。買うので有れば、その商品のシェアから見て、パナソニック、東芝、またはパイオニアあたりで選んでおくのが無難だろうなとは思っていたのですが、ついつい近くのLAOXに行ってみたらSONYのPSXの在庫があって、購入してしまいました。高い買い物になるのですが、買って帰ったときの妻への言い訳として、他の商品と比べると、以下のメリットがあります。
- プレイステーション2のゲームができるので子供のクリスマスプレゼントだと言って、うまく追撃をかわせる。
- デザインが何となく素敵で、リビングにもフィットする。無骨なデザインだと明らかに攻撃対象になってしまう。
- メニュー画面からはじまって何となく操作をしやすい錯覚がする。セッティングさえ終わっていればとりあえずマニュアルを読まなくても必要な操作はできそうな気にさせる。
衝動買いしたあと、このへんの言い訳を頭に描きながら、自宅に帰りました。

- PSX 商品の仕様
- PSX ネットワーク接続
- PSX 売れ行き
- PSX バージョンアップ
- PSXアップデート第二弾 (2004.3.27追記)
- PSXアップデートディスク到着 (2004.2.28)
- PSXアップデート第三弾 (2004.8.3追記)
- PSX USBキーボードの活用 (2004.2.14追記)
- 新機種登場&バージョンアップ (2004.7.2追記)
- 投げ売り (2004.9.11追記)
- 新世代PSX DESR-5500、DESR-7500 (2004.12.28追記)
- ホームシアターシステムとの組み合わせ (2005.5.7追記)
- ホームシアターシステムの買い換え (2006.2.19追記)
- スゴ録を購入 (2006.2.19追記)
PSX 商品の仕様
商品は今のところ2種類発売されていて、その差異は内蔵ハードディスクの容量のみの違いのようです。と、当初は思っていたのですが、あとあと、FAQをよく見てみると、2機種の違いについては次のように書かれていました。

「ハードディスクの容量が異なります。DESR-7000は250GB、DESR-5000は160GBです。それ以外の基本機能は同じです。外観に関しては、DESR-7000については透明感と高級感を、DESR-5000についてはソリッド感と機能美をコンセプトにデザインしました」
つまり、外観も違うようですね。まったく気が付きませんでした。お店で、よく見比べてみます。
今回購入した下位機種のDESR-5000は内蔵ハードディスクの容量が160GBで、現在同程度の価格で売られているDVDレコーダーと比べると倍程度の容量のハードディスクを持っています。PSXのホームページにあるFAQを見ると、「PSXとは何ですか」というQの回答として、「“PSX”は、“PlayStation”の技術を使い、応答速度が速く、快適なユーザーインターフェースを持つハードディスク搭載DVDレコーダーです。従来のDVDレコーダーとしての機能にプラスして、ハードディスク内に音楽や写真(デジタルスチルカメラで撮影した静止画)の取り込み、テレビ番組の録画・再生、ゲームをプレイできるなど、リビングの様々なデジタルエンターテインメントを一つのマシンで楽しんでいただける商品です。 」と書かれています。
発売前にスペックがダウンした部分
ソフトウエアの作成が発売日までに間に合わなかったらしく、当初発表されていた仕様よりもスペックがダウンして発売されました。
- ハードディスクからDVD-Rへの最大ダビング速度が半分(24倍から12倍に)に減速
- DVD+RWメディアの再生が非対応に
- CD-Rメディアの再生が非対応に
- ソニー製デジタルカメラの動画フォーマット再生が非対応に
- GIF形式、TIFF形式の静止画再生が非対応に
- プレイステーションBBサービスの非対応(後日アップデート)
- MP3形式の音楽ファイル再生が非対応に
ハードウエア自体は24倍速にも対応したドライブが付いているようですが、ソフトのアップデートで対応させるとSONYは言っているようです。
PSX 製品の起動
最初にPSXの電源ボタンを入れると、オープニングメロディとともに起動画面が表示されます。数秒で画面はテレビ画面が映るようになるのですが、実はこの時点ではPSXは立ち上がりきっていません。製品の起動が完全に終わるまで、30秒程度の時間がかかります。この間は、テレビのチャンネルを切り換える以外の操作はいっさい行うことが出来ません。まぁ、テレビのチャンネルをパラパラと切り換えていると気もまぎれるので、落ち着きながら起動が終わるのを待ちます。移動が終わってしまえば、メニューで好きなように操作を行うことができるようになります。
使用可能メディア
本機の使用可能メディアは下表の通りです。
記録可能メディア | DVD-R(ビデオモード)、 DVD-RW(ビデオモード、VRモード) | ||
再生可能メディア | DVD-VIDEO、 DVD-R(ビデオモード)、 DVD-RW(ビデオモード、VRモード)、 音楽CD、 CD-R*3、 メモリースティック、 “PlayStation”規格CD-ROM、 “PlayStation 2”規格CD-ROM/DVD-ROM | ||
DVD4.7GB録画可能時間 | HQ 約1時間、 HSP 約1.5時間、 SP(標準)約2時間、 LP 約3時間、 EP 約4時間、 SLP 約6時間 |
パナソニック陣営はDVD-RAMも使えるDVDレコーダを発売していますが、私はパソコンで使っているDVDドライブもDVD-R/RWなので、DVD-RAMの必要性は感じませんでしたので、この仕様には問題を感じていません。
マニュアルによれば、この製品が対応していないメディアは以下の通りです。
- DVD+R/+RW
- DVD-RAM
- DVDオーディオ
- リージョン番号の異なるDVDビデオ(この装置ではALLと2のみ)
- CD-RW
- 音楽用フォーマット以外で記録されたCD-R
- ビデオCD
- スーパービデオCD
- スーパーオーディオCDのHDレイヤー
- PAL、SECAM対応のディスク
録画可能時間
PSXは購入時の状態ではHDD領域のうち40GBを「ゲーム用の領域」として分割されているため、ビデオの録画用には全ディスク領域のうちこの40GBを引いた部分が使われるようになっています。しかし、設定を変更することにより、この40GBのゲーム用領域を削除しビデオ録画用の領域に組み込むことが出来ます。この設定変更を行うと、ハードディスクを必要とするPS2のゲームに支障が出るようですが、そんなゲームソフトは持っていないので問題ないと判断して、この領域については削除してしまいました。削除すると、録画可能時間は下表のようになります。
DESR-7000 | DESR-5000 | ||
---|---|---|---|
HDD録画可能時間 | HQ 約53時間、 HSP 約81時間、 SP(標準) 約107時間、 LP 約164時間、 EP 約217時間、 SLP 約325時間 | HQ 約33時間、 HSP 約51時間、 SP(標準) 約67時間、 LP 約103時間、 EP 約137時間、 SLP 約204時間 |
ゲーム用の領域を削除すると、それまで撮りためていた映像等、すべてのハードディスク内のコンテンツが削除されてしまいます。買ってきたときに判断して、必要がなければ最初に削除してしまうのが良いと思います。

受信チャンネル
本機のチューナーで受信可能なチャンネルは以下の通りです。
受信チャンネル | 地上アナログ(VHF:1~12ch / UHF:13~62ch / CATV:C13~C35ch)、 BSアナログ(1,3,5,7,9,11,13,15ch) |
この仕様に関しては、持ち帰ってみると問題がありました。CATVと契約しているのですが、ここがCATVの62チャンネルまで使用しているのです。一方、本機のチューナでは35チャンネルまでしか受信できないため、NHKのBS-HiやBSフジなどが本機では受信できませんでした。これらのチャンネルはCATV局から借用しているアダプタ経由で受信する形となります。
よく判らないのは、BS放送をCATVのチャンネル経由で受信したときにGガイドのガイドチャンネル番号には何を設定して良いか判らないのです。マニュアルには地上波の各放送局については、ガイドチャンネル番号の一覧が載っているのですが、残念ながらBSに関しては触れていないので判りません。今度、SONYに聞いてみようと思います。
また、残念ながらWOWOWには非対応です。もちろん、WOWOWの無料放送は付属のBSアナログチューナのみで受信ができるため、問題なく録画予約もできますが、専用の受信機を必要とするようなスクランブルがかかっている有料放送には対応していません。EPG等を使った録画予約はできないようです。しかし、受信機を別途設置して、ビデオ入力端子に接続し、手動で録画予約をすれば対応することが可能です。
高画質・高音質機能
高画質・高音質機能については、今のこの水準の機器で持っているべき機能はほぼ網羅できているようです。実際に内蔵チューナの画像を見ると、テレビに付属のチューナでみるよりもずっときれいな画質でテレビ放送を楽しむことが出来ます。音質については、テレビの内蔵スピーカで聞く範囲では優位性は特に感じませんでした。
高画質・高音質 | 3次元Y/C分離、 タイムベースコレクター(TBC)、 ビデオD/Aコンバーター(12ビット 108MHz)、 ゴーストリダクションチューナー、 DNR、 可変ビットレート(VBR)記録、 オーディオD/Aコンバーター(24ビット 96kHz) |
入出力端子
本当はDV入力端子が付いていれば、デジタルビデオカメラで撮った映像を簡単にDVDに焼くことができるのですが、残念ながらPSXには付いていません。USBが付いているというのが、少し、物珍しいという感じでしょうか。
入/出力端子 | D端子出力(D1/D2)×1、 コンポジット映像/S映像/ステレオ音声 出力端子×1、 コンポジット映像/S映像/ステレオ音声 入力端子×1、 光デジタル音声出力(SPDIF)×1、 Ethernet 100 base/TX ×1、 USB(Ver. 1.1)端子×1、 「メモリースティック」挿入口×1 、 “PlayStation”“PlayStation 2”用「MEMORY CARD」差込口×2、 コントローラ端子×2 |
気を付けた方が良いことが、通常のビデオデッキとは違って、アンテナ入力端子はあるけれどもアンテナ出力端子が無い点です。ふつうは、アンテナ出力端子もあわせて付いているので、ここからテレビのアンテナ入力にアンテナケーブルで接続すれば、テレビのチューナにもアンテナをつなげることができるのですが、PSXの場合はアンテナ出力端子が無いために、2分配機が必要になります。私はたまたま余っていた分配機があったので、これをそのまま使用しましたが、もし持っていなかったら同時に買わなければいけないところでした。
その後、秋葉原の千石通商の数件手前の店(Laoxの裏側です)の店先で、286円で4分配機および2分配機が売っているという情報を見つけました。(平成15年12月現在) 実際に各々を一つずつ購入してみたのですが、F型コネクタが使用でき、全面が金属製でとても使いやすいタイプの分配機でした。このPSXとは別の場所で4分配機を使っていますが、比較的、信号の減衰量も少ないようで、それまで使っていたマスプロの製品よりも良いように思えます。なかなか良い商品でした。いつまで商品の在庫があるか判りませんが、もし、秋葉原に行く機会があったら購入しておいた方が良い商品だと思います。
電子番組表
電子番組表はTBS系列で配信されているGガイドという仕組みを使って取り込まれています。
Gガイドの特徴
●Gガイド番組表のサービス受信は無料
●対応機器のリモコン上にある専用ボタンで簡単にアクセス
●Gガイド番組表は自動的に更新
●Gガイド番組表からリモコンにて簡単予約設定
●Gガイド番組表は主に上下左右キーと決定ボタンの簡単操作
Gガイドの番組表の特徴
- 8日間の地上波、BSアナログ全局番組※1
- お好みジャンル検索(映画、スポーツ、音楽、ドラマ、バラエティ)※2
- 現在放送中の番組一覧表示
- 見たい番組の詳細情報
- 番組予約確認画面
- 番組表を画面上に表示しても、現在受信中の放送は子画面で表示※
地上波放送をアンテナから受信していれば良かったのですが、私の場合は「武蔵野三鷹ケーブルテレビ」というCATV会社から受信しています。EPGは放送波のすき間の帯域を使用して送信されているようなのですが、CATV会社で電波に何らかの加工が加えられていると、EPGデータを受信できなくなるかもしれません。EPGが使えないとなると、PSXの操作性の良さが半減してしまいますので、最初の受信が完了するまではとても不安でした。CATV会社別にEPGデータの受信ができるかどうか、整理してくれているホームページを見つけましたので参考に紹介しておきます。こちらのページ(スゴ録極め隊)です。
新しい電子番組表の受信は、1日に2回の時間を設定することができます。この受信を行うときはテレビを見ていてはダメで、電源を切っておくか、ゲームをしているかの状態にしておく必要があるようです。なお、1回電子番組表のデータを取りに行くと、番組表をダウンロードできる時間そのものも一緒にダウンロードしてきて、今度はこちらの時間に従って番組表をダウンロードする仕組みになっているようです。
購入してから1週間が経ちますが、電子番組表のダウンロードは何事の問題もなく着々と行ってくれているようです。かなりPSXを使用しているのですが、配信時間が5回あるので、どれかのタイミングではうまくダウンロードできているのかと思います。
録画予約
同じSONYのハードディスクレコーダであるスゴ録やコクーンには、キーワードを設定しておくことにより、そのキーワードが含まれる番組を自動的に撮りためていってくれる機能が付いています。さらにコクーンでは、その録画した番組を見たか否か等で更に学習機能が働いて、見ない番組についてはその後は録画をしないようにするといった機能が付いています。
残念ながら、PSXにはこのような便利録画予約機能は省略されています。ソフトウエア的に搭載することは可能だったことと思いますが、他機種との差別化が図れなくなるため、あえて省略されたものと思われます。
しかし、いくつかの「キーワード」を設定することはできて、そのキーワードに合致した番組の一覧は見ることができるので、この一覧を見ながら録画予約をしていけば、同等の操作を行うことができます。毎週、番組一覧を見ながら予約設定を行わなければいけないので、少し面倒くさいです。
また、ナイター延長等で以降の放映時間が繰り下がってしまうことがありますが、スゴ録などでは自動的に最大延長時間を番組表から読みとって、その分だけ長く録画してくれる機能を持っていますが、この機能もPSXでは装備していません。
本機では最大1ヶ月先までの番組を、30件までの録画予約ができるようです。Gコード録画をする機能はありません。急いでいるときに、Gコードがあるとすぐに番組欄から録画予約ができるので非常に便利らしいのですが、まぁEPGが付いているので、これで十分でしょう。
(2003年1月2日追記)
今日はじめて気が付いたのですが、たとえば、毎週同じ時間帯に放送されるドラマを一気に録画予約することは出来ないと思っていたのですが、実は出来るんですね。普通に考えれば、1万円で売っているビデオデッキにも普通に付いている機能なので、この機能が付いていないという方が珍しくもあるのですが・・・。番組表から予約するときに予約内容を確認する画面が出ますが、その画面で「日付」のところをスクロールアップしていくと、「月~金」とか、「毎週(水)」とかの設定項目が出てきます。マニュアルも確認してみたのですが、毎週同じ時間帯の録画が出来るということは書いていないですね。「日付」の説明には単に「録画する日付を設定します」としか書いてありません。ちょっとマニュアルは不親切すぎるようです。
本当は毎週同じ時間帯にやっているドラマであっても、若干の放送時間のずれは出てくるので、せっかく持っている番組表上を追って録画していってくれた方がうれしいところですが、まぁ最低限の機能は持っているようで安心しました。
HDD録画機能
EPGの電子番組表で録画予約が簡単にできるのは既にご紹介したとおりですが、他には時刻を指定してマニュアルで録画する方式、そして録画ボタンを押して録画を開始させる方式があります。HDD録画を行うときの画質モードについては、以下のX種類があります。長時間録画が可能なモードほど画質は低下します。
モード | 記録可能時間 | DVD記録時間 | 解像度 | 音声 | ビットレート | |
---|---|---|---|---|---|---|
DESR-7000 | DESR-5000 | |||||
HQ | 約53時間 | 約33時間 | 約1時間 | 720X480 | LPCM | 9.6Mbps |
HSP | 約81時間 | 約51時間 | 約1.5時間 | Dolby Degital | 7.1Mbps | |
SP | 約107時間 | 約67時間 | 約2時間 | 5.4Mbps | ||
LP | 約164時間 | 約103時間 | 約3時間 | 352×480 | 4Mbps | |
EP | 約217時間 | 約137時間 | 約4時間 | 3.5Mbps | ||
SLP | 約325時間 | 約204時間 | 約6時間 | 352×240 | 2.4Mbps |
録画した番組についてはEPGから拾ってきた番組名等の情報が一緒に記録されるようです。従って、あとで録画した番組の一覧をみると、きちんと番組名や放送した時間帯、そして放送局名なども同時に一覧に表示されるので、どの番組を見ようか選択するのは非常に操作性が良いと思います。録画した番組を一覧で選ぶのも非常に反応が良いので「もたつき」を感じさせず操作感は非常に良いと思います。若干、残念なのは、プレビュー画像が小さい点です。テレビから少し離れて遠くからリモコンで選択していると、よく画面が見えなくて操作がしずらいことがあるのが難点です。
ビデオテープ時代には出来なかった使い方として、HDDに録画した番組を見ながら、今放送されている番組をHDDに録画するということができます。特にHDDに相当な負荷がかかっているという感じはなく、コマ落ちすることもありません。安定して動作してくれます。
(2004.9.19追記)
三菱の楽レコを購入して気がついたことがあります。PSXは予約をした時点の番組名でファイル名が決まってしまうのですが、楽レコは実際に指定の時刻に動作しはじめたときの番組名がファイル名になります。
たとえば、TBSテレビで平日の午前中に放送されているようなドラマの再放送枠は、2週間に一回くらいの割合で、次々に新しいドラマに変わっていきます。PSXだと最初に録画予約したときの番組名でファイルが保存され続けるのですが、楽レコだとドラマが違うものに入れ替わるたびにファイル名もドラマ名と同じものが付けられていきます。使い勝手の面から行けば楽レコの仕様のほうが便利です。ぜひ、次回のソフトウエアのアップデートでは、この辺の仕様を変更して欲しいと思っています。
HDDからの番組再生
HDDから番組を再生したいときは、メニュー画面で録画した該当の番組を選んで決定を行うだけの簡単操作です。また、再生途中で一回止めて、別の操作をしたときも、また同じ番組の再生をあとから始めるときには自動的に続きから再生してくれます。なかなか便利です。
残念なのは、2点。一つは早送りするときに、2倍、10倍、120倍の3段階からしか選べないことです。10倍速では何となくもたつきを感じるとき、1段階スピードを上げると、一気に目的の場所を通り過ぎてしまうため、また戻らなくてはいけず、非常に不便です。30倍くらいの設定がもう一段階欲しいところです。そして、もう一点は、CMスキップ機能が無いこと。一回押すだけで、30秒とか1分とか早送りをしてくれる機能がぜひとも欲しいところです。
(2004年2月7日追記)
→平成16年2月10日から始まるアップデートで、この問題は解消されることになりました。一回ボタンを押したら15秒スキップされる機能と、30倍速早送りの機能が追加されました。
何となく、この辺の機能はハードウエア的な改良がいらないような気もするので、ぜひリモコンの中のいずれかのキーに機能を割り付けて貰って、ソフトウエア的に改善をして貰えると本当にうれしいです。
かんたん設定
この機械に最初に通電すると「かんたん設定」の画面が立ち上がります。かんたん設定では下記の手順で設定を行います。
- BSアンテナ電源
- 時刻設定 (最初から正しい時刻になっていました)
- 地域番号設定 (東京の多摩地域でも東京タワーにアンテナを向けているなら東京23区を設定します)
- 自動チャンネル設定
- TVタイプ
- 光デジタル出力設定
- ハードディスク領域説明 (ここでは説明を見るだけで設定はできません)
CATVで上手に使う
CATVではBSアナログ放送やBSデジタル放送を、地上波の空きチャンネルやCATV用チャンネルで再送信している場合があります。私の場合は武蔵野三鷹ケーブルテレビというところに入っているのですが、チャンネル構成は以下のような形になっています。(H15.12現在) 私の場合は「かんたん設定」の自動チャンネル設定で東京23区用の設定にしておいたあと、手動で個別に設定を行いました。
放送局名 | ガイドチャンネル | ||
---|---|---|---|
1 | NHK総合 | 2128 | |
3 | NHK教育 | 2138 | |
4 | 日本テレビ | 260 | |
5 | パークシティチャンネル | ---- | |
6 | TBS | 518 | |
8 | フジテレビ | 264 | |
9 | ガイド/イベントチャンネル | ---- | |
10 | テレビ朝日 | 522 | |
12 | テレビ東京 | 524 | |
22 | MXテレビ | 270 | |
23 | 放送大学 | ---- | |
24 | テレビ埼玉 | 806 | |
25 | テレビ神奈川 | 298 |
CATV13 | BS朝日 | ---- |
CATV16 | BS日テレ | ---- |
CATV21 | WOWOW | 73 |
CATV22 | お天気チャンネル | ---- |
CATV30 | BS-i | ---- |
時刻の自動調整
便利な機能の一つとして、テレビで放送されている「時報」と同期をとって内蔵の時計を自動調整してくれる機能が付いています。標準ではNHK教育の正午の時報にあわせて内蔵の時計を調整しているようです。なお、この正午のタイミングに本機の電源が入っていたり、録画をしていたり、時計が2分以上ずれているときには自動調整ができないようです。さりげない機能ではありますが、以前使用していたビデオデッキでは、しばらく使っているうちに時計が徐々にずれていってしまって、録画した番組の頭がかけてしまったりすることがあったので、とても嬉しい機能です。
PSX 文字入力
文字を打ち込まなければいけないときには、画面にキーボードがうつって、そこから文字を入力できるようになります。お世辞にもリモコンで操作している限り、使いにくいキーボードで、大量の文字を入力する気にはなりませんが、ちょっとした番組名の変更やキーワードの設定などには何とか使うことができるレベルだと思います。おもしろいことは、内蔵の日本語変換ソフトがあの有名なATOKが採用されている点です。確かに変換性能は良いような気はしますが、少しオーバスペックのような気はします。
PSX ネットワーク接続
LANケーブルが接続できるようにRJ45コネクタが背面に付いています。DHCP機能が付いたブロードバンドルータの配下に接続することにより、インターネットに接続する形になります。主にファームウエアのアップデートがあったときに、これを取り込む用途を想定しているようです。また、今後のファームウエアアップデートではゲーム機能についてもブロードバンド対応する動きがあるようなので、このときにもこの端子は活躍してくれるものと思います。
PSX 編集
12月25日のクリスマスに、小田和正の「クリスマスの約束」という音楽番組をやっていましたので、PSXで録画予約をしておきました。ここ3年間くらい、クリスマスの日になるとやる番組で、小田和正がオフコース時代の曲や自分の曲、そして最近のヒット曲などをゲストも交えながら歌ってくれる番組です。2時間15分くらいの放送時間でしたが、EPモードで録画をしておきました。
録画した番組を見てみると、なかなか良い番組で、永久保存版にしたい品質です。そこで、CMを編集で切り取ってからDVD-Rに焼いて保存しておくことにしました。はじめて、編集モードを立ち上げてみました。簡単な操作メニューが出てきて、不要な部分の先頭で決定ボタンを押すように指示がでています。さっそく、早送りボタンを押してCMを探し出して、その先頭部分で「ポーズ」を押してみました。ポーズを押すとコマ送りモードになって、細かい単位で前送りや後戻しが出来るようになります。この機能でCMの先頭部分に位置合わせをして、決定ボタンを押すと無事に先頭部分の指定は終わりました。同様にCMの最後の部分で決定をすると不要な部分が切り取られます。切り取られると言っても、実際にはこのときに編集がされるわけではなく、もとの映像はそのままで、最初と最後のマークが付くだけで、再生するときにここを飛ばして再生してくれるようです。従って、どんなに切り取ってもHDDの専有面積は減ることはありません。(DVDに焼き込むときに切り取られるようです)
だいたい15分単位に2分のCMがあるようなので、順次、上記の操作を繰り返して、不要な部分の指定を全て終わらせました。2時間程度の時間に収まったのではないかと思います。
PSX DVDへのダビング
DVDに焼くときにはメニュー画面から「ダビング」を指定するとダビング対象の映像を選ぶように指示されます。「クリスマスの約束」を指定しても、なお半分くらいのDVD-Rの空きが残ってしまうようなので、「ぶらり途中下車の旅」と「ミュージックフェア」を一緒に指定して、1枚のDVDに焼き込むように指定しました。DVD-Rメディアは近所のディスカウントストアで安売りしていた台湾製の「SAEHAN」という会社の「FOR VIDEO」という指定の入った怪しい?DVD-Rです。リモコンで指定するだけで何の問題もなく、約40分程度でダビングが完了しました。パソコンでDVD-Rを作成するときと比べると、とても手軽で、本当に誰にでもDVD-Rを作成できるような気がします。出来上がったDVD-Rを他のDVDプレーヤで再生しても問題なく再生ができました。EPモードではありますが、ノイズや画像の乱れ等はほとんど気にならない、安定した画質を楽しむことができました。素晴らしい技術だと思います。
なお、本機における録画やダビングの制限の関係は下表の通りになっています。コピーワンス(1回だけ録画可能)の番組がHDDには録画できるけれどもDVDに焼くことができないのは少し痛い制限ではありますが、アナログ放送をメインに使っているので特に私の場合は問題になることは無さそうです。
コピー防止信号の種類 | 本機のHDDに録画 | HDDからDVDにダビング |
---|---|---|
録画自由(地上波放送など) | ○ | ○ |
1回だけ録画可能(BSデジタル放送など) | ○ | × |
録画禁止(DVDビデオなど) | × | × |
DVDへのダビング機能の中で残念なのは、書き込みを行っている最中は何も他の操作はできなくなってしまう点です。「X」マークを押して、メニュー画面に戻ろうとしても、「DVDへの書き込みを中止するか?」と聞かれてしまいます。DVDへの書き込み速度が最初の仕様発表時より半分の速度になったのは仕方がないにしろ、書き込み中に何か他の操作をできるようにして貰えればうれしかったです。
(2004.1.3追記)
使用するDVDのメディアについては、、本来であれば国産の有名メーカー製の製品を使いたいところですが、まだまだ値段が高いため、主に台湾製のDVD-Rメディアを使用しています。どんなメディアを使っているかについては、「こちらのページ」に整理しましたので、興味のあるかたはご覧ください。
また、SONYの公式ページにあるFAQに以下の記載がありました。
Q.DVD の記録フォーマットは何ですか?
A.DVD-R、DVD-RW対応です。DVD+RWについては、今後ネットワークなどを介したファームウェアアップグレードでの対応を予定しています。
これだけ公に宣言してくれているということは、DVD+RWへの対応はかなり期待しても良いということでしょうか。
ここまで、HDDからDVDへダビングすることについて書きましたが、逆のDVDからHDDにコピーする機能は残念ながら付いていません。コピーガードが付いていない、自分で作ったDVDを別のDVDへコピーしたいときは、本機だけでは対応できず、外付けでDVDプレーヤを接続して本機のHDDに録画するような形で対応できるかと思いますが、かなり面倒くさいですね。
(2004.3.30追記)
30分間の毎週やっている番組がハードディスクに溜まってきたので、まとめて、1枚のDVDへダビングをしました。このとき、DVDは30分ごとに区切られて番組が複数はいることになりますが、このとき、ある番組を見ているときに次の番組をみたいときには、どのような操作をすれば良いのでしょう?
当然、次のチャプターへ送れば良いと思っていたのですが、出来たDVDをセットしてボタンを押しても反応しません。これは焼きミスをしたかな?と思いつつも色々なボタンを押していると、メニューボタンを押すと次の番組が再生できることがわかりました。これで仕様通りなのか否かよく判りません。
(2004.6.12追記)
PSXでゴールデンタイムに放送されているドラマや再放送枠で放送されているドラマを撮りためています。今日は再放送枠で放送されていたドラマがかなり溜まってきたので、その中身をチェックしてみました。すると、「きみはペット」というドラマが1話から最終話の10話まできちんと全てが録画されていることが判りました。
せっかくなので、DVD-Rに保存しておくことにしました。土曜日の朝は「ぶらり途中下車の旅」を9時30分から録画予約しているので、「あとXX分で録画予約が・・・」というワーニングメッセージが出てきましたが、別にテレビの方をオンタイムで見るからDVD-Rへの保存を優先して良いかと思い、そのまま作業を続行しました。当然、DVD-Rへのダビングの作業が続行されて、留守録の方がキャンセルされると思ったのです。
ぶらり途中下車の旅が始まり、そのままダビングをしながらテレビを見ているつもりだったのですが、何と、PSXのほうは「ダビングに失敗しました」の無情なエラーメッセージが出てダビングが途中で終わってしまいました。しかも、何くわぬように「ぶらり途中下車の旅」を録画しています。どうもDVDへのダビングを途中でキャンセルして、留守録の方を優先してくれたようです。従って、DVD-Rが1枚無駄になってしまいました。非常にもったいないことをしました。なんで、今回はこんな動きをしたのか非常に不思議ですが、ワーニングメッセージが出たときにはこれからは素直に従って、DVDへのダビングは作業を中止しようと思います。
安価なDVDメディアの紹介
安価なDVDメディアをPSXで使用したときの状況は、DVD-Rメディアのページに徐々に追加していっていますが、ここでは楽天市場で購入できる安価なDVDメディアを紹介しておきます。
PSX 写真を楽しむ?
このPSXにはメモリースティック専用のスロットが付いています。ここにSONYのデジカメ等で写真をため込んだメモリースティックを差し込むと、撮った写真を簡単にテレビ画面で楽しむことが出来るようになります。
「この機能は使わないだろうな?」と思っていた矢先、1月1日(元旦)の初日の出を見るために、子供たちを都庁まで連れて行かなければいけない羽目になり、子供たちが初日の出の写真を撮ってくれと言うので、持っていったSONYの携帯電話(SO505i)で何枚も写真を撮りました。
家に帰ってみると、妻から「撮った写真を見せて欲しい」というリクエストがあり、PSXの登場となりました。SO505iにはメモリースティックとは言っても、より小型化されたメモリースティックデュオという規格のメモリーを使うようになっています。このメモリースティックDUOはアダプターを使うことによって普通のメモリースティックスロットに入れることができます。SO505iにはこのアダプタも一緒に付いてきたので、PSXのスロットに差し込むことができました。
メニューからメモリースティックを選択して、見たい写真を選べば、簡単にテレビの画面で見ることができます。また、スティックを左右に動かせば、前後の写真を見ることができるので、とても便利に使用することができました。
今回は携帯電話がSONY製で互換性があってちょうど良かったのですが、普段使っているデジカメはCANON製で、メモリーの規格もコンパクトフラッシュであるため、互換性がありません。最近ではメモリースティックのシェアがどんどん上がってきているようですが、まだまだ私のように別のメディアを使っている人も多いかと思います。SONYで身の回りのものを揃えている人にはちょうど良い機能だと思います。
PSX 音楽を楽しむ
CDを入れれば音楽を楽しむことができます。画面では音楽に合わせてビジュアライザーの機能により様々な幻想的な模様が出てきます。ちょうど、パソコンで言うと、WINDOWS MEDIA PLAYERに付いてくる「視覚エフェクト機能」と同じ機能です。

また、CDの音楽をリッピングして、PSX付属のハードディスクに保存することが可能です。ハードディスクに保存するときにはATRAC3形式で圧縮されて保存されます。取り込み時のビットレートは、132Kbps、105Kbps、66Kbpから選択でき、この選択は「ミュージックの設定」画面で予め指定しておきます。私の場合はPSXを普通のテレビに繋げていて、スピーカーもテレビ付属のスピーカーでたいした音はしないので、最低のビットレート(66Kbps)を指定しています。これでも全く不満はありません。オーディオセット等に接続している場合は音質に不満を感じるかもしれません。
以下の場合は、CDをハードディスクに取り込むことはできません。(マニュアルより抜粋)
- CD規格に準拠していないCD (って、どんなCDだろう?)
- レーベルゲートCD
- DTS-CD
- CD規格に準拠していない著作権保護技術付きの音楽ディスクは取り込めない場合があります。(ということは取り込める場合もあるということ?)
PSX ゲーム機能
プレイステーション2と同等のゲーム機能です。しかし、標準ではゲームのコントローラーが付いてきません。私が買ったお店では10%のポイント還元が付いたので、このポイントを使ってコントローラーを購入しました。

最初はコネクタの形状か何かがPS2とは違っていて、コントローラも専用のものを買わなければいけないのかなと思っていたのですが、店員が隣の人に説明しているのを聞いていると、どうも、同じものが使えるようです。離れたところからでも操作ができるようにコードが長めになっていて、色を揃えているのが違いだと説明していました。
逆にPSX専用のコントローラはPS2で使わない方が良いようです。SONYのサイトに次の記述があります。
→“PSX”専用アナログコントローラは、電波妨害の原因および信号の劣化などの理由で、”PSX”以外での使用はお控え下さい。
価格comの掲示板などを読んでいると、PS2用のコントローラを使っていると電源を入れることができなくなったり、電源を切ることもできなくなったりすることが発生するようでうので、コントローラが必要な場合は上記のPSX純正コントローラを購入しておいたほうが安心かもしれません。
SONYのサイトには以下の記述があります。
コントローラ、メモリーカードはそのままご使用になれますが、以下の機器については”PSX”の仕様により接続ができません。
〔接続できない周辺機器〕
“PlayStation 2”専用マルチタップ(SCPH-10090)
“PocketStation”(SCPH-4000、SCPH-4000C)
“PlayStation BB Unit”(SCPH-10210、10260、10390、10400)
“PlayStation 2”専用ネットワークアダプターSCPH-10190、10250、10350)
“PlayStation 2”専用ハードディスクドライブ(SCPH-20400、20401)
対戦ケーブル(SCPH-1040)
“PlayStation”“PSone”“PlayStation 2”のAVマルチ出力端子に対応した各種AVケーブル類
価格comの掲示板に書かれていることが本当だとすると、何となくこの記述と矛盾するような気がします・・。
なお、ゲームコントローラ端子は背面にあります。また、奥まったところにあるので、抜き差しは非常に面倒です。PS2とコントローラを共有して、抜き差ししながら使おうというのはあまり向いていないようです。コントローラを多用する場合は、PSXに接続するための専用のコントローラを準備することをお薦めします。
ゲームをしているときに番組の録画を予約した時間になってしまったときは、そのまま何事も無かったかのように、予約録画はできるようです、従って、熱中してゲームをPLAYすることができます・・・。
PSXがハングアップしたときの対処
原因はよく判らないのですが、なぜかPSXがハングアップしているときがあります。私の場合は、画面が真っ黒のままで、電源ボタンを単に押しただけでは少しみどりのランプが点滅する以外は何も変化が起こらないので、最悪、電源ケーブルを引っこ抜こうかとも思ったのですが、ものは試しで、最近のパソコンと同じように、電源ボタンを押し続けてみました。すると、最近のパソコンとやはり同様に電源を切ることが出来ました。そして、もう一度、電源ボタンを押すと、いつもと同じように立ち上がってくれました。ファームウエア自体は2回目のアップデートをしたものでもハングアップが発生しているので、少し嫌なのですが、まだ、最悪の事態(番組を予約していたにもかかわらず予約できずにハングアップ)は発生していないので、許しています。
PSX ネットワーク接続
本機の背面にはLANケーブルを接続するための端子があります。この端子はPSXのソフトウエア更新サービスを利用するときに使う端子で、それ以外では現在のところは使い道が無いようです。それ以外ではプレイステーション2のネットワークゲームを楽しむ際に使用することができるようです。ただし、オンラインゲームを楽しむ際には以下の制約があるようです。
→ただし一部のタイトルについては、“PlayStation BB Navigator”Ver0.31が持つ、“PlayStation BB”チャンネルの閲覧、メール、決済機能(feega)が使用できないため利用方法が“PlayStation 2”と異なる場合があります。
基本的にはCATVインターネットやADSL、そして光ファイバーなどのブロードバンドサービスを活用している人が使うことを想定していて、ダイヤルアップ回線は対象となっていないようです。(ダイアルアップルータを使えば、使えないことは無いような気はしますが・・・) この機械とブロードバンドルータのLAN側の端子を繋げ、必要な設定を行えば使うことができるようです。通常の端末機器と同じようにIPアドレスの設定、DNSの設定、フレッツADSLやBフレッツなどのPPPOEでサービスしている回線事業者を使用する場合はユーザIDやパスワードなどを設定する仕組みになっています。
(2004.12.28追記)
東芝のRD-XS53というDVDレコーダーを購入したのですが、噂のとおりに機能が豊富で驚かされました。特に上記の機種をはじめ最近の機種ではネットワークを活用した機能が進化しています。たとえば、パソコンで電子番組表を表示してRD-XS53の録画予約ができる機能をはじめとしたネットDEナビ機能、東芝の対応機器間で録画した番組を相互にダビングできるネットDEダビング機能などがそれにあたります。これを一旦使用してしまうと、SONYのPSXについてはそのネットワーク機能の貧弱さが目についてしまいます。せっかく、ネットワークに接続する機能がハード的には設けられているのですから、今後、SONYとして積極的に機能を強化していくべき箇所の一つだと思います。
無線LANでPSXをネットワークにつなげたい (2004.2.14追記)
PSXには有線LANポートしかついていないため、そのままではもちろん無線LANに接続することはできません。しかし、無線LANを有線LANに変換してくれるアダプタを各社が発売しているので、これを購入すれば接続できる可能性があります。しかし、このアダプタは意外と値段が高いので、あまりコストパフォーマンスが良くないのですが、最近は802.11b関連商品が投げ売りされる傾向があって、そんななか、近所のサトー無線でNECの製品がかなり安い値段で売っているのを見つけました。NECのAterm WL11E2という商品です。
買ってきたまでは良かったのですが、家で使っているIODATAのアクセスポイントにうまく繋がってくれません。MACアドレスでフィルタリングをしているので、この辺が何か悪さをしているような気がしてならないのですが、ちょうどアクセスポイントの機種を802.11gに対応した製品に変更しようとしているところなので、もうIODATAのアクセスポイントでは悪戦苦闘はしないで、新しいアクセスポイントが届いたあとに設定を続けたいと思います。別途、レポートします。
(2004.3.30追記)
BUFFALOのアクセスポイントが届いてセッティングを行ったのですが、結局、NECのアダプタはBUFFALOのアクセスポイントにもつながりませんでした。結局、NECのアダプタは箱に書いてあったNECの接続対応機種でしか接続できないようです。せっかく購入したのに残念なことをしました。NECのアダプタについてはYahoo!オークションを使って処分しました。サトー無線で投げ売りされていた値段よりも高く、オークションでは売ることができました。
PSX 売れ行き
発売一週間後に近くのLAOXで私が購入した時点では、上位機種のほうが売り切れで、DSER5000の方だけが在庫があるという状況でした。そこそこ売れているのかなというのが、このときの印象だったのですが、その後の売れ行きはどうでしょう。
たまたま、1月3日に秋葉原へ行く機会があったので、PSXの売れ行きを観察してみました。だいたい、どこのお店でも、「PSX:すぐにお持ち帰りできます」という感じでしたね。しかも、秋葉原の町中で、PSXの箱をぶら下げて歩いている人はとうとう見かけませんでした。ということで、残念ながら、あまり爆発的に売れているという感じではないですね。SONYも、かなり前から仕込んできた製品だけに予想外の出来事だったのではないでしょうか。
また、楽天市場の下記のバナーのページで、商品の売れ行きランキングを確認することができますが、私が見た年間ランキングでは残念ながら、PSXは登場してきませんでした。まぁ、12月13日発売ということで他の製品と比べて年間ランキングではハンディがあるので致し方無いところでようか。
PSX バージョンアップ
平成16年1月26日、発売から1ヶ月以上経過して、ようやくバージョンアップの通知が来ました。今回のバージョンアップの内容は以下のとおりです。実際にアップグレードが可能になる日は「2月初旬から」としてあり、具体的な日付は明らかにしていません。
- HDDからDVDへのダビング速度が最大24倍速に向上します。(DVD-R4倍速対応メディアSLPモード時)
- TIFF形式の静止画に対応します。(メモリースティックまたはUSB接続による取り込み、ソニー製デジタルスチルカメラのみ)
- 音楽フォーマットMP3に対応します。(CD-Rからの再生、HDDへのMP3ファイルの取込)
- 延長録画時の再延長設定が可能になります。
- ビデオ再生時のフラッシュ機能(約15秒前後のシーンに早送り/早戻し)が可能になります。
- ビデオタイトルソート機能が追加となります。(日付順、タイトル順、ジャンル別、視聴・未視聴別などの並べ替え)
- タイトル入力時にUSBキーボードに対応します。(“プレイステーション 2”対応キーボード)
この次のバージョンアップでは、DVD+RWの録画再生、静止画フォーマットGIF形式の対応、サイバーショットの動画フォーマットの再生・取込“プレイステーション BB”などが予定されているようです。
(2004年2月7日追記)
2月5日になりSONYからバージョンアップの予定とバージョンアップ内容が再度発表になりました。今回、発表された追加機能は以下のとおりです。
【アップグレード内容】
- HDDからDVDへのダビング速度が最大24倍速に向上します。(DVD-R4倍速対応メディアSLPモード時)
- 音楽フォーマットMP3に対応します。(CD-Rからの再生、HDDへのMP3ファイルの取込)
- TIFF形式の静止画に対応します。(メモリースティックまたはUSB接続による取り込み、ソニー製デジタルスチルカメラのみ)
- 延長録画時の再延長設定が可能になります。
- ビデオ再生時のフラッシュ機能(約15秒前後のシーンに早送り/早戻し)が可能になります。
- 早送り、早戻しの30倍速に対応(2倍、10倍、120倍に加え、30倍のサーチができるようになりました)
- ビデオタイトルソート機能が追加となります。(日付順、タイトル順、ジャンル別、視聴・未視聴別などの並べ替え)
- タイトル入力時にUSBキーボードに対応します。(”プレイステーション 2”対応キーボード)
何気なく、1つだけ機能が追加されています。「30倍速対応」の機能です。これは本当に必要な機能です。1回目のアップグレードの発表では、なぜ発表しなかったのか不思議です。最初は隠しておいて、2回目の発表で話題にしようと思ったのでしょうか・・・。
(2004年2月11日追記)
2月10日からアップデートがはじまりました。11日が休みだったので、朝からネットワークアップデートに挑戦です。とはいっても、1階には無線LANの電波しか届いていないため、PSXで使用することはできません。仕方がないので、PSXを1階から2階へ運んで、ネットワークケーブルをブロードバンドルータと接続しました。
メニューからネットワークアップデートを選んだところ、「ネットワークの設定を行ってくれ」と怒られたため、ネットワーク設定のメニューに移ります。PPPOE接続をするか否かを最初に聞かれましたが、PPPOE接続はブロードバンドルータがやってくれているので、「NO」を選択し、以降は全て「自動」に設定、これでネットワークにはうまく接続ができました。
再度、ネットワークアップデートを選んだところ、無事にダウンロードが始まって、何度かの再起動を通してアップデートが終わりました。15分くらいの時間がかかりました。子供のためにPSXで「のりスタ」を7時30分から録画予約をしていたのですが、残念ながらアップデートがかかってしまって、録画することができませんでした。ちゃんと、「10分以内に番組予約が始まりますがアップデートを続けますか?」と警告を出してきてくれました。PSXのファームウエアの製造は短期間で作られたと言われていましたが、細かい部分には色々気配りされているようには思います。
アップデートが終わったあとに使ってみたところ、30倍速早送り機能と15秒間のフラッシュ機能はとても便利です。フラッシュ機能をリモコンのL2、R2ボタンで使いたい場合はアップデートするだけではダメでビデオ設定メニューでボタンの割り当てを変更する必要があります。本当は再生のときに使われていない、スティックの上向き方向と下向き方向を活用して欲しかったというのが本音です。再生機能はだんだん他のDVDレコーダの機能に追いついてきた感じです。あとは再生機能でぜひ欲しい機能は、音声付き1.5倍速再生です。これが付けばとりあえずは私から見ると文句なしになります。
DVDのダビングスピードが倍になったことは私にとってはあまり関係がありません。というのも安い台湾製の等倍速メディアを使うことが多いせいです今後、DVDメディアがもっと安くなると4倍速の恩恵にあずかることができるかもしれません。
(2004.7.2追記)
15秒単位でコマーシャルなどを飛ばすことができるフラッシュ機能ですが、ちょっとだけ不具合があります。コマーシャルが始まったところで一回フラッシュして、次に再生が始まるか始まらないかのうちに間髪を入れずに再度フラッシュをすると、ときどき、「カクカクカク」という感じでしばらく画面が止まったような感じになって、また15秒間先に飛ばされるという感じになることがあります。これは常に発生するわけではなくて、すぐに次のフラッシュ機能が効くこともあるので、何が原因なのかはよく判りません。一回フラッシュしたあとは、すぐにフラッシュをせずに、1呼吸置いてからフラッシュをすると問題が無いようです。次のアップデートで直っていることを期待しています。
PSXアップデート第二弾 (2004.3.27追記)
PSXのアップデート第二弾が発表されました。今回の追加機能は以下の通りです。
- DVD+RWの録画・再生(※追記はできません ※SLPモードコンテンツは除く)
- 早見再生(1.3倍速)
- 静止画機能の拡張
- CD-Rからの静止画・動画の再生・取り込み(JPEG、TIFF、GIF、MPEG1フォーマット)
- サイバーショット動画フォーマットの再生・取り込み(DCF規格)
- GIF形式の静止画に対応(クリップモーションのみ、サイバーショットのみ)
- その他
- 2ヶ国語音声録画(HDD、DVD-RW(VRモード)への録画)
- CD-R上のMP3認識可能曲数が99曲/1フォルダに増加
- 市販DVDソフトの早送り、早戻し30倍速
- 番組表上での予約修正の対応
- ソフトウェアの修正
- 静止画スライドショー再生時に途中で停止する点の修正
この中で一番うれしいのは、1.3倍速再生です。きちんと発表されていませんが、音声付きでないと魅力半減ですので絶対に音声付きであってほしいです。月末が楽しみです。
今回は第三弾のアップグレードの予告がありませんでした。もうこれでアップデートは終わりなのでしょうか? だとすれば残念ではありますが、ようやく普通のDVDレコーダーに追いついてきたような気がします。
(2004.4.4追記)
既にネットワークによるPSXのアップデートは始まっているのですが、今のところ、まだアップデート作業をしていません。有線のLAN設備がある2階にPSXを運んで作業をしなければいけないのですが、単にそれが面倒くさいだけです。そうこうしているうちに、第二回のアップデート結果を検証するページが現れ始めたので紹介しておきます。
レポートの内容は、あまり好意的な内容ではないようです。そろそろ私も重い腰をあげてアップデート作業をやろうと思います。
(2004.4.4追記)
せっかくなのでアップデートを実施しました。1回目尾アップデートよりも「ダウンロード」のステップに時間がかかったような気がします。とKに50%の表示の近辺になってからガクンと進行状況が進むのが遅くなっていました。そのときのハードディスクアクセスランプを見たところ、激しくハードディスクにアクセスしていたので、ダウンロード以外に並行して何かのステップが並行して走っているような感じがしました。ダウンロードが終わってからしばらく、今度はアップデートのステップが走って、時間がたつうちに自然と電源が切れました。当然、ここでアップグレードが終わったものと思い、PSXをネットワークから外して、もともとあった場所に持っていきました。そこで、電源を再投入すると、何とまたアップデートのステップが走り始めたのです。もうネットワークの環境からは切り離してしまっているので、ネットワークに再アクセスすることがあったらたいへんだと進行状況を見守っていたのですが、無事にアップデートのステップは完了しました。ぜったいに試してみたかった1.3倍速再生ですが、きちんと音声付きで再生されました。しかも、音程が高くならないように制御がかかっているようです。テンポだけが速くなって、音程は上がらないようになっています。これならば、撮りためたドラマを見るのが30%早く見られるようになります。
1.3倍速再生の使い方ですが、リモコンでボタン一発で操作できれば一番良いのですが、さすがにあとから追加された機能だけにそういう訳にはいかないようで、HDDに録画したビデオを再生中に「△」のボタンを押し、画面に出たメニュー画面にそって「→1.3」という項目を指定することによって1.3倍速になります。本当であれば再生中は機能的にあいているボタンがいくつかあるので、そのボタンをうまく活用してくれれば良かったのですが、そうはうまくいかなかったのでしょうか。
他に追加された機能はとりあえずは使う予定は無さそうなので、確認はここまでとします。次のアップデートがされることはあるのか否かということが最大の関心事です。
PSXアップデートディスク到着 (2004.2.28)
アップデートディスクがSONYから届きました。CD-ROMと取扱説明書、そしてピンクの「アップデートを行う前に必ずお読みください」というピンクの紙が1枚入っていました。取扱説明書は単にアップデートの方法だけではなく、アップデート後に増えた機能の操作方法も一緒に書かれています。
このマニュアルを読んでいて気がついたのですが、いくつか制約や設定があるんですね。MP3の入ったCDを作るときには、フォルダー構成は1階層目にフォルダ、2階層目にMP3ファイルを持ってこなければいけない、キーボードは単に接続するだけではなく、設定メニューで「英語キーボードか日本語キーボードか」を選んでおく必要がある、キーを長押ししたときの文字入力開始時間を設定およびキーを長押ししたときの文字入力速度を設定する機能が増えている、ローマ字入力かかな入力かを設定、キーバインド(日本語の変換方法)を2種類から選択・設定、といったものがあるようです。設定メニューがこんなに増えていたとは思いませんでした。ネットワークからアップデートしたとはいえ、取扱説明書をじっくり読めるという点でアップデートディスクを貰っておいて良かったです。
PSXアップデート第三弾 (2004.8.3追記)
本日より、インターネットを経由したPSXのアップデートサービス第三弾が始まりました。今日もまた、PSXの本体を無線LAN環境しかない1階から、有線LAN環境がある2階へえっちらおっちらと運んで、ネットワークケーブルを接続してメニューからアップデートを選択したところ、いきなりPSXがハングアップしてしまいました。こんなときはあわてず騒がず、電源ボタンを5秒程度長押しすれば強制的に電源を切ることが出来ます。この機械を使っていると、ハングアップすることが過去何回かあったため、対処は完璧です。しばらくたってから、再度、電源ボタンを入れると、見慣れた起動画面がホワーンという音とともに出てきます。
今度はさぼらずに、ネットワーク設定から始めました。ブロードバンドルーターの内側に接続しているので、Bフレッツを使用していますがPPPOEは使用しないを選択し、IPアドレスの払い出しなどは変なトラブルが発生しないように自動で払い出しをうけるようにしました。無事にネットワーク接続は完了し、続いてソフトウエアのアップデートに移ります。今度はメニューからアップデートを選択してもハングアップをすることなしにきちんとメニュー画面が出てきました。前回は、ネットワーク設定がいい加減な状態で残っていて、この設定を見に行ったところで機械がハングアップしてしまったのではないかと睨んでいます。
今回はアップデートの様子を写真に撮っておきましたので掲載しておきます。
最初はソフトウエアのダウンロードのプロセスです。この画面はBフレッツの環境でも5分程度続きました。

ダウンロードを行っている最中はハードディスクのアクセスランプが激しく点滅しています。ちなみにハードディスクのアクセスランプは下の写真の青い丸をつけたところにあります。黄色く光っていることが判るでしょうか。

ダウンロードが終わってしばらくたつと、使用許諾契約の画面が出てきました。

次の画面で使用許諾に同意を求める画面です。

同意をするとインストールが始まります。

この画面になってからがとても時間がかかります。PSXがハングアップしているのではないかと思うこともしばしばでしたが、決して電源を切ることなく気長に待ってください。10分くらいの覚悟は必要です。

いったん、電源が切れます。電源を手動で投入すると、また同じ画面が出てきます。これがまた長いです。気長に待ってください。

自然にテレビ画面が映るはずです。この時点でアップデートは完了です。
アップデートを行うとメニューは以下のような形になります。一番右の「PSBB」というのが気になります。

PSBBのメニューの中身は下記のようになっています。この下の方にはBANDAIとかKONAMIとかゲームメーカーのアイコンが並びます。

(2004.8.7追記)
今日、PSXのハードディスクにたまった番組をDVDにダビングしようとしたところ、今回のアップデートが加わった新機能に出くわしました。DVDのメニュー画面で背景画像を選択する画面が加わっていたのです。確かにいろいろな背景が準備されていました。メニューにも1番組分、4番組分、8番組分といったいくつかのパターンがありますので、その組み合わせ分だけ選ぶことができます。ソフトウエアのアップデートでここまで機能が追加されるのかと、少し感度しました。
PSX USBキーボードの活用 (2004.2.14追記)
2月のバージョンアップでUSBキーボードが使えるようになったことを受けて、さっそくUSBキーボードを購入してきました。SANWAサプライのSKB-109LUBKという製品です。

信長の野望Online、FFXI動作確認済というシールが貼られていたので、PS2でも動いているんだからPSXでも大丈夫だろうという軽い気持ちで購入しました。キーボードケーブルが3mの長さがあって、PSXから少し離れた場所からでも打ち込めるのがなかなか良い点です。本当はもう少し小さめのキーボードの方が良かったのですが、値段が高かったのと、PSXで使えなかった場合のつぶしが効かなくなってしまうので、この商品で良いと判断したしだいです。
自宅に持ち帰り、PSXに接続してみると、最初はリモコンのスティックの機能がきちんと使えないという事象がでましたが、PSXの電源を切って、USBキーボードのコネクタを抜き差しして、PSXの電源をONにしたところ問題が無くなりました。
キーボード設定の画面でUSBキーボードを用いて入力をしてみたところ、ソフトウエアキーボードとは全く違う、本当に打ち込みやすいことを実感できました。ただし、変換に伴う操作が、どうもATOKのデフォルトと異なる(MS-IMEに近いイメージ)ので、その部分はちょっと慣れるまでは時間がかかりそうです。日本語FEPのように、プロパティでテンプレートが選択できると良いのですが、そこまでPSXに望むのは無理なことでしょう。
新機種登場&バージョンアップ (2004.7.2追記)
平成16年6月16日にPSXの後継機種が発表になりました。ニュースを見たとき、これで初代機のバージョンアップも終わりで、初代機のたたき売りが始まるかな?と思ったところ、なんと、ハードウエア的には後継機は初代機と全く同じだそうです。何が違うかというと、ソフトウエアで機能拡張できる部分で、下記の機能が初代機と比べると拡張されています。
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(DVD-RW(VRモード)/+RWへのダビング時) |
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・HDDからDVDへのダビング時に録画モードの変更が可能。 (6段階の録画モードから自動・手動で変更が可能です)・HDD上のコンテンツの録画モードが変更可能。 |
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※オンラインゲームはこれまで同様、お楽しみいただけます。●その他 ・音楽再生時のビジュアライザーに静止画を追加。・DVD-RW(VRモード)でのダビング時、HDDでのA-B消去部分などの編集結果を反映してダビングする機能。・2カ国語でHDDに記録したタイトルから主音声、副音声のいずれかを選択してDVD-R、DVD-RW(ビデオモード)、DVD+RWにダビングする機能。・録画予約時のタイトル名変更機能。・ソフトウェアの修正 サイズの大きな静止画のスライドショーが停止する問題の修正 |
また、うれしいことに、これらの機能は、初代機のユーザーに対しても、第三弾のアップグレードということでバージョンアップが予定されています。こちらは7月15日からネットワークダウンロードが可能になるそうです。昨年末に発売された他のHDDレコーダーは、もう後継機種がでていたり、出る噂があったりで、過去の機種になりつつありますが、PSXはまだ現行製品同等の機能を楽しむことが結果としては出来るようになりました。SONYにしてみては、初代機の在庫がはけてしまっていたら、ハードウエア的にも更に進化した機種を出して、初代機ユーザーは切り捨てられる運命にあったと思うのですが、SONYが予定していたよりも売れなかったがために、初代機ユーザーにとっては良い方向に向かったように思います。
後継機種を購入したユーザーのために、まだ2回くらいはアップグレードがされたらいいなと勝手に期待しています。
投げ売り (2004.9.11追記)
9月に入ってから 楽天市場 にあるお店を中心に急に値段が下がりました。160GBモデルで3万円台、250GBモデルで4万円台というのが主流です。最初は、ビックカメラやヨドバシカメラといった普通の値段で売っているところと、 楽天市場 の一部のお店のような極端な安値で売られているお店と二極化していたのですが、9月10日には大手量販店の値段も安値で統一されてきています。もう新機種の投入に向けて、一斉の在庫処分に走っているものと思われます。これから先、さらに値段が安くなるのか、今のまま在庫が無くなってしまうのか、どちらで推移するかを予測するのは困難ですが、現在の価格でもかなりの勢いで売れていることは間違いがないので、もしかするとこのまま在庫が無くなってしまうのかもしれません。
(2004.10.6追記)
あまりにもPSXの値段が大きく下がってきたのと、最近になって在庫が尽きてきた感じがあるので、1台追加して購入することにしました。最初に購入したDESR-5000は居間に置いてありますが、新しく購入したDESR-5100は自分の部屋に設置します。値段は税抜き、送料込みで3万9800円で購入しました。当初は税込みで4万円以下のお店もあったのですが、既に出遅れ感があるので仕方がありません。楽天市場にある「いーでじゲーム館」というところで購入しました。
購入したDESR-5100にはファームウエアは最新の1.31が入っていました。ネットの一部には倉庫の中にうずたかく積まれた初代PSXのファームウエアをアップデートして型番シールを貼り直して、DESR-5100の化粧箱に入れてドンドン出荷しているのではないかという憶測がありますが、このファームウエアの状況から考えると案外と合っているのかもしれません。
(2004.12.28追記)
東芝の多機能DVDレコーダー、RD-XS53を購入した関係で、あとから追加して購入したDESR-5100の必要性が少なくなってきたので、Yahoo!オークションを通して売却しました。以前から使用しているDESR-5000のほうは、居間で家族が便利に使っています。
新世代PSX DESR-5500、DESR-7500 (2004.12.28追記)
従来のDESR5100、DESR-7100については、初代機と比べてもハードウエア的な違いは無かったのですが、この12月からはハードウエアにも手を加えたDESR-5500、DESR-7500という新しいラインナップが発売開始になりました。基本的な商品のコンセプトは変わっていないように見えますが、ハードウエア的にはDESR-5500からゴーストリダクションチューナー(GRT)が削除されてしまったのが最も痛いと改悪点です。改善点としては、ソフトウエア的な進化ではありますが、「X-アプリ」というものが搭載されて、従来の「スゴ録」に搭載されていたような、「おまかせまる録機能」が搭載されました。キーワードを設定しておくと自動的に番組表上でそのキーワードを検索して、自動的に録画していってくれる機能です。従来のPSXでは、キーワードを設定して番組表を検索する機能まではあったのですが、その検索結果を自動的に録画してくれる機能まではありませんでした。たとえば、毎週連続して放送されるドラマを録画したいとき、そのドラマのタイトルの一部をキーワードとして設定しておくことで、ドラマが自動的に録画されていきます。たとえば、最終回だけスペシャルで2時間枠に拡大されるというときも、きちんと番組表上でそのデータが入っていれば、その放送時間帯で録画をしてくれます。(急な野球の放送時間の延長などについては番組表データが更新されないため、リアルタイムに録画時間を変更してくれるようなことはありません)
ホームシアターシステムとの組み合わせ (2005.5.7追記)
今までは単純にPSXと25インチのテレビを組み合わせて居間に置いてあったのですが、テレビのスピーカーだと音質が今ひとつなので、ホームシアターシステムと組み合わせることにしました。ホームシアターシステムとはいっても、楽天市場で在庫処分をしていた1万円そこそこのYAMAHA製TSS-10というモデルです。1万円程度で買ったため、そんなに音質に対して期待をしていなかったのですが、テレビのスピーカーとはまったく違う音を楽しめるようになりました。PSXとの間は光デジタルケーブル1本で接続をしています。
レポートはこちら → YAMAHA TSS-10
ホームシアターシステムの買い換え (2006.2.19追記)
SONYのBRAVIAを購入しました。これに伴い、地上デジタルやBSデジタルの5.1サラウンド音声を楽しむためにAACフォーマットに対応したホームシアターシステムが必要になるため、DENON DHT-M330 ホームシアターセットを購入しました。
レポートはこちら → DENON DHT-M330 ホームシアターセット
スゴ録を購入 (2006.2.19追記)
最近、家族もPSXを頻繁に使うようになってきて、DVDレコーダーの奪い合いが始まったので、もう一台のDVDレコーダーを購入することにしました。今回も同じSONYの製品を購入することにしました。
レポートはこちら → SONY DVDレコーダー スゴ録 RDR-HX65
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