これまでのファイル転送やデータ交換の手段としてはWindowsネットワーク上のSMB(Samba)やインターネット上のFTPというサービスが利用されてきましたが、セキュリティ対策としてファイア-ウオールを設けた場合は違うゾーンのホストとの接続にSMBやFTPが使えないことが多く不便なことがありました。これに対応するSMBやFTPに変わる次世代のファイル転送の手段として運用されつつあるのがWebDAVという仕組みです。
Webdavとは「Web-based Distributed Authoring and Versioning」の略で、Webサーバ上でファイルの編集や管理、配置などの作業をするための仕組みです。Webdavで特定のディレクトリをWebdavで指定することにより、インターネット上の離れたところにあるパソコンからでもそのディレクトリ上のファイルにアクセスすることが出来るようになります。また、FTPなどと違ってポート番号はHTTPと同じ80番を使用するので、HTTP以外は使えないようなファイアウオールの中Kらでもアクセスすることが出来ます。
1.Apacheの設定
RedhatLinux8.0に含まれるApacheにはデフォルトでWebdavの機能が組み込まれています。従って、ファイルの共用を行いたいディレクトリを作成し、そのディレクトリのパーミッションを変更し、Apacheのコンフィグレーションファイルを変更しApacheを再起動するだけでWebdavの機能が使えるようになります。たとえば、testという名前のディレクトリを共用するとして手順を紹介します。
cd /var/www/html
mkdir test
上記で公開用のドキュメントルートの配下にtestというディレクトリが作られます。次にapacheがアクセスできるようにパーミションを変更します。
cd /var/www/html
chown apache:apache test
ls -l
最後のlsコマンドはオーナーが変わったことを確認するために打っているコマンドです。次に設定ファイルを変更します。
vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
これで一番最後の行に下記の、<Directory・・・以下の設定を追加します。

書き込みが終わったあとにapacheを再起動します。
2.クライアントの設定
(1) ネットワークプレースの追加
windows xpの場合、エクスプローラで「マイネットワーク」をクリックすると下記の画面が出てくると思います。この中で、「ネットワークプレースの追加」をクリックします。

(2) ウイザードの開始

(3) 場所の選択
「別のネットワークの場所を選択」を指定して、「次へ」を押す。

(4) アドレスの指定
アドレスを指定します。たとえば、「https://www.painfo.net/test」という形で指定します。

(5) 名前を付ける

(6) ウイザードの完了

(7) 確認
下記のようにアイコンが追加されていると思います。「自宅パソコン」をクリックすると、「test」のディレクトリ配下を見ることが出来ます。

(8) 会社からのアクセス確認
会社で使っているパソコンはWINDOWS98がインストールされています。こんなに古いパソコンでも大丈夫なのか調べてみたところ、インターネットエクスプローラの6以上がインストールされていれば、エクスプローラの画面に「WEBフォルダー」という場所が出来ていて、ここを設定すればアクセスできるということが判りました。そこで、自宅でwebdav用のフォルダーにファイルを入れた後、会社のパソコンでエクスプローラを立ち上げて、WEBフォルダーで設定を行おうとしたところ、どうしても自宅のWEBDAVにアクセスすることが出来ませんでした。残念ながら一部のPROXYサーバではWEBDAVで必要なアクセスプロトコルをサポートしておらず、拒絶してしまうものがあるようで、それに該当してしまったようです。従って、会社のファイアウオールの中からのアクセスはあきらめることにしました。
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