デジタルカメラの存在は1995年に発売されたカシオ計算機のQV-10で一般的になったと記憶しています。外部記憶装置を準備せずに96枚の撮影ができたほか、価格が6万5000円と当時としては手の届きやすい価格でした。その後は高画素化の技術競争が巻き起こされたほか、デジタルカメラの価格も下がったので、2002年にはデジタルカメラとフィルムカメラの出荷台数が逆転しています。
最近のでデジタルカメラ事情
2003年に発売されたデジタルカメラを見てみると、例えばSONYのサイバーショット DSC-P72は画素数が330万画素で価格は4万円前後で発売されていました。
そんな中で、イオングループで発売した定価で2万円を切る400万画素デジカメに関するレポートがありました。このデジタルカメラ、間違えなく、とてつもなく画素数が多い割には価格が安いです。
税込2万円を切る400万画素デジカメ イオンの「DZ-438」使用記
これを読むと、シャッターの反応が悪い、シャドウ部が落ちたコントラストの強い画像等、あまり好印象の評価ではないようです。たしかに、サイトに置いてあるサンプル画像を見ると、そんな画質に関する傾向が顕著に見られます。
「おもちゃデジカメ」と比べれば、画質は断然に高いのですが、最近では2万円近辺のデジカメは強力なライバル機がたくさんある価格帯なので、単に画素数だけに気を取られないでよく比較してから購入した方が良さそうなことは確かです。
【2018/12/31追記】
スマホのカメラ機能を使う人が主流に
当時はデジカメに関する記事はよく報道されていました。しかし、最近ではスマホに内蔵されているカメラ機能を利用する人の数が増えて、単体のコンパクトデジカメを利用する人の数が減っているため、デジカメに関する報道が減ってきました。
私自身、iPhoneに内蔵されているカメラの性能で十分で、コンパクトデジカメはもう使っていません。
写真をしっかりと撮りたい人は逆に一眼レフのカメラを買う人が増えました。デジカメにはサイズ的な制約もありますし、光学式の望遠レンズを内蔵するのも難しいので、スマホが一眼レフの領域に達するのは難しいと思うのですが、技術の進歩でもしかすると制約が取り払われる時期も来るのかもしれません。
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