公正取引委員会が無線LAN機器の速度表示に問題があると、大手四社に注意をしたそうです。
公正取引委員会、無線LAN機器の速度表示について主要メーカー4社に注意
たしかに、54Mbps対応製品のパッケージを見ると、あたかも、54Mbpsの速度で通信ができるような感じはしてしまいますので、公正取引委員会の指摘はその通りだと思います。最近のブロードバンドルーターでも実効速度が併記されるようになってきましたが、無線LAN製品でもある特定の条件下での実効速度が併記されるようになると判りやすいと思います。
【2012/09/25追記】
最近では「ベストエフォート」という名前のもとに、スペック通りの性能が出ないものを見かけることが多くなってきました。
たとえば、ソフトバンクの3G回線については、なかなか公称スペック通りの通信速度が出ることは難しいのではないかと思います。
パケット使い放題など、消費者に取ってみれば安心な料金プランなのですが、逆に回線を使って大量のデータ通信をする人が出てきてしまって、通信会社にとってみれば悩みの種になっています。
一部の通信会社では極端にたくさんのパケット通信を実施すると、その利用者の通信速度をわざと落として、通信の負荷を少しでも落とそうとするような制御をしているところもあります。
iPhone5の登場と一緒にLTE回線のサービスも各社から始まりました。出だしのレポートを見ると、通信速度も速くてなかなか快適なようです。こちらもこれから利用者が増えたときに、通信速度がどの程度影響を受けるのかが気になるところです。
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