2000年代初頭のマイホーム購入に向けての記録(その10:転居の手続き)

当サイトの記事には広告が含まれます
スポンサーリンク

3.7 住居表示

 いままで地番しか付いていなかったのですが、とうとう住居表示がついたようです。不動産屋さんから書類が送られてきました。いままでは地番しか付いていなかったので、住民票を移したりとか、電話の移設を申し込んだりとかをすることが困難でした。この地番というのは、土地登記簿上に書かれている土地の単位ごとに書かれた番号のことです。これに対して、住居表示は郵便を送るときに指定する住所のことです。分筆等が繰り返されて、地番では対応しにくくなった地域から順に、住居表示が使われるようになってきています。地域によっては、地番=住居表示の地域もあります。住居表示のほうは管理主体は市区町村になるんですね。建物の施工主が市に申請した用紙と市から通知されたときの書類を一緒に送ってきてくれました。住居表示が付いたことで引っ越しに先立つ各種の手続きができるようになります。さっそく、住民票を移したり、電話回線の工事を申し込んだりをしようと思います。

3.8 転居の手続き

 転居届

 住宅ローンを本契約するためには、新住所の住民票の写しと印鑑登録証明書が必要だと言われていました。住居表示が決まれば転居の手続きができるようになります。 住宅ローンの手続きに買った物件が所在する役所で発行される印鑑登録の証明書が必要だということで、役所に現住所の移転の手続きと印鑑登録を、妻に頼んでやってもらおうと思っていました。現住所の移転手続きは問題なく妻でも行え住民票の写しも貰えたのですが、印鑑登録は本人が市役所まで行って手続きをしなければいけないんですね。ということで、「本人がきちんと行ってね」と妻から言われ、本日の午後から手続きを行ってきました。

印鑑登録

 印鑑登録に必要なものは本人と実印と本人を証明する書類(私はパスポートを使った)だけなんですね。窓口の人に言われるまま、書類に記入をおこなっていき、窓口の人に渡すと、わずか5分くらいで印鑑登録カードと印鑑登録証明書2通を手に入れることができました。電子政府がこれだけ進展しても、やっぱり平日の昼間に役所に行かなければいけない業務は残っているのですね。本人を本人と証明するということが、もっとも難しいと言うことでしょうか。

 役所まで行ったついでに、家族の名前が全員入った住民票の写しを1部貰いました。妻が欲しいと言っていたのですが、何のために使うのかはよくわかりません。

株式

 そして、タンス株を持っていたので、これをいつでも売却できるように、証券会社に足を運び、特定口座を作ってもらって、株券を預けてきました。特定口座を作るときの本人確認資料というのはパスポートではダメなんですね。運良く、健康保険証も持っていっていたので、こちらで証明しました。パスポートで印鑑登録はできるけれども、特定口座は作れないと言うのも変な話しです。株券というのは証券なんとか機構というところに預けるだけでも年間1500円もの手数料がかかるんですね。これにはびっくりしました。あとは、税制が変わったことにともなって、取得額をどうするかという問題がありました。残念ながら、この株は社員持株会で購入したもので、1株あたりの取得金額がいったいいくらなのか、よく判りません。率直に窓口の人に聞いてみると、どうも2種類の方法があるようで、一つは平成13年9月末日の該当株の値段に8割をかけた金額、もう一つは、株券をいつ取得したかが判ればその日の株価の2種類です。幸い、今日預けた株券については名義書換をしていましたので、株券の裏に取得日付が載っており、その日付を使うことになりました。

手続きの遅延

 一通りの手続きが終わり会社に帰ってしばらくすると、不動産屋さんから連絡があり、住宅ローンに関する書類が出そろうのにまだまだ時間がかかりそうなので、銀行で契約するのを1週間遅らせて欲しいという連絡でした。どうも、表示登記に関する所用日数が当初想定よりも長くかかってしまうようです。お役所仕事でこればっかりは何ともならないので、もう少し待って欲しいという感じでした。残念ですが指示に従うほかありません。とすれば、こんなに急いで、住民票の移転や印鑑登録をする必要も無かったわけで、ドッと疲れがこみ上げてきました。まぁ仕方がないですね。

 よく考えてみると、重要事項説明のときに不動産屋さんが準備してくれた書類のなかで、今回購入した物件を管轄する登記所から発行されたものは昔からよく見慣れた「登記簿謄本」でした。しかし、インターネットで色々なホームページを見て勉強してみると、コンピュータが導入された登記所(ブックレス庁というようです)では「登記事項証明書」というコンピュータから打ち出された帳票を渡されるようです。ということは、表示の登記を受理したあと、手作業で作業をしているから時間がかかるのかもしれません。

 と、残念に思っていたところ、翌日になってまた不動産屋さんから連絡があり、表示登記が完了する日取りが判ったので、銀行との住宅ローン契約の日取りや融資の実行・物件引き渡しに関する時期に関して調整を行いたいという内容でした。ローン契約を水曜日、融資の実行・物件引き渡しを金曜日にすることで日取りをお願いしました。

電話の移転

 電話の移転をNTT東日本に申し込みました。局番無しの116に電話をしたところ、非常にテンポが良い女性が出てきて、はきはきとこちらの要件を聞いてくれました。ここまでは調子が良かったのですが、細かい話しは引越し先の担当電話局にまわされるのですね。こちらの対応はかなり悪く、電話で20分くらいやりとりをしていました。

 どのように説明の仕方の何が悪いかと言えば、最初にきちんと理由を説明しないんです。日曜日に引っ越そうと思っているのに、工事は月曜日になると言います。よくよく理由を聞いてみると、電話工事単独であれば日曜日に出来るが、ADSL工事は月曜日にしかできない。だから一緒に工事するならば月曜日になるという論法なのです。こちらも事情は少し知っているので、両方とも現地工事が必要であれば、その理由でもわかるが、ADSL工事は局内工事のはず。なぜ工事日を無理矢理合わせる必要があるのかと聞くと、やっと、同日に工事した方がADSLの工事費が安くなるから月曜日に両方を工事することを薦めた、というふうに説明の段取りが悪いのです。これには、あんまり怒らない私も切れそうになりました。普通だったら、最初に、「入居日に電話工事をすることもできますが、ADSL工事は月曜日になってしまい・・・」という説明の仕方をすると思うのですが・・・。

 一通り話しを聞いたあと、やっぱりお金がもったいないので、あちらの言うとおり、月曜日に電話の移転とADSL工事を同時にやってもらうようにしました。まぁ1000円少し程度の違いのようですが・・。

 説明の段取りには問題有りでしたが、技術的には詳しいようで、複数の部屋に配線するのであれば、パソコンを置く部屋にスプリッタを置いて、そこから折り返しで各部屋に配線しなければいけない等、ADSL使用時の鉄則について教えてくれました。一部屋あたり4000円の追加料金で電話線を引いてくれるようですので、3部屋に配線して貰うようにお願いをしておきました。

 そんなこんなの経緯でADSLについてはNTT東日本のフレッツADSLをそのまま使い続けることにしました。CATVインターネットの加入も考えたのですが、自宅でサーバを公開できるか否かもよくわからなかったので、使い慣れたフレッツADSLモアが良いだろうという結論です。

 NTT東日本からはフレッツADSLモア2にしないかとも誘われたのですが、いま使っているIP電話対応ルータ付きADSLモデムのMNVがとっても調子が良いので、このままフレッツADSLモアで行くことにしました。今度は電話局がさらに近くなるので、速度アップに期待を持っています。

コメント