プロジェクトマネージメントプロフェッショナル、通称PMPという資格をご存じでしょうか。最近では日本でもメジャーになってきたようですが、プロジェクトマネージャーを認定する資格です。
最近は技術進歩が速くなってきたこと、定型的な業務をシステム化するところはほとんどが終わり、より人々にとって便利な高い付加価値を提供するプロジェクトが増えてきています。この高い付加価値は「正解」がないため、最初にすべてのスコープを決めるという古来のウオーターフォールモデルばかりに頼るわけにもいかず、アジャイル的な要素も考慮しなければいけなくなりました。
そのようなプロジェクトの難度上昇に伴い、必ずしもすべてのプロジェクトが成功するわけではなくなってきたこともあり、このような資格も注目されているのだと思います。
クオリティ(品質)、コスト、タイム(進捗)、調達、コミュニケーション、統合といった一般的なマネージメント領域を中心として、その周辺の知識を必要とします。
私が勤務している会社でもこの資格を取得することが推奨されていることもあって、昨年の夏にこの資格を取りました。その受験勉強をするときに一番役に立ったのが、PMP教科書です。
この教科書の良いところは、PMPの受験に必要な基礎知識が要領よく教科書にまとめられてるほか、付属のCD-ROMで本番の試験と似たような雰囲気で試験を受けることができる点です。
本番の試験では英語で出題されて、必要に応じて日本語訳を表示させて答えを選択するという形式になっているのですが、中にはヒドイ和訳があります。たとえば、WBSの最下位レベルをワークパッケージと呼ぶのですが、日本語ではこの訳が、「作業一括」と訳されていました。これでは判る問題もわからなくなってしまいます。この本に付属のCD-ROMで十分に慣らしておけば本番で驚く機会も減ると思います。
まずは、PMP試験を受けようとされている方は、この本を購入してみてはいかがでしょうか。
コメント
はじめまして。私矢作昌平と申します。
今後コンサルティング業を本格的にやりたいと思いPMPについて興味をもっているのですが、
他にも習得すべき資格はありますか?
もし宜しければ教えてください。
PMPの資格を取得するためには、プロジェクトマネージメント経験など所定の要件があります。詳しくは下記のサイトでご確認ください。
https://www.pmi-japan.org/pmp_license/renewal/