IBM THINKPAD X31の購入とレビュー

 モバイル用途では富士通のLOOX(S5/53)をプライベートでも仕事でも使っていたのですが、ノートパソコンでもGHz級のマシンが当たり前になってきたいま、さすがにクルーソーの500MHz級の性能では不満を感じてきました。また、会社で会議をするときには、各自、ノートパソコンを会議室へ持ち込んで、ペーパーレスで行う会議体が増えてきて、ある程度の画面の面積が無いと、字の小さな資料をみるときに苦労することになることも増えてきました。特にlooxの画面サイズは小さいにも係わらず比較的、解像度が高いため、資料全体を見渡すことはうまくできるのですが、一つ一つの文字は非常に小さくなるので、会議の進行にあわせて資料を読むのはかなり苦しいのが現状でした。

 従って、次にノートパソコンを買うときには、以下の条件を漠然と考えていました。

  1. 画面サイズは12インチ以上はほしい
  2. CPUはGHz級の能力がほしい
  3. トラックポイントを装備した機種がほしい
  4. あまりLANカード等を持ち歩きたくないのでパソコンに標準で装備していてほしい
  5. バッテリーは3時間以上は交換不要にしたい
  6. メモリーは少なくとも128MB以上
  7. OSはWINDOWS2000以上
  8. 持ち歩きを考慮してB5ファイルサイズ以下
  9. 重さも1.5Kg以下

 トラックポイントを装備した機種となれば、そのほとんどが日本アイ・ビー・エムのThinkpadということになるので、あまり悩むことなくTHINKPADの中からほしい機種を選択することにしました。当初はX31が発売されて安くなっていたThinkpad X30シリーズを買おうとも思ったのですが、モバイルPentiumとPentiumMではずいぶん性能に差があるようなので、Thinkpad X31を買うことにしました。

thinkpad x31
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仕様

 THINKPAD X31の仕様は下表の通りです。この中で、BBJというモデルを選択しました。ワイヤレスLANは自宅でも会社でも頻繁に使っているので、これを内蔵して、ハードディスクについては、20GBで十分と判断して選択しました。当初、私が希望した条件にうまく合わないのは、重さが1.5Kg以下という部分ですが、有線LANのほかにワイヤレスLANまで標準で付いていることから考えて、これで良しと判断しました。

使用感

 実際に箱から取り出して、バッテリーを取り付け、ACアダプターをつなげ充電を行いました。本体は大きさの割には「軽い」感じがしました。バッテリーを取り付けてみると、完全にピタッとは入らず少しガタガタします。また、キーボード手前のアームレフト左側付近の蓋のしまりが今ひとつ悪くがたついているような感じです。インターネットで感想を読んでいても一部のユーザから同様の指摘がされていることから、多かれ少なかれ、この機種の慢性的な病気ではあるようです。従来使ってきたTHINKPADでは、キチッと出来上がっていて、がたつきなどは考えられなかったので、少し残念です。

動作音

 無音といっても差し支えがないほど静かです。HDDも「本当に回っているのかな?」と思うほど回転音は聞こえてきません。ときどき、ヘッドがシーク、サーチをするときに、カラカラという音がしますが、その程度です。中にはクーリングファンが入っているようですが、この動作音も気になったことはありません。これだけの静寂性が確保できているのはたいしたものだと思います。

ディスプレイ

 ディスプレイは明るさの調整はかなり範囲が広いので、暗い場所から比較的明るい場所まで、問題なく使えると思います。幸い、液晶のほうも常時点灯や消灯しているようなドットは無かったので、一安心です。

 ディスプレイの上部にはキーボードの手元を明るくするためのライトがついています。真っ暗な場所で効果があるのかもしれませんが、まだ真っ暗な場所で試してみたことはありません。感覚的には、液晶の明るさだけでも十分に明るいような気がするのですが、このライトがどんな操作性の向上に役に立つのか、興味のわくところではあります。(操作性や堅牢性を損なわない限りで、極力、軽くしなければいけないモバイルの世界で、このライトを付けているからには何らかの意味があると信じたいです)

内蔵スピーカ

 スピーカーはアームレフトの右側裏面に一つだけ付いているようです。音質はHiFiという訳にはいきませんが、動画ファイル等を再生して聞く限り、音が割れたり、音がこもるようなこともなく、非常に聞きやすい音質で再生してくれます。ビデオサーバで撮りためていたドラマの動画ファイルを再生しても、セリフはきっちりと聞こえることと、比較的大きな音も出るので、実使用上の問題は感じませんでした。今日は静かな場所で使ったから問題が無かったものの、もう少しうるさい場所で使うと、音量が少し足らないような場面もあるかもしれません。

キーボード

 キーボードはキートップのサイズが大きいので、間違って隣のキーを押してしまったりする心配はありません。キーボードになれれば、何も問題なくブラインドタッチができるようになると思います。ただし、ESCのキーの位置が今ひとつのせいか、何かの操作をキャンセルしようとESCに指を伸ばすのですが、ついついF1キーを押してしまい、みる必要も無いHELP画面が出てきてしまうという失敗を、今日は何回かやってしまいました。キーボードが縦方向には7段あり、ESCキーはその最上部にあるので、操作に違和感があるのかもしれません。しかし、これも慣れの問題で克服できそうな気はします。

トラックポイント

 大切なトラックポイントのほうは、キャップの種類が変わっていることにすぐに気が付きました。柔らかい材質のカバーで覆われていて、キートップの部分は平べったくつぶれたような感じになっています。従来のトラックポイントはどちらかというと、ザワザワとした堅いカバーが付いていたので、長い時間使っていると少し指先が痛くなったりすることもありましたが、新しいトラックポイントでは、操作感を損なうことなく疲れないようにするという意味では成功だったと思います。

 THINKPAD X31に対応しているトラックポイントを紹介します。詳しくはレノボジャパンのこちらのページに対応表があります。

CPU体感性能

 CPUの速度は、「キビキビ」と動作してくれて、何も文句はありません。前であれば、このソフトの作業はノートパソコンには荷が重いから、デスクトップパソコンで作業をしようと思っていたような作業も、何も躊躇することなく、このノートパソコンで作業ができるようになりました。たとえば、ホームページビルダーを使用したホームページの作成は、どちらかというとデスクトップで作業をしていたのですが、今日のホームページの更新作業はすべてノートパソコン(X31)で行ってみました。何も問題ありません。まだ、CPUには余力がありそうなので、ホームページビルダーでホームページを作りながら、1週間のあいだ撮りためていたドラマの動画ファイルを見続けていましたが、何ら作業にストレスは感じませんでした。ATI系の動画再生支援機能が付いたグラフィックカードが採用されていることも、うまく作業ができた要因の一つかもしれません。

バッテリー

 バッテリーは公称値は5.5時間ということになっていますが、ワイヤレスLANを断続的に使っている環境下では3時間ほど連続して使って、まだバッテリーの表示が30%くらい残っているという感じでした。かなり長い時間連続して使えるようです。ACアダプタのサイズも従来私が使ってきた製品と比べると驚くほど小さく、かつ軽くできているので、持ち歩いたとしても、そんなに苦になりそうではありません。

(2005年3月21日追記)

 1年以上使用しているとバッテリーでの駆動時間がだんだんと短くなってきました。バッテリーの使用時間がだんだん短くなるのはバッテリーが寿命に近づいてきたということで、仕方が無いことではありますが、何か良い情報は無いかとIBM公式サイトのトラブルシューティングを確認してみました。そのIBMのトラブルシューティングを読んでみると、そのものずばりのQ&Aがありました。バッテリーによる駆動状態でBIOS画面を出してそのまま電源を入れっぱなしにしておくと、いつかバッテリーが無くなって電源が勝手に切れます。これを数回繰り返してくださいということでした。

 実際にやってみると、バッテリーの駆動時間が伸びたような気もしますが、大きくは変わっていないような気もします。最近では純正のバッテリー以外にもサードパーティのバッテリーも手に入るようになってきていますので、あまり無理をして古いバッテリーを使い続ける意味もないかもしれません。

ドライブ・スロット類

 THINKPADの本体にはCD-ROMドライブはおろか、フロッピーディスクユニットすら付属していません。付いているのは、IEEE1394端子、LAN端子、モデム端子、PCMCIAスロット、赤外線通信ユニット、USB2.0、ディスプレイ接続端子、プリンタ接続端子、コンパクトフラッシュスロット、ヘッドフォン端子、LINE IN端子、MIC端子という形になります。コンパクトフラッシュスロットが付いているのは、つい最近まで気が付きませんでした。底辺部ぎりぎりの非常に気が付きにくい場所にあります。コンパクトフラッシュスロットの蓋は無く、単にダミーカードが入っているだけで、これはなくしてしまいそうなので改善を望みたいところです。また、レガシーなプリンタ端子が付いているというのもコンパクトなノートパソコンとしては驚きです。最近ではUSB接続のプリンタが増えてきているので、プリンタ端子にここまでこだわらなくても、良かったのではないかという気がします。

コンパクトフラッシュスロット

1.まずは順当にメモリーでテスト

 コンパクトフラッシュスロットについては興味があったのでさらにテストを行ってみました。ちょうど秋葉原を歩いているとコンピュータショップのZOAでハギワラシスコムのコンパクトフラッシュカード(256MB)を五千円台で見つけたので、これを買っていたのですが、このコンパクトフラッシュカードスロットに差し込んでみました。すると、プラグアンドプレイで東芝のドライバを見つけてきて自動的に導入し、新しいドライブができました。エクスプローラとドライブのプロパティを掲載しておきます。

 ハギワラシスコムのコンパクトフラッシュをさした状態で、ディスクのHDBENCHをやってみました。無茶苦茶に遅いです。

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor 1298.90MHz[GenuineIntel family 6 model 9 step 5]
VideoCard MOBILITY RADEON
Resolution 1024×768 (16Bit color)
Memory 261,040 KByte
OS 5.1 (Build: 2600) Service Pack 1
Date 2003/05/25 15:00

Intel(R) 82801DBM Ultra ATA Storage Controller – 24CA
プライマリ IDE チャネル
IC25N020ATCS04-0

Intel(R) 82801DBM Ultra ATA Storage Controller – 24CA
セカンダリ IDE チャネル
TOSHIBA THNCF256MMA

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
489 0 0 0 0 0 0

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
0 0 0 0 1323 990 1300 299 D:\20MB

2.次にメモリー以外をテスト  (2003.6.28追記)

 メモリーは予想通り、なんの問題もなく使用することができたので、メモリー以外のCF形式のデバイスを突き刺してみることにしました。ちょうど、そんなとき、NTTドコモのP-inメモリーという、16MBのCFメモリーとPHSデータ通信機器の複合デバイスが手に入ったので、これを使ってみることにしました。

 コンパクトフラッシュスロットに入れると、ハードウエアの追加ウイザードが起動されました。「そのものずばり」のデバイスドライバーは、WINDOWS XPに標準では付属していないようです。INFファイル等、必要なものは付属してきているのですが、THINKPAD X31にはフロッピーディスクドライブやCD-ROMドライブが付いてきていないので、ドライバを導入するのが面倒くさいです。NTTドコモのページに行って、INFファイルをダウンロードしてくれば話しはすむのですが、これすら面倒くさかったので、WINDOWSが薦めてきた標準PCMCIAカードモデムなるものをそのまま導入してみました。デバイスマネージャにおける認識状態は、下記の通りです。

 このまま、接続先の追加ウイザードでこのモデムを選択して、NTTドコモがサービスしている全国統一の電話番号でインターネットサービスを利用できるモペラにアクセスしたところ、なんの問題もなく使用できてしまいました。P-inはPDA等での環境が比較的整っていない機器でも使用できなければいけないため、標準機器の設定に極力合うように作られているということでしょうか。とにもかくにも、コンパクトフラッシュスロットにはいつもP-inメモリーが刺さりっぱなしになっているという状態で使うことにしました。持ち歩いているときに、PHSの電波さえ届いていれば、どこでもインターネットアクセスが出来るようになったので、とても機械の使い勝手が良くなりました。

(2004.3.8追記)

 いつも、コンパクトフラッシュスロットにP-inをさしっぱなしにしていました。でも、P-inって、コンパクトフラッシュからアンテナの部分などがかなり出っ張ってしまいます。鞄の中にTHINKPADを入れて持ち歩いているときに、このP-inの出っ張り部分をどこかにぶつけてしまったらしく、通信ができなくなってしまいました。幸い、コンパクトフラッシュスロットが壊れた訳ではなくて、P-inの故障だけですんだのが良かったです。P-inは現在は入院中ですが代替機を借りて、こちらは元気に利用できています。

(2005.8.5追記)

 PDAで使用できるコンパクトフラッシュ型の商品をいくつか紹介します。リンクは楽天市場に貼ってあります。購入時はお手持ちの機種に合うか否かをよくご確認ください。

デバイスマネージャー

 デバイスマネージャーは下記のようなイメージになっています。本当は、各項目をさらに開いた方が参考になる部分が多いかもしれませんが、ページが重くなるので、今回はここまでにしておきます。何か希望がありましたら、ページ一番下のアンケートフォームから要望をお寄せください。

内蔵ドライバ等のアップデート (2004.3.8追記)

 今まで、日本アイ・ビー・エムのサイトへ行って、機種名で検索をかけた上で、必要なドライバやユーティリティをアップデートするようにしていたのですが、付属のソフトウエアを使用すると自動的にアップデートされたドライバ等がダウンロードされて、さらにアップデート作業までしてくれるユーティリティプログラムが入っていることを、今日知りました。きちんと、マニュアルを読まなければダメですね。THINKPADソフトウエア導入支援というプログラムがあるかと思います。このプログラムを起動して画面の指示に従って進んでいくだけで簡単に最新のドライバをインターネットからダウンロードして、アップデートをすることができます。とても便利なユーティリティです。

性能

 あまり、ノートパソコンでベンチマークを行うことは無いのですが、せっかくだから、計っておくことにしました。ベンチマークソフトはおきまりのHDBENCHを使います。

 CPUはほぼPentium4の同等クロック数程度の性能は出ているようですが、ビデオ性能やHDD性能は、デスクトップパソコンと比べると遅いかなという感じです。

ACアダプタ

 付属のACアダプタを会社に忘れてきてしまったため、土日に自宅で使おうと思ったときにふと困ってしまったのですが、以前、チャンドラ(THINKPAD235)を使っていたときに改造したACアダプタがあることを思い出して使ってみたところ、無事に使うことができました。改造とはいってもたいしたことはしていなくて、秋葉原のQC-Passで購入した富士通製ノートパソコン用のACアダプタのノートパソコンにさすコネクタの部分を千石通商で購入したコネクタに付け替えただけのものです。無保証のACアダプタをつけるとパソコン本体のヒューズが切れたり、最悪はパソコン本体が壊れることもよくあるようですので、試される方は自己責任で実施してください。

(2004.7.4追記)

 さすがにいつまでも半田付けをしたACアダプターを使うのもどうだかなと思っていたところ、また秋葉原へ行く機会がありました。おきまりのコースで、QC-PASSに行ってみたところ、今回はIBMのACアダプターが豊富に置いてありました。500円くらいのジャンク品から、3000円くらいの大容量のものまで多種多様です。この中で、2000円のACアダプターを購入することにしました。型番は、P/N:02K6542、FRU P/N 02K6554の表記があるものです。何となく、昔持っていた、チャンドラ2(THINKPAD 235)のACアダプターと似ているような気がします。X31純正のものよりは大きいですが、基本的には家に置きっぱなしにして使うACアダプターなので大きさはあまり関係ありません。INPUTは100~240V、OUTPUTは16V、3.36A、中央がプラスのタイプです。めがねコード付きで2000円で保証付きの扱いでした。家に持ち帰り使ってみると、何ら問題なく使えています。

付属品  (20030609追記)

 この製品を購入して、もっとも驚いたのは、届いたときの箱のサイズです。とっても小さいのです。中をあけてみると、本体とACアダプタのほかは、ほとんど大きな付属品は入っていません。マニュアルもスタートアップガイドと称した紙切れだけです。では、困るんではないかと思いますが、よくできていて、パソコンを立ち上げるところまで持っていけば、本屋で売っているような「できるTHINKPAD」の電子ファイル版が入っていて、これで自習することにより、ごく簡単な勉強はできるようになっています。WINDOWS自体もHELPが充実してきましたし、実際、分厚いマニュアルが付いているパソコンを買ったって、マニュアルを開くのは最初の数回で、あとはマニュアルは箱にしまわれたままというのが通常の姿ですので、このTHINKPADの考え方は正しいという感じが今ではしてきました。しかし、リカバリCD-ROMまでもが別売りになってしまったのは少し残念です。

ネットワーク

 自宅のネットワーク環境と会社のネットワーク環境は大きく異なります。ドメインに参加するか否か、ドメイン名やワークグループ名の設定、WINSの設定、IPアドレスの設定、DNSの設定等、例をあげればキリがありません。この中で、ワイヤレスLANに関する設定については、環境に応じて自動的に切り替えてくれる仕組みが付いてきます(IBM ACCESS CONECTIONS)が、その他の設定切り替えについては、どうも対応していないようです。私はフリーソフト(ヴァルヘルIPコンフィグ)を使おうと思い設定を進めていますが、皆さんはどんな方法で切り替えていらっしゃるのか、非常に興味があります。

(2004.3.8追記)

 自宅では今までIODATA社製の無線LANアクセスポイントを使用していたのですが、動画ファイルの転送など高速なデータ転送をしていると急にデータ転送が途切れて、アクセスポイントがハングアップしてしまうような事象が頻発してきました。これでは安心して使うことが出来ないので、無線LAN製品では定評があるBUFFALO社製のアクセスポイントを購入しました。54MBps対応の製品だったのですが、このアクセスポイントに取り替えただけで、THINKPAD X31の内蔵ワイヤレスLANにおけるデータ転送速度が1Mbps弱も改善されてしまいました。これほどアクセスポイントの性能に左右されるとは思ってもみませんでした。下にフレッツスクエアで計測したときのスピードを掲載しておきます。

(2004.5.29追記)

 せっかく54Mbps対応のアクセスポイントを持っているのですが、THINKPAD X31に付属のワイヤレス通信アダプタは11Mbpsまでの対応です。最近では54Mbps対応のPCカードも非常に安くなってきて3000円以下で容易に手にはいるようになってきたので、AMAZONで購入してみました。

 ドライバをPLANEXの公式サイトからダウンロードし、パソコンに予めインストールしておいて、PCカードを差し込むだけで簡単に認識をさせることができました。アクセスポイントの方でMACアドレスの制限を解除し、内蔵のワイヤレスLAN機能をOFFにすることで接続を確認することができました。内蔵のLANをOFFにするのは、下記のように全ての接続を表示させた状態で、内蔵LANアダプタの「ワイヤレスネットワーク接続」を無効にするだけです。

 ネットワークへの接続速度は下記の通りです。今回もフレッツスクエアに接続して確認しました。

 ちょうど今までの倍の11.21Mbpsをマークしました。これだけのスピードがあれば、ビデオサーバーに入れてある動画ファイルを再生するのには十分なスピードです。

セキュリティ機能  (20030609追記)

 ある日、電車に乗っていると、社内広告にTHINKPAD X31のポスターが吊り下げっていました。よく見ると、「最高水準のセキュリティ機能をどうぞ」みたいなキャッチコピーが書いてありました。このときは、ノートパソコンなんて、どこの会社の製品もセキュリティ機能なんかは似たり寄ったりで、単なるイメージ戦略なのだろうと思い、よくポスターの中身も読んでいませんでした。

 その後、THINKPADを使い続けていると、今度はAccessIBMのお知らせ機能(正確にはACCESS IBM MESSAGE CENTER)で、以下のお知らせが出てきました。

 情報を保護して通信をより安全に!
 パソコン内蔵のセキュリティサブシステムで、ワンクラス上の安心を手に入れましょう。ファイルおよびフォルダを暗号化してデータを守りましょう。また、より簡単かつ安全にパスワードを守りましょう。最新のセキュリティソフトウエアをすぐにダウンロードしましょう。

 このお知らせを見て、何か普通よりはすごい「セキュリティサブシステム」なる装置がこのパソコンの中に入っているということに気が付きました。実際には下記のURLに行くとIBMの詳しい説明があります。

 本当は説明はここで終わって、あとはIBMの説明に委ねれば良いのですが、ここの説明が非常に難しく書いてあって、結局何ができるのか判りにくいのです。ダウンロードしてパソコンに組み込んでみて、やっと何ができるのか判りました。今一つ使い方が判っていない部分もあるのですが、セキュリティ的には標準のBIOSパスワードやWINDOWSパスワードの世界と比べると一段と高くなったような気がします。

 ここに、どんなことができるのか、画面も入れて説明しようかとも思ったのですが、ことセキュリティに関することなので説明はこの辺で割愛しておきます。THINKPADの対象機種をお持ちの方であれば、導入して損のないソフトウエア群だと思います。

BIOSアップデート (2004.1.30追記)

 日本アイ・ビー・エムのサポート&ダウンロードのコーナーに行き、THINKPAD X31関係のドライバやファームウエアを探してみたところ、かなりの部分がアップデートされています。ここは試しにと、片っ端にアップデートを実施していきました。BIOSのアップデートはディスケット版とeFLASH版とがあるようです。私はフロッピーディスクドライブを持っていませんでしたのでeFLASH版を使用しました。しかし、このBIOSアップデートは「OPENエラー」のようなメッセージが出て、どうもアップデートができません。色々試行錯誤していると、「OPENエラー」が出たあとにSAFEモードで記入し、ここで再度アップデートしたところ、今度は「WRITEエラー」のようなメッセージが出て、仕方が無いので、再度、通常のモードで再起動して、ウイルスチェッカーをDISABLEにして、そしてBIOSアップデートを試みたところ、今度はうまくアップデートができました。BIOSアップデートは、WINDOWS画面上から実行ファイルに起動をかけますが、うまくいくと、WINDOWSが一回終わって、再度立ち上がってきたところで、BIOSアップデート画面になり、いくつか確認をしたところで、BIOSアップデートがおもむろに始まりました。何回も、充電済みのバッテリーが装着されていることと、ACアダプタが電源コンセントに差し込まれているところを確認してきたので、ここが一番注意をしなければいけない部分と思われます。最悪は、BIOSアップデート中に電源が切れてしまったら、二度とパソコンが立ち上がらなくなる可能性があるのでしょう。BIOSアップデートそのものの実行は1分程度かかっているようでした。BIOSアップデートが無事に成功するとそのままTHINKPADの電源が切断されます。

 BIOSアップデートが成功しパソコンの電源が切れたあとに、電源ボタンを押して立ち上げ直してみました。無事にBIOS画面が出てWINDOWS XPが立ち上がり始めました。一安心です。リリース情報を読むと色々な改善が行われているようですが、実際にパソコンを使ってみて、「変わった」と思うような場面は特にありません。BIOSアップデートの説明にも、特に問題が無い場合はBIOSをアップデートする必要はないと言い切っているので、そういうものなのでしょう。

大きなトラブル (2005.2.11追記)

 IBMクライアントセキュリティで内蔵ハードディスクに入っているファイルやフォルダを暗号化できるということがわかったので、実際に暗号化を行おうと思ったのですが、メニューの中に見当たりません。日本アイ・ビー・エムの公式サイトへ行って確認してみると、IBMクライアントセキュリティとは別に暗号化機能を追加するためのプログラムが配布されていることがわかりました。

 その配布されているファイルをダウンロードしようとダウンロードページに行ったところ、IBMクライアントセキュリティ自身もバージョンアップしていたので、両方をダウンロードしました。まず最初にクライアントセキュリティのアップデートです。特に何も考えずに、そのままダウンロードしたファイルを実行してみました。すると、普通にインストールのウイザードが立ち上がったので、指示に従ってそのままアップデートを進めました。しかし、これがよくなかったようです。本来は、バージョンアップ前のクライアントセキュリティをアンインストールして、セキュリティチップを初期化して、といった複雑な手順を踏まなければいけなかったようです。アップデート時には付属のマニュアルをよく読んでから実行されることをお勧めします。

 アップデート作業の方は何事も問題なさそうに無事に終わってしまい、システムの再起動を指示してきました。指示通りにシステムを再起動したところ、WINDOWSが起動する途中で、「XXXX.DLLが読み込めない」というメッセージが出てきて、WINDOWSが立ち上がらなくなってしまいました。再起動時にBIOS画面の直後でF8キーを押してセーフモードを指定して立ち上げるとIBMクライアントセキュリティの認証機構ではなく、WINDOWS の認証画面が現れて普通に起動することができます。したがって、IBMクライアントセキュリティを構成する何らかのDLLが不足してしまったものと想像できます。仕方が無いのでSAFEMODEで立ち上げた状態で、不足していると指摘されたDLLを検索して探してみましたした。すると、拡張子が違う(いかにも、リブートしたときに拡張子を書き換えますという感じの名前)ものの、同じような名前のファイルがあったので、これをリネームして、再度システムを通常起動で立ち上げてみました。今度は問題の箇所は通過したのですが、IBMクライアントセキュリティの認証を過ぎたところで、「Unknown HARDWARE ERROR」という見慣れぬメッセージとともにブルー画面になってしまい、システムが再起動してしまいました。

 この状態でも何とかSAFEMODEでは起動することができます。最悪の事態を想定して、大事なファイルをバックアップしておくことにしました。このまま試行錯誤をしているうちに、いつ中身のファイルにアクセスできなくなってもおかしくないと思ったためです。しかし、このパソコンには外部媒体にアクセスするための仕組みがほとんどありません。しかも、SAFEMODEなのでPCMCIAやUSB経由で特別なドライバを必要とする周辺機器はほとんど使用できないはずです。考えられるのは、USB形式のフロッピーディスクドライブかコンパクトフラッシュカードの二つです。前者はいくら何でも容量が小さすぎるので、256MBのコンパクトフラッシュカードを持ち出して、THINKPAD X31についているコンパクトフラッシュスロットに差し込んでみるとうまく認識をしてくれました。SAFEMODEでもコンパクトフラッシュを認識してくれるというのは非常に助かりました。

 重要なファイルをすべて別のパソコンにコンパクトフラッシュ経由で退避したあと、ここで、WINDOWS XPに標準でついてくるシステムの復元を試してみました。これで、クライアントセキュリティをアップデートする前の状態に戻すことができるかもしれないと思ったためです。でも結果はNGでした。同じUnknown HARDWARE ERRORが出てしまいます。

 ここまできて打つ手がなくなったので、IBMの電話サポートに連絡をしてみました。非常に親切に対応してくれたのですが、私が試してみた以上のアドバイスを得ることはできませんでした。最悪はPCドクターで部品交換になるようです。私はもう少し試行錯誤をしてから、もうどうにもならなくなったら、PCドクターに出すことにしますと答えました。

 最後の手段は工場出荷時の状態に戻す作戦です。この機種には20GBのハードディスクのうち、5GBのエリアがユーザーからは見えない領域になっていて、ここに工場出荷時の状態に戻すために必要なファイルが入っています。工場出荷時の状態に戻すためには、起動時のBIOS画面でアクセスIBMボタンを押してBIOSメニューを画面に出して、該当のアイコンを指定し、いくつかの質問に答えていけば、あとは全自動でインストールされていきます。ハードディスクの中身はすべてフォーマットされてしまって、ファイルはすべて失われてしまうので注意が必要です。

 この操作により、X31はまた無事にWINDOWSが起動できるようになりました。また、無駄なプログラムがすべて無くなった状態になったため、非常にサクサクと動くようになりました。これは副次的効果です。しかし、もとの使い慣れた環境に戻すためにはいろいろなプログラムをインストールしなければいけません。まずは大事な環境だけ元に戻しましたが、これから環境を整えていこうと思っています。

高速化 (2005.5.8追記)

 Thinkpad x31を使用していると256MBのメモリーをつんでいても、ハードディスクへのアクセスがしばらく続いて、次の作業になかなか移れないことがありました。これを何とかするためには、メモリを積み増すか、ソフトウエア的な設定で何とかするかが考えられます。まもなく、Thinkpad x40に乗り換えるつもりなので、このX31へのハードウエア的な増設は今回はしないで、ソフトウエア的な設定の変更で何とか乗り切れないか、情報の収集を始めました。

 そんな中でもっとも役に立った情報が、週間アスキーに載っていた「TUNEAPP」というフリーソフトを使用した設定の変更です。(こちらでダウンロードが出来ます。動作不良に陥る心配もありますので、事前にレジストリのバックアップを取得するなど、あくまでも自己責任で対応をお願いします)

 上記設定画面のIEシェル統合で、「旧式シェル」、アクティブディスクトップを無効にすることで、私の環境ではディスクアクセスが頻繁に発生する事象はかなり軽減しました。

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