東芝のハンドベルトコンピューター「Libretto」もそろそろ終焉?

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Toshiba Libretto 50CT-リブレット

 東芝のLibrettoというパソコンをご存じでしょうか。1996年にWindows 95が本格的に動くミニノートPCとして「Libretto 20」を投入して、ここで予想外ともいえる大ヒットを飛ばしました。専用のチップセットや薄型HDDなどの自社開発パーツによりVHSビデオテープとほぼ同じサイズにまとめられていることが大きな特徴です。その後もモデルチェンジが繰り返されてきました。

 東芝ダイナブックのTOPページからLinrettoへのリンクが無くなってしまったそうです。ノートパソコンの走りのころは、ダイナブックがかなりのシェアを占めていた時期もありましたし、モバイルパソコンではLibrettoが不動の地位を占めていたこともあるのに非常に残念です。

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NTTドコモのLibrettoM3

 私も一時期はLibrettoM3(リブレットモバイルパック3)という商品を使っていた時期がありました。このパソコンは発売元こそNTTドコモでしたが、OEM元は正真正銘、東芝です。モバイル通信に必要なものがセットになって、一番安い時期には、49800円という安値で投げ売りされている時期がありました。私もその時期に買った一人です。

 このパソコンは公称値は133MHzのCPUだったのですが、実際はこれよりも能力の高いCPUが採用されていて、実はオーバークロック耐性が強かったりする、なかなかおもしろいパソコンだったのを覚えています。さすがにディスプレイのサイズが小さすぎたのとCPU能力が非力であったこともあって今では手放してしまいました。

富士通のLOOXからThinkpadへ

富士通LOOX

 その後は、富士通のLOOXというパソコンに乗換え、今はIBMのTIHINKPAD X31というパソコンを主に使用しています。THINKPAD X31は大きさこそ、モバイルパソコンとして使用するには大きすぎるように感じますが、キーボードの使いやすさは天下一品です。比較的、長い文章を書くときには、これくらい、しっかりとしたキーボードが付いていないと苦しいと思います。

 他にIBMではTHINKPAD X40という更に一回り小さいシリーズのパソコンを発売しているので、本来であれば、こちらのパソコンの方が私の使用用途には合っているかもしれなかったのですが、まずは、今使っているX31をギリギリまで使い倒したいと思っています。

【2024年2月6日追記】

モバイル用途ではスマホで十分と思えるように

iPhone3g

 2010年頃まではPDAからの流れで小さなモバイル機器に大きな関心を持っていましたが、iPhoneの登場以降は、パソコンはある程度のサイズがあってキーボードが操作しやすいもの、モバイル用途ではスマホという使い分けをするようになりました。以前ほど、小さなパソコンを使いこなしたいという気持ちはありません。スマホで十分な操作性と利便性があるためです。スティーブジョブスが携帯電話を再定義するという発想で生まれたiPhoneですが、世の中に与えたインパクトは本当に大きかったと思います。

コメント

  1. いんべひろし より:

     トラックバックありがとうございます。
     M3をお使いだったのですね。たしかあれのCPUは166MHzまでは余裕で動作するものを133MHzで動作させていたものと記憶しています。
     確かにあれの画面は640×480でしたから、小さいといえば小さかったかもしれません。私の持っているLibrettoは100というもので、これは画面の横は800ドットになったものの縦は480ドットのままでしたから、まあ、大差ないといえば大差ないです。
     私もLibrettoは手放してはいないものの、使用頻度は思い切り下がりました。今、モバイル用途で使っているのはCASIOのCASSIOPEIA FIVA MPC-206。でも、このマシンは故障が多く、購入後2年でマザーボードを3回交換しています。また、サポートのほうも難ありで修理が終わった後にまた新たな修理ネタを仕込んでくれるというお茶目なことをやってくれます。
     X31の使い勝手はいかがですか? IBMだったら、国際保証もありですよね。値段がもう少し安ければ、買いなんですけど、今の私にはなかなか、ポータブルDVDプレーヤとか携帯とか買ってしまったので、しばらくぼんびーな状態が続きそうだし。いいところLOOXという感じかもです。
     なお、私のHPいんべさんのタトイ乍三昧には「百式バカ一代」というコンテンツがありますので、ご笑覧いただければ幸いです。
     それでは。

  2. 臨機応変?管理人 より:

     コメントをありがとうございました。「百式バカ一代」の作者さんだったのですか。Librettoを使っていた当時、ずいぶん、参考にさせていただきました。その節はありがとうございました。
     LOOXの初代機、S5/53Wという機種を持っているのですが、この機種はキーボードが劣悪でした。さらに、湿気のあるところ(そんなところで使わなければ良いのですが・・)で使うと、キーボードコントローラーがすぐにダメになって、2回もマザーボード交換をしました。今は、LOOXは妻にあげてしまいました。
     一方、THINKPADの方は噂のとおり丈夫です。故障知らずです。会社に行くときも持ち歩いていて、家にいるときも使うことが多いのですが、いっさい、おかしくなるような兆候はありません。見た目は無骨な感じですが、さすがIBMと思わせてくれる機械でした。THINKPADといえば、LIBRETTOを使っていた時期に同時にチャンドラ2(THINKPAD235)を使っていたのですが、こちらは少し、筐体が華奢な感じで壊れそうでしたが、それでも問題なく動き続けてくれました。THINKPADシリーズは良くできているなと思っています。

  3. いんべひろし より:

     「百式バカ一代」ご笑覧いただけたそうで、ありがとうございます。あれは他人に参考にしてもらおうという大それたものではなく、むしろLibretto100に対する思いをこめたものだったのですけどね。
     LOOXもSだとやはり問題ありありなのですか? でも「天下の富士通」さんですから、何かことがあった場合でもカシオよりは安心ですね。ちなみに私はずっと富士通のOASYSでした、親指シフトは使っていなかったけど。使った中にはワープロ専用機とDOS/Vパソコンを一体化したようなマシンもあります。
     最近のThinkPadは下位機種のは純正IBMではなく、どこかのメーカに外注で作らせているという話を聞いたことがありますが、どうなんでしょうね。会社で使用していたものだと、A21eは3台くらいマザーがつぶれましたし、R31はHDDが弱かったし、R32も1台はマザーがつぶれました。R40も1台故障でまくりって言うのがありました。うちにもR31がありますが、こいつも1回HDDを飛ばしています。故障知らずということなら、私はむしろ東芝のDynaBookの方がそんな気がしています。今はどうなのかわかりませんが、会社で使っていたSatellite4360は4年間1台もメーカー送りになったものはありませんでした。家にある2550Xも一度まったく起動しなくなったことはありましたが、テクセンで動作チェック中に復活してしまい、結局修理らしい修理もしなかったので、「お代はいいです」で済んでしまいました。
     とはいえ、東芝もここ最近はA4ノートにばかり力を入れて、それ以外はおざなり、という感じなのはいただけませんけどね…
     

  4. 臨機応変?管理人 より:

     THINKPADも廉価版の機種は耐久性が無いのですね。驚きました。とうぜん、あのIBMのことだから、過酷な試験を全機種に対してやっているのかと思っていました。
     DYNABOOKは今まで使ったことがありませんので使い勝手などまったく判りません。今度、購入するときがきたときに、視野に入れてみます。