子供の貯金通帳に記帳してみると、見知らぬところから2ヶ月間に渡って計7000円程度の引き落としがあったと言って妻が首をひねっていました。
引き落とし人は最近合併した比較的有名な会社で、依頼人からの代行徴収をやっている会社のようでした。
妻はおかしいと思って近くの郵便局に行ったようなのですが、その郵便局では引き落とし人に関しての詳細な情報は答えられないとのことです。仕方がないので、その会社の名前から自分でインターネットを使って連絡先を調べて、その会社に電話をしたそうです。応対に出た人は、こちらの口座番号や引き落とし額等の情報を聞いて、すぐに「×× ○○さんですよね」と、まったく聞き覚えの無い人の名前を言ったそうです。
当然違うので、「違う」と答えたところ、「調査します」という話しになって、3時間ほどたち回答の電話が帰ってきました。なんと、誤引き落としだったそうです。
銀行の口座番号は7桁、郵便局は8桁ですが、7桁の口座番号で郵便貯金の口座とマッチング処理をして、まったく違う、うちの子供の口座番号と合ってしまったようです。
この会社からは丁寧な詫び状が送られてきました。文面では理由については「データ入力ミス」という簡単な記述にとどめてありました。
ここで疑問が残るのは郵政公社です。なぜ、口座番号の一部が一致した程度で、勝手に人の口座番号から引き落とすことができるのでしょう? 引き落としには、口座名義人が一致することが絶対条件ですよね。これが今回は一切一致していないのです。それなのに誤引き落としが発生したというのは絶対にあってはならないことだと思います。
そしてもう一つ、こんなことは他の口座でも絶対に発生しているはずです。他の人でも必ず発生しているはずで、今まで郵政公社に対して指摘があったものと思われます。それなのに公の発表が無いというのも非常に変な話しです。きちんとした、横並び確認が行われているようにも思えません。そこで、郵政公社のホームページにあった問い合わせフォームから問い合わせを行ってみました。2日間経過してから帰ってきた返事が下記のメールです。
>この度は、大変ご迷惑をおかけいたしまして誠に申し訳ございません。
> このような誤った引落しをしないようにシステムを改正するように改善を
>強く関係の上部機関へ申し入れることとします。
> ご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。
>
>今後とも郵便貯金のご利用をよろしくお願いいたします。
誤引き落としそのものの事実は認めているように見えるのですが、それを公に発表しようと言う意志は無いようですし、また、きちんとした横並び確認が行われるようにも思えない回答です。このメールに返信をしても進展は見られないように思えたので諦めました。
もしも郵便局に口座を持っている場合は、今一度、引き落としの明細を確認されることをお薦めします。
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