アクアリウムで安価に利用できる水草育成用の肥料について

 本来はアクアデザインアマ(ADA)などが発売している水草肥料をその説明書の通りに使えば比較的安全で確実に水草の栽培ができるですが、どうも、水草用の肥料は高いので敬遠してしまいます。そんな私は危険を承知で、園芸用の肥料に手を出しています。どんな肥料を試しているか、ここでは紹介していきたいと思います。

スポンサーリンク

底床添加肥料

 はじめに底床添加肥料です。底床添加肥料は比較的安価に、テトラから良い水草用の肥料が発売されています。テトライニシャルスティックという商品です。以前はテトライニシャルDという商品で、顆粒状の肥料だったのですが、スティック状の肥料になって生まれ変わりました。きっと、追肥がしやすいように商品を改良したのだと思います。でも、スティックのサイズが少し小さすぎるので、追肥として使うには少々、差し込んでいくのが面倒くさいです。また、水槽の水を減らした状態でやらないと、水の中を通過している間にだんだん溶けていってしまうため、ヘタをすると、水槽が黒ゴケでいっぱいになってしまう危険性があります。追肥として使ったあとは水換えを行っておくと良いでしょう。初期肥料として使うときには、砂利の中に混ぜ合わせておくだけで良いので簡単に使うことができます。それでも、水を入れるときに、砂利を舞いあげてしまうと、やっぱり、水槽が黒ゴケだらけになる可能性がありますので、砂利の上に皿でもおいて、その上に慎重に水を入れていくと良いでしょう。

テトライニシャルスティック

 素直にテトラのイニシャルスティックを使用すれば良かったのですが、手元に無かったことと、近くのホームセンターにも売っていなかったので、他のサイトで紹介されていたハイポネックスジャパンのマグアンプKという商品です。

マグアンプK

成分:NN-P-K-M=6-40-6-15 マグネシウム配合

 この商品はゆっくりと肥料成分が溶け出していくタイプで、効果は1年から1年半ほど続くようです。成分的に見るとリンが多いことが多少気になりますが、ゆっくりと溶け出すことであまり成分の多い少ないは影響が無いのかなと自分を納得させて、この商品を引っ越し後の水槽セットアップ時に、規定量程度を砂利に混ぜ合わせて使用しました。(これが間違えだったようです。他のサイトで情報を探していたところ、規定量の1/10ほどでも十分だったようです)

 使ってすぐの頃は、肥料の効果があまり出ていないようで、レッドカボンバなどは頂芽が白化していたのですが、1週間くらいたつころには、茶色い糸のようなコケが、水草にまとわりつき始めました。この量が一時期は半端な量ではなく、1週間近く水槽を放っておくと、水槽のなか全面が茶色いコケで覆われたようになってしまいました。この茶色い糸のよなコケは、水槽をセットアップしたばかりの、まだ濾過が完成していないときに出てくるコケのようですが、今まで水槽をセットアップしてきたなかで、これほど多量な茶色いコケが出てきたことははじめてでした。マグアンプKを入れすぎたせいだと思います。

 この商品は砂利よりも比重が軽いので、この性質を利用して、底床クリーナを使うときに、出来るだけ吸い出すようにして、2~3週間でコケがおさまり始めました。やれやれです。

 他にも、ADAの底床肥料がありますが、結構、値段が高いので、まだ使ったことがありません。あこがれの気持ちはありますが、使い心地はどんなものなのでしょうか。

ハイポネックス・スティック (2006/06/03追記)

 アクアリウム用の底床肥料は値段が高い場合が多いので、ネットで何か代用できる園芸用肥料は無いかと情報を探してみました。すると、ハイポネックススティックという商品を水草水槽で使ってみたというレポートを見つけました。特に大変なことにはなっていないようなので、楽天市場で購入の上、自分の水槽で使用してみました。何か大変なことが発生するかもしれませんので、あくまでも自己責任です。この商品、30本程度のスティックが入っていて値段は350円前後と、園芸用肥料ということだけあって激安です。

ハイポネックススティック

 肥料の成分は、チッソ-リンサン-カリが8-3-4となっていて、水草水槽の中で使用する上ではちょっとチッソが多いのかなという感じはします。また、他のマグネシウム、マンガン、ホウ素、鉄、銅、亜鉛、モリブデンなどの総合栄養素も配合されているそうです。ハイポネックスの製品については他にも園芸用肥料を水草水槽用に流用したという情報が多く見られる製品なので、商品が届いたあと、思い切って水槽の中に入れてみました。まずは、肥料をたくさん必要とする水草の代表格でもある、エキノドルスの根元、大磯の中に、ハイポネックススティックを埋め込んでみました。120cm水槽なのですが全部で3本を埋めました。今日で埋めてから二週間程度がたちますが、特に魚たちに悪影響が出たということはないようです。また、藻やコケがたくさん出たということもありません。この辺はその水槽の環境などによっても左右されると思いますので、使用する場合にはごく少量から試されることをお薦めします。一方でエキノドルスルビンの方は楽天市場のチャームで購入したときの大きさと比べてとても大きくなりました。これが底床肥料のおかげなのか否かは判らないですが・・・。

 このハイポネックススティックについては今のところは悪影響は発生していないようなので、今度はスティックをいくつかに折って、ヘアーグラスの根元に埋め込んでみようと思っています。

液体肥料

 液体肥料は速効性があるので、とても便利なものですが、使い方を誤ると、速効で水槽の中がコケだらけになるという危険な商品でもあります。たとえば、水草の調子が悪いからと言って、むやみに液肥を与えると大変なことになることがあります。水草の調子が悪いのが、水槽の環境に慣れずに成長が止まっているが理由だとしたら液肥をあげてはいけません。あくまでも、水草が順調に生長して、明らかに肥料不足の兆候が現れたときにあげるようにした方が良いと思います。たとえば、順調に成長している成長が早い有茎水草の頂芽が白くなるようなとき、あるいはやはり成長している有茎水草の下の方の葉っぱが枯れて落ちてしまうような場合は、肥料不足を疑ったほうが良いでしょう。

 液肥も水草用の商品が発売されています。有名なところではテトラやADAの製品でしょう。

 しかし、液体肥料も素直に水草用肥料を使えない私は、園芸用肥料をしています。一つはハイポネックスの開花促進液です。以前のパッケージでは液が薄い赤色だったのですが、新しいパッケージになって、液体の色がうす茶色になりました。

 この商品の素晴らしいところは、その成分にあります。その効用を見れば明らかなのですが、「チッソを除く、リンサン・カリと11種類の栄養素をバランス良く配合。花芽形成を良くします。ビタミン類・高純度天然糖質配合により、植物に活力を与えます。花芽形成(主に、花木やラン類の目には見えない花のもとがつくられること)に効果的です」とあるように、窒素がはいっていないのです。一般的に、水槽の中では餌とか腐敗した水草のカスとかが溜まって、窒素は過剰になることが多いため、窒素を特別に入れる必要がないと言われています。もし、窒素が著しく増加すると植物は利用することが出来ずにコケの栄養分となってしまいます。

 そんなとき、この開花促進液は比較的安心して使用することができます。以前、ある会社の水草用の液肥が、この製品を水で薄めただけの商品だと噂されたときもあるほどです。(本当だったか嘘だったかは、未だに判りません) しかし、やはり入れすぎると、エビが死んでしまったり、水草の生長が阻害されたり、コケの餌食になることもありますので、ほどほどで使うことが大切です。

 私は、水で10倍程度に薄めた上で、水槽の中の様子を見ながら、数CCずつ入れるようにしています。

活力液

 その他に優れた商品としては、メネデールという商品があります。(「芽根出ーる」の略って本当ですか?) そもそもの園芸用の効能は・・

  • 植え付け時の発根や活着を促進する
  • 弱った植物の草勢・樹勢を回復する
  • 室内の観葉植物などの光合成を促進する
  • さし木・さし芽・とり木などの発根を促進する
  • 植え付けや株分け時の活着を促進する
  • 切り花の水あげを促進する

 ということがメネデールのホームページで紹介されています。

 水槽の中に入れると、何か素晴らしい目に見えるような効果がパッと現れるようなKとは無いのですが、何となく、水草が元気になったよな気がします。この何となくが良くて、ついつい癖になってしまうような商品です。水槽の様子を見ながら、数CCずつ使うというのが私の使い方です。入れすぎた経験は無いので、いったいどうなるのか判りませんが、とりあえず、入れすぎることは避けた方が良いでしょう。

(2006/06/03追記)

 メネデールから水草の活力素が発売になりました。今まではメネデールを水槽の中に入れるのはあくまでも自己責任で入れていたことになりますが、メネデール社から水草の活力素として発売されたということは、発売元のお墨付きを貰ったような感じです。中の成分が園芸用のメネデールと水草の活力素の間で同じなのか違うのかよく判りませんが、値段が大きく違うわけでもないので、水草の活力素の方を楽天市場で購入してみました。

 この水草の活力素は近所のホームセンターなどでは入手することができません。きっと大きめの熱帯魚ショップなどに行くと売っているのではないかと思いますが、なかなか行く機会も無いので、このようなときは楽天市場などの通信販売を使用するのは実に便利です。今回はこの水草の活力素と一緒にハイポネックスの開花促進液やマグアンプK大粒、そしてハイポネックススティックなどを一緒に購入しました。

 メネデール水草の活力素は水草の生育に必要な鉄分をFe++として含む二価鉄イオン水です。1週間から10日に一度、水槽の水に加えるだけで水草が活き活きと元気に育つということを売りにしています。肥料分は添加されていないので、水が濁ったりコケ類が繁殖することはないと書かれています。また観賞魚の水槽にも安心して使えると書かれています。また、注意事項としては、冷暗所に保管して薄める場合には必要量のみを作り、作り置きは避けてくださいとのことです。水槽に定期的に入れています。水草の状態は絶好調ですが、これがこのメネデールの水草の活力液のお陰なのか、炭酸ガスなどをガンガンと添加していることによるものなのか、双方の効果なのか、よく判りませんが、少なくとも悪い影響だけは無いようです。今後もメネデールを使い続けていこうと思います。

 ネットで情報を探してみると、ハイポネックスの活力液を使用している方もいらっしゃるようです。こちらの製品についてはまだ使ったことがありませんが、機会があれば使ってみたいと思います。

コメント