社会的な重要なインフラはたとえあう一部分が壊れても、すぐに替わりの装置が動き出して、インフラが停止してしまうことを防ぐのが原則で、「単一障害点を作らない」というのを基本に対策をとります。
しかし、今回のNTTコミュニケーションが発生させた大手町ビルの電源設備(分電盤)故障部位については、他にバックアップする装置が無く、結果として単一障害点になってしまっていたそうです。
よく壊れがちな、コンピュータ機器などは、サーバーを二重化したり、ネットワーク設備を二重化したりすることが通例ですが、意外と電源設備は盲点で、単一障害点を持っていることが多いようです。気を付けなければ・・・。
ITmedia エンタープライズ:意外なところにあったNTT Comの「単一の障害点」
【2013/07/24追記】
通信キャリアで相次いで通信系の障害が発生
相変わらず、通信系の障害は色々な会社でたびたび発生しています。特にここ数年ではモバイル系のデータ通信が増えたこともあり、NTTドコモ、auなどで通信に支障が出る状態が長時間続くトラブルが発生しました。各社とも対策を続けている結果、最近では徐々に安定してきたと思います。
【2014/03/23追記】
各社ともモバイル系の設備増強も終わったようで、最近では徐々に完全に普通になったというニュースは減ってきたように思います。これから先も動画系のコンテンツを見る人が増えたりしてネットワーク網への負荷はあがっていくことが想像できますが、各キャリアとも早め早めに設備を増強しなければいけないので、そのタイミングがとても重要になってくるのでしょう。
【2019/08/17追記】
ソフトバンクで大きな障害
先日、ソフトバンクのモバイルネットワークが大規模な障害を発生させてしまい、長時間にわたり携帯電話が利用できない状況に陥りました。携帯電話やスマホは生活に密接に関わっているため、インフラの停止は大変に大きな問題につながってしまいます。
一方で楽天は第四のキャリアとして名乗りをあげて、この10月に東名阪で第1種通信サービスを提供するための準備を進めています。しかし、基地局の設置が大幅に遅れているため、総務省からも指摘を受けていることが報じられていました。
三木谷社長はまずはスモールスタートで開始することを発表していますが、性能試験等も十分に行える期間がないのではないかという指摘を受けている中での強行的なサービス開始ではあるので、どんな品質でサービスが開始されるのか、とても気になるところです。
コメント
こんにちは。
日本はそういう意味では意識が希薄かもしれませんね。
TOPの2人が同じ飛行機に乗ったりと危機管理がなっていません。
まあ、佐々さんの受け売りなのですけれども。
困ったものですね。