最近、気になるニュースが流れはじめました。「一部の自治体で、狭い敷地の住宅建設を制限へ」というニュースです。都心に近い場所の土地は最近では値段が落ちてきたとは言え、一般的に一戸建てに必要だと言われている100平米以上の敷地だと、まだまだ、庶民の手の出るような値段ではありません。そんなところへ、このニュースが流れたのですから気になります。
ミニ戸建てはダメ!、世田谷・目黒などが狭い敷地の住宅建設を制限へ – nikkeibp.jp – 企業・経営
区や市が定めた最低面積に満たない敷地では住宅の建設を認めないというもの。世田谷区、目黒区、杉並区、中野区、武蔵野市など都内でも戸建て人気が高い地区が規制に踏み切るため、ブームへの影響は必至だ。
きっと、このニュースを聞いて一番驚いたのが、すでにこの規制に引っかかるような敷地に家を建てている人ではないでしょうか。しかし記事をよくよく見てみると、以下のような記述もあります。
>もちろん今回の規制が過去にさかのぼって適用される
>わけではないため、既に住宅がある敷地については、
>建て替え時などに今回の規制を受けることはない。
従って、これからも自由に家を建て替えることができるので一安心です。いま100平米以上あるような土地を、もっと小さな土地に細分化、分筆して、新たに家を建てることを禁止しているのかと思います。
しかし、この流れが一般化すれば、大きい土地を分筆して規制以下の面積にして売ることが出来なくなるので、ある大きさ以上の土地の大きさのままで売らなければいけません。この値段があまりにも高すぎると、売れなくなってしまうので、もしかしたら土地の値段が下がっていくかもしれません。
こうなると、これから土地を購入する人は有利になるような気がします。どちらにせよ、バブルのときのように土地の値段がドンドン上がる時代は既にとっくの昔に終わっているので、自分の家を持つのがよいのか、それとも賃貸住宅を借りていくのが良いのか悩ましいところではあります。
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