SONYから大量コンテンツを持ち歩けるHDDネットワークウオークマンが発売

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 HDD内蔵型のポータブルオーディオプレーヤーとしては、AppleのiPodがシェアを伸ばしていますが、それに遅れてソニー(ソニーマーケティング株式会社)からウオークマンブランドでポータブルHDDプレーヤー『NW-HD1』が発売されます。

 手のひらサイズにもかかわらず、内蔵のHDDは20GBもある1.8インチHDDが搭載されているそうです。48Kbpsで収録すると、13,000曲(CD約900枚)もの音楽が入るようですが、はたしてこれだけの音楽ソースを個人で持っているのいでしょうか?

音楽データは圧縮率を高くする(=ビットレートを低くする)と音質が劣化します。48Kbpsでも十分に楽しめる音質ではあると思いますが、元のCDの音質に近づけるためには、128Kbpsで録音した方が良いかもしれません。また、メーカー独自の圧縮方式でコンテンツを作成すると、他の会社の機器で再生ができなくなる恐れがあります。SonicStageでは、ATRAC3plus/ATRAC3/WAV/MP3(32-320kbps)/WMAに対応しているということなので、汎用性を担保するためには、MP3の方が良いかもしれません。

 なお、ハードディスクは磁気ディスクの円盤を回転させてヘッドが信号を読み取る仕組みになっているため、衝撃を与えると、ヘッドが円盤にぶつかりクラッシュしてしまいます。この弱点を克服するために、「Gセンサー(重力加速度センサー)」と「耐衝撃ダンパー」を搭載して、未然にクラッシュが起こりにくくする仕組みが搭載されています。

 こちらの商品、音声の圧縮にはソニーの高音質音声圧縮技術ATRAC3plus方式が採用されています。手持ちのCDや音楽ダウンロードサービスからパソコンにとりためた楽曲をこのWalkmanへ高速に転送することができます。

 やはり、これからは音楽だけでは無くて、動画を入れて持ち歩くスタイルも増えていくのでしょう。今のHDDレコーダーも近い将来には、手のひらサイズになってしまうのではないでしょうか。

【2024年9月17日追記】

 当時は20GBでも十分に大容量でしたが、今ではHDDを使わなくとも、不揮発メモリだけで、1TB程度の容量を安価に実現できるようになってしまいました。20年間における技術進化のスピードには目を見張るものがあります。

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