ADSLで勢いをつけたソフトバンクが固定電話に参入

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SOFTBANK

 Yahoo!-BBで積極的な事業展開を実施しているソフトバンクが固定電話事業に参入だそうです。最近合併した日本テレコムとのコラボレーションで実現した事業のようですが何となく不思議ではあります。

 従来は固定電話事業は専用の交換機などを準備する必要があり、どうしても固定費が高くなってしまうため、ルーターなどの安価な汎用品が利用できるIP電話網にドンドン移っていくというのが定説でした。ところが、今回は固定電話事業を新たに展開しようというのですから驚きです。

 わずかながら基本料がNTTグループより安く、かつ通話料も断然安いサービス内容になっているようですが、なぜYahoo!-BBを軸にしたIP電話事業に主軸を移そうとしていた今、固定電話事業を積極展開なのか、下記の記事を読むといくつかの理由が挙げられていますが、やはりよく判りません。

「NTTの基本料は不要」–ソフトバンクグループ、独自通信網を使った固定電話事業を開始 – CNET Japan
 ソフトバンクグループは8月30日、独自通信網を利用した固定電話サービスを開始すると発表した。

【2014/03/23追記】

 その後、各種の割引サービスとiPhoneを武器にして、ソフトバンクは業績を急速に拡大していきました。WILLCOMなども傘下におさめただけではなく、米国の携帯電話会社の買収など、かなり派手な事業展開をしているように見えます。

 ただ、iPhoneについては、auだけではなくドコモも取り扱いを開始して三社で壮絶な割引合戦を繰り広げています。特にMNPで電話会社を乗り換える人を対象にした本体価格の値引きやキャッシュバックは、もはやかなりの金額になっています。総務省もこの事態を静観していられなくなり、MNPなどの高額キャッシュバックを控えるように各社に指導したといううわさ話が出てくるほどになりました。

 一方ではとても安い価格でモバイルデータ通信を提供するMVMOサービスも増えてきました。安いところでは月額900円ほどの価格からあります。これから先、各社でどのような競争が繰り広げられるのか気になるところです。

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