液晶テレビよりもブラウン管型テレビの方が画質が良い?

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SONYブラウン管テレビTV

 最近は薄型テレビに人気が集中していますが、オールアバウトジャパンに「まだ今のところはブラウン型テレビの方が画質が良く、かつ価格も安い」という記事がありました。32インチくらいまでのテレビであれば、私も今ならばブラウン管型テレビを購入すると思います。

 32インチを超えるサイズについては、ブラウン管型テレビは重量がとても重くなるので二の足を踏んでしまいます。部屋のレイアウトを変更するときもたいへんだったりするのは目に見えています。

 大型テレビでは、いくら値段が高くても画質が多少悪くても、やはり薄型テレビのほうが良いような気がします。今後も薄型テレビの値段はどんどん下がっていくのは明らかですので、まずはもう少し購入しやすい値段になるまでは待ちでしょうか。

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「テレビ」といえば、”液晶テレビ”、”プラズマテレビ”、どっちにしようかな†? と言われるご時世ですが、従来のブラウン管テレビも魅力的な新製品が発売されています。
“安さ”と”高画質”では、液晶テレビやプラズマテレビと比較して、絶対に負けないブラウン管テレビを、この機会に是非見直しませんか?

 2006年になるとブラウン管型テレビの新製品も発売されることがなくなり、液晶テレビへの置き換えが進みます。この2006年に執筆されたITmediaの記事「CRT高画質神話は本当か」を読むと、色域、輝度とコントラスト、階調性、視野角、応答速度の比較において、諧調性と応答速度を除き、ほぼ液晶テレビの方が優れているという結果になっていました。

 液晶テレビについては海外製の安い製品でも日常使用では十分な画質を持つようになってきているので、日本国内のメーカーは苦戦を強いられています。アナログの時代はソニーのトリニトロン技術など、他社では真似できない技術を日本の会社が多数保有して海外に大きな差別化ができていましたが、デジタル化により液晶パネルやチューナーなど部品を組み立てていくことで一定以上の性能の製品が発売できるようになったことは国内メーカーにとっては脅威だと思います。

【2013/08/08追記】

 この記事を書いたときには地上アナログ放送を見ることが前提でしたが、2011年には地上デジタル放送に移行しました。地上デジタルのフルハイビジョン映像で比較すると昔のブラウン管型テレビの画質ではまったく満足できなくなります。やはり、フルハイビジョンに対応した薄型液晶テレビで見ると、本当に綺麗です。

 さらに現在では4Kと言われる、解像度が16倍になるテレビも実用化をめがけて各家電メーカーが開発を進めています。どこまでテレビの画像が綺麗になるのか気になるところです。

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