日本テレビ系列で2004年7月7日から9月15日まで毎週水曜日に放送されていた「ラストプレゼント~娘と生きる最後の夏」が最終回を迎えました。以前、家庭を捨てて建築設計事務所「古茂口建築設計」に所属する一級建築士として一人で生きる決意をした女性(平木明日香;天海祐希))が余命3ヶ月を宣告されて、余命のことは誰にも離さずに娘(小田歩;福田麻由子)と過ごす最後の夏を精一杯に生きていく物語です。平均視聴率はビデオリサーチ社の調べで11.7%でした。
明日香は歩が小さいときに育児ノイローゼとなり、歩を残して家出をしました。そして歩が3歳の時に離婚しています。
一方、平木明日香の元夫(小田聡)の再婚相手、百瀬有里(永作博美)は歩からは有里お姉ちゃんと呼ばれています。新しい母親として歩と仲良くしたいと思っていますが、明日香と歩を引き合わせることにも努力します。
最終回では、有里(永作博美)が明日香(天海祐希)を殴ったとき、明日香が「あなた、グーで殴った?」というあたり、とても自然な演出でたし、何といっても、「歩ちゃん」の表情やセリフ、迫真に迫った演技には驚かされました。
最後はかなしい終わり方をするのかと思えば、海でみんなで楽しそうに夜を明かすシーンで安心しました。感動的なドラマでした。このドラマで膵臓がん患者を演じるために主演の天海祐希は撮影中に体重を7kg近く減量したということです。プロとしての意識がものすごいと思います。ドラマを撮影するときは決して、第一話から順番に撮影していくわけではなく、一番効率的に撮影できる段取りを作っていると聞いたことがありますが、撮影中に減量をしたということは、その減量をしてから病気後の撮影をするなど撮影順にも考慮されていったということなのでしょう。
主題歌は槇原敬之の「僕が一番欲しかったもの」です。
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