三鷹市にあるジブリ美術館(三鷹市立アニメーション美術館)へ行ってきました。スタジオジブリのファンだけではなく、不思議な空間の中で五感をフルに働かせながら迷子になるような感覚を味わうことが出来る美術館です。いろいろな展示に自由に触れて、それぞれの人の感性でいろいろなことを発見することが出来る美術館です。
前売りチケットを入手
前々から行ってみたかったのですが、ローソンチケットで1ヶ月以上前から前売り券を買っておかなければ入れないということでずっと躊躇していました。しかし、今回、ジブリ美術館の前売りチケットをようやく手に入れることができたので、ジブリ美術館へ行ってきました。
ジブリ美術館は井の頭公園の一番西の方にあります。吉祥寺大通りを吉祥寺から南に向かって走っていって、玉川上水の上の万助橋という交差点を過ぎて、ほどなく走ると向かって左側にあります。吉祥寺駅からは小田急バスに乗って、万助橋というバス停でおりてそのまま進行方向に歩くか、明星学園入口というバス停でおりて、少し、来た道を戻るように歩きます。
交通機関
三鷹駅からは、ジブリ美術館経由の循環バスが走っているので、これ乗れば、一発で行くことができます。黄色い循環バスと赤い明星学園行きのバスはどちらもジブリ美術館を通ります。三鷹駅から行くときは往復乗車券を買うとバス代が割安になりますが、帰りは三鷹駅には戻らずに、そのまま井の頭公園を突っ切って、散歩がてらブラブラと吉祥寺駅まで歩いていくというのもお薦めです。天気の良い日は往復乗車券を買わない方が良いかもしれません。
入場の列
10時からの入場券を持っていて、10時15分くらいに着いたのですが、ものすごくたくさんの人が並んでいて、入場するのに20分近くの時間がかかりました。玄関まで並んでいるときに途中に標識があって、館内は撮影禁止ということが書いてありました。心の中にその情景を焼き付けて欲しいという主旨の言葉が書いてあったと思います。列に並んでいる人の中にはそれを見て残念そうにしている人もいっぱいいました。
列の最前列になってようやく入口から入ると、まず地下一階に入って、続いて1階、2階、3階という具合に上がっていくことになります。受付ではジブリ映画のフィルムの一場面を切り取ったチケットを受け取ることが出来ます。私がもらったのは、千と千尋の神隠しの一場面でした。
美術館の中は吹き抜けがあったり、吹き抜けの上部を渡るような廊下があったり、色々と仕掛けが準備されています。子どもはあっちへ行ったりこっちへ行ったり、館内をずいぶん楽しんでいるようでした。ちょっと目を離すと、どこかに行って判らなくなってしまいそうなので、親の方もかけずり回って結構大変です。
中央ホールは吹き抜け
中央ホールは地下1階から地上二階までが吹き抜けになっていて、圧倒的な空間そのものが展示物になっています。螺旋階段や壁面の階段、空中廊下など、まるで宮崎駿監督の作品の中に迷い込んだような錯覚を感じます。床や手すりなど、美術館を形作る素材にもこだわりがあります。
入場予約制だったのでそんなに館内は混んでいないと思っていたのですが、そんなことは全くなく、館内もものすごく混んでいて、少し面食らいました。しかし、子供たちは大喜びで展示物を見て回っていました。特に2歳の一番下の子は猫バスに乗れて大喜びという感じです。子どもは「となりのトトロ」が大好きなので、ネコバスを見ることができて本当に嬉しかったのでしょう。
屋上にはロボット兵
屋上に行くと、ススキの野原のようなイメージになっていて、ロボットの兵隊の像がそびえ立っていました。
なかなか、さまになっていて良い感じでした。帰りに、館内のCAFEの値段表を見てみると、ちょっぴり高かったので、とりあえずメニューを見るだけにとどめて、美術館のまわりで記念撮影をしつつ、出口から外に出ました。
出口から左に曲がるとそこは広場になります。井の頭公園の西園です。ここを突っ切るように歩くと、玉川上水があり、橋を渡って更に歩くと、池の方におりられるようになっています。このまま弁財天を通って、池の真ん中にかかっている橋を渡って吉祥寺へ行きました。ここで昼ご飯を食べ買い物をして家に帰りました。
ジブリ美術館の前を通りかかりました。今回は入場券を持っていなかったので、井の頭公園に行くときにジブリ美術館の前を通りかかっただけです。ジブリ美術館の横で、玄米ワッフルという変わったものを売っている自転車のお姉さんがいました。「夕焼けこやけ」という移動販売のようです。家族の分と合わせて、3種類の玄米ワッフルを買ってみました。プレーンときな粉と黒ごまだったと思います。一つ200円です。
★吉祥寺diario -吉祥寺日記サイト-: 夕焼け小やけ
★いつもの、声 | 玄米ワッフル
この夕焼け小焼けの玄米ワッフル、見た感じは確かにワッフルなのですが、食感は「もちもち」っとしています。また、ふつうのワッフルのように甘すぎることは無いので、とても健康志向の食品という感じがします。また、結構、分量があって、一つ食べるだけでも結構お腹が一杯になります。いつ販売をされているかは判らないのですが、もしもジブリ美術館に行った際にこの移動販売を見かけたら、購入してみてはいかがでしょうか。
【2021年7月19日追記】
コロナ影響による入館客減少により寄付を募ったところ1日で目標クリア
昨年からずっと続いている新型コロナウイルスの影響で、三鷹の森ジブリ美術館も開館できなった日がとても長期間に及びました。例年であれば65万人が訪れますが、2020年度は約9万人にまで入場者が落ち込んでしまいました。
この影響で入館料収入が落ち込み、このまま継続することが難しい状態になってきたため、三鷹市がふるさと納税を使って、7月15日に寄付を募集したところ、わずか1日で目標としていた1000万円を突破してしまいました。全国のジブリファンからの寄付は以降もぞくぞくと増え続けているそうです。
今回の寄付は1口5000円以上、返礼品は無しで行われました。にもかかわらず、7月16日の午前中には目標額の1000万円を突破、17日午後10時現在で2153人から約1700万円が集まっているということです。
【2021年9月6日追記】
入場者以外へのワゴンセール
先日、井の頭公園のジブリ美術館の横を通りかかったところ、入場していない人に向けてワゴンセールを実施していました。限定品などの取り扱いもあるようです。少し奥まったところで販売をしていて、通りかかった人も立ち寄りにくい雰囲気だったためか、「ぜひ、商品を見るだけでもよろしくお願いします」と声をかけていました。
パッと見た範囲では、200円のラムネなどが見えました。
トトロはいつものように窓口業務をしていました。
【2021/10/01追記】
三鷹の森ジブリ美術館20周年
2021/10/01は三鷹の森ジブリ美術館がオープンしてから20年目の記念日です。テレビではヒルナンデス!で久本雅美さんのレポートが放送されたほか、三鷹の森ジブリ美術館の公式オンラインショップがオープンしました。
こちらで紹介しています。
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