一時はとても勢いがあった家電量販店のLAOXをご存じでしょうか。LAOXは創業者の谷口正治氏が1930年に墨田区で始めた電気器具の行商が始まりで、1939年に開店した谷口商店を源流としている、とても歴史の長い会社です。
1976年にラオックス株式会社が設立し、ラオックスとのしての営業を開始しています。1970年代後半から1980年代前半にかけてはオーディオ機器、1980年代後半からはパソコン関連の販売に注力し、業績を伸ばしていきました。最盛期には関東近郊を始め、東北地方や信越地方にも地場量販店との業務提携や子会社化を通じて店舗網を拡大し、2000年代初頭には2000億円以上を売り上げ、大手家電量販店のひとつに数えられていました。
家電量販店のラオックスは、最近は赤字が続き経営の不振が伝えられていましたが、今後は投資会社の傘下に入って、資金と経営ノウハウを得ながら、会社の再建を進めることになったそうです。筆頭株主がオックスフォード有限会社に異動、投資ファンドの株式会社MKSパートナーズが親会社となります。
ラオックスといえば、まだ子どもの頃から買い物をしていて愛着がある家電店です。だいたい、大きな買い物をするときにはラオックスで買い物をしてきました。まだ出始めのCDプレーヤーをバイトでお金を貯めて買ったのもラオックスでした。ソニーのCDP101という機種でしたが、当時15万円の値段だったと思います。また、今となっては普通のリモコンが当時は別売りで1万円もしました。
また最近では昨年末にまだ出始めのPSXを7万円くらいで購入したのもこのラオックスでした。
色々思いでもあるので、ぜひこれを機に今後は成長していってほしいと思います。
Yahoo!ニュース – コンピュータ – ITmediaニュース
ラオックスは10月29日、投資会社・MKSパートナーズの傘下に入ると発表した。家電量販店間の競争が激化する中、ラオックスは赤字が続いており、投資会社の資金と経営ノウハウを得て再建を進める。
【2013/08/12追記】
こちらがラオックスの公式サイトです。
2009年8月に中国最大手の家電量販店チェーンである「蘇寧電器」のグループ会社となりました。羅怡文社長の方針により、ラオックスは中国人観光客向けの免税店として再建を図っているようです。
昔のようなラオックスではなくなってしまいました。
コメント