米国非営利団体が制作する子ども向けテレビ教育番組セサミストリート

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ケーブルカー-サンフランシスコ

 今日、子供が見ているテレビを見ると昔懐かしいセサミストリートでした。

 しかし何かが違います。昔のセサミストリートは番組の中は全てが英語だったと思うのですが、日本語も一緒に登場人物が話しています。

 しかも、番組の途中にはKDDIなどのコマーシャルが流れています。NHKであればコマーシャルが流れるはずがありません。チャンネルを確認してみると、テレビ東京でした。公式ホームページを見てもテレビ東京の話ししか出てこないので、NHKでは放送をやめたのでしょうか。

 公式ホームページを見ていると、セサミストリートパートナーズJAPANという会社が今年の4月に設立されていて、この時点から放送事業や商品化事業についてこの会社が一手にやっているようです。

 他にもインターネットで情報を調べてみると、2004年3月まではアメリカの未就学児向けに非営利団体が作成したものをNHKが放送していたようですが、半年のブランクが空いてこの10月からは日本の子供たち専用に制作された内容に変わったそうです。NHKでの放送は約30年も続いたようですね。

 本当は本国の非営利団体としての理念は「世界中の子供たちに教育の機会を」だそうで、日本には日本向きの番組を以前より放送したいと考えていたようですが、NHKは米国の番組をそのままで放送したいと考えており思惑が一致しなかったようです。

 私としても日本人の子供に関しては、生の英語に触れるチャンスが少ないのが英語教育の問題だという気がしますので、米国の番組をそのままの形で放送することがその非営利団体の理念に一致するように思います。私が子供の頃も、英語がわからないなりに一生懸命にセサミストリートを見ていたので、何となく昔のセサミストリートの方が良かったような気がします。

 今日のセサミストリートを見ていても、「「日本語でもちろんはオフコース」なんてことを言っているだけで、とても英語の勉強になるようには思えませんでした。何となくこの番組、長続きがしないような気もしました。

 早くNHKでオリジナルの英語版を放送するようにして欲しいと強く思いました。

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