米国のホームネットワークでは無線LANの利用率が有線LANを抜く

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 米国の調査では、従来ではホームネットワークでは一般的に用いられてきた有線LANの利用率を無線LANが超えたという調査結果が発表されています。

 無線LAN機器も特に実使用上は何ら問題なく使用することができる802.11bの規格(最大11Mbps)に対応した製品の値段がかなり安くなってきている一方、もっと高速な無線LAN通信が期待できる802.11gに対応した製品でさえ、普及価格帯の値段に落ち着きつつあります。

 802.11b対応製品で安いものではアクセスポイントと無線LANカードのセットで1万円以下で簡単に手に入るようになってきました。この値段であれば、HUBだ、ケーブルだ、工事だと言いつつ有線LANの設置を行うよりももっと簡単に無線LANを設置できてしまいます。

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今後の家庭では無線LANが一般的になる予想

 今後はコンピューターセンターなどよほどの信頼性が要求される場所やWANからの取り込み口とパソコンの距離がすぐそばと言った有線LANにとても向いた環境を除いては、無線LANが標準的に使われるようになっていくものと推測されます。

 最近ではDVDレコーダーなどもLANに接続できるような仕組みが搭載されるようになってきました。しかし、こちらは有線LANへの接続しか考慮されていません。こちらも近い将来には無線LAN通信ユニットが標準で搭載されるようになるものと思われます。

ホームネットワークでのWi-Fi利用率、有線LANを抜く–米調査 – CNET Japan
ホームネットワークでのWi-Fi利用率、有線LANを抜く–米調査

【2024年6月14日追記】

2024年の有線LANの状況

 このエントリーを公開してから20年近くが経過しますが、もはや家庭でネットワークを構築するときに。有線LANを使うことは無くなったのではないかと思います。スマホも普及したことで、もしも自宅に光ファイバーなどの常時接続回線を引き込むのであれば、無線LANルーターを設置するのが普通だと思います。LANにおける通信速度も非常に速くなったので、家庭で有線LANを使う必然性はなくなりました。自宅で有線LANのケーブルを敷設していたのが、本当に昔のことのように感じます。

 一方でオフィスに関しては、各デスクに設置して使うパソコンの接続には有線LANを利用することが一般的です。オフィスで無線LANをメインにして使おうとすると、どうしても混雑して必要なスピードが確保できなくなる場合があります。

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