東芝の0.85インチの超小型ハードディスク(記録容量は4GB)

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HDD

 最近では携帯機器が進化するのにつれて、メモリーカードなども大容量化がどんどん進んでいます。また、コンパクトフラッシュと同じ形状にできるマイクロドライブも開発されて実用化されています。

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超小型ハードディスクの量産体制

 しかし、これよりもさらに小型のハードディスクも量産体制が整ったようです。東芝から発表があったハードディスクはディスクの直径が0.85インチだそうです。写真で見ると100円玉より磁性体は小さいようです。最初に4GBの容量のものが製品化されるようですが、これに続いて大容量のものも実用化されていくとのこと。

 メモリーカードの方もどんどん容量が大きくなっていますので、これとの容量競争になりそうですが、今後、PDAや携帯電話、そしてビデオカメラなどにも小型のハードディスクが導入されていくのではないでしょうか。

東芝、0.85インチのHDD量産へ

東芝、0.85インチのHDD量産へ


【2012/10/13追記】

超小型ハードディスクは衰退

このエントリーを公開した2005年当時は超小型ハードディスクも需要があるのではないかと思っていました。しかし結局は超小型ハードディスクの需要が広がる前に、メモリカードの容量がどんどん大きくなって、価格が劇的に下がったことにより、超小型ハードディスクが普及することはありませんでした。

この2005年当時は5GBの小型媒体というのはとても魅力的でした。iPodなどをはじめとしたポータブルミュージックプレイヤーなども含めて採用する幅が広がるのではないかと思っていました。しかし、7年たった今、32GBのSDメモリカードが、わずか2000円ほどで手に入ってしまうようになりました。これでは、とても複雑なハードウエア機構を持つハードディスクが太刀打ちできるわけがありません。いわば、イノベーションのジレンマによって、超小型ハードディスクが駆逐されるような形になってしまいました。

【2022年2月2日追記】

今となってはSDメモリカードで1TBのものまで発売されています。

本当に技術の進化には驚くばかりです。マイクロハードディスクドライブは本当に見かけなくなってしまいました。

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