写真はJR東海道線の茅ヶ崎駅で見かけた相模線です。
この電車はこちらの茅ヶ崎駅から横浜線の橋本まで、途中は小田急小田原線の海老名駅などを通りながら1時間程度で結んでいます。
単線なので駅での列車交換作業などもあり、実に長閑でゆったりと時間が流れている鉄道です。東京近郊に残る貴重なローカル線の一つといっても過言ではないでしょう。
東海道線沿線から北に向かって、南北を縦断する鉄道路線は少ないので、非常に貴重な路線だと思います。この路線以外では、西からあげると身延線、相模線、横浜線、南武線程度しかないのではないでしょうか。
低い雲間に天気雨
松任谷由実(荒井由実)さんの曲でも、相模線が出てくる曲があったような気がします。荒井由実さんは八王子に住んでいたので、茅ヶ崎などの海岸へ行くときには相模線を使用したこともあったのでしょう。
荒井由実さんのなんの曲だったかを調べてみると、「天気雨」でした。
米軍ハウス
「白いハウスをながめ、相模線に揺られてきた」という歌詞がありました。また、白いハウスというのは厚木基地やキャンプ座間に関係する米軍将校クラスが住む米軍ハウスのことではないかということです。多分、こんな感じの家が並んでいたのでしょう。
この写真は入間市のジョンソンタウンで撮影したものです。ジョンソンタウンについては、こちらで紹介しています。
茅ヶ崎のゴッテス
同じ「天気雨」を聞いていると歌詞の中に「サーフボードなおしにゴッテスまで」というキーワードが出てきます。このゴッテスは茅ヶ崎にある実在のサーフショップGODDESSです。先日、テレビでお店の社長に取材をしていたのですが、Yumingとの出会いを紹介していました。最初に会ったときはYumingのことを知らなくて自然に接していたのだそうです。
お店の古い建物は2008年9月23日の休業後に建て替えられて、新しい建物で翌年から営業しています。古い建物は約200坪の敷地に建つ2階建ての店舗でした。
14番目の月
ちなみに天気雨が収録されているアルバムはこちらの14番目の月になります。1976年11月20日に発売されたアルバムなので、もう40年以上前の作品ということになります。
以前、私が相模線に乗ったときには、まだディーゼルカーが走っていて、とてものんびりとした列車でした。橋本から茅ヶ崎へ行くのにも随分時間がかかったように記憶しています。何のために当時乗ったのかはぜんぜん覚えていません。
その後、相模線は1991年3月に電化して、当時は新鋭の205系電車が投入されたようです。この時点で随分スピードアップを果たしたのではないでしょうか。途中の寒川というところには支線もあったようですが、今では廃止されてしまっています。
【2021/12/03追記】
相模線は開業100周年
JR相模線の茅ヶ崎と寒川間が2021年9月28日に開業100周年を迎えました。開業時は私鉄の相模鉄道で、設立趣旨書には大山阿夫利神社への参拝や穀類、繭糸、木材の輸送、相模川の砂利の輸送がうたわれていました。
その後、砂利の需要が好調だったことから1931年に橋本駅まで延伸されました。
コメント