ここ数週間、2つに分かれていた次世代DVD規格に関して、両社の歩み寄りが始まって、規格が一つに統一される見通しとの報道が流れていました。
これは、以前のビデオレコーダーのように、ベータ陣営とVHS陣営の戦いのような無駄な消耗戦を防ぐこともできて、かつ消費者の方も規格が統一されればメリットがあるということで、とても良いことだと思っていました。
ところが、本日のasahi.comの報道によると、東芝陣営側がブルーレイ方式のディスク構造を採用することはできないという説明を始めたそうです。
東芝側の主張は「長時間録画以外に利点が無い、映画の再生用ソフトとしてHD採用を表明している米ハリウッドにBD方式に転換するよう説得するのは難しい」という二点を説明しているようですが、どちらもそれほど大きな問題点のような感じがしません。
昔のVHSも最大6時間録画という長時間録画で普及した面もあるので、今回も容量が大きいということは大きなメリットだと思います。
ここにきて急に、なぜ東芝陣営が態度を硬化させたかは判りませんが、早く規格が統一化できるように動いてほしいと思うところです。
asahi.com: ブルーレイ方式で統一困難、東芝陣営確認 次世代DVD-#遵マジネス
【2012/12/17追記】
紆余曲折があった次世代DVDの規格統一ですが、結局はブルーレイディスクに統一されることになりました。東芝の完敗という形になってしまいました。メーカーの身勝手でいくつもの規格が乱立するような状況は今後は絶対に避けて欲しいと思います。
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