オープンソースの浸透はマイクロソフトの収益に大きな影響を与えるため、マイクロソフトはオープンソースが使われそうな案件に対して、「オープンソース移行阻止」のための商談をしていることが日経で報じられていました。商談43件のうち、マイクロソフトから見たときの勝率は7勝15敗ということで、かなりの苦戦を強いられているようです。
以前であれば、デスクトップOSや部門サーバー程度の規模のファイルサーバー等であればWINDOWSしか選択肢しかありませんでした。しかし、最近になってからは特にサーバーに関してはLinuxを採用しても特に問題なく構築できてしまいます。
デスクトップOSについてはオープンなOFFICEソフトが実用レベルになってきているのとLinux環境のGUIもどんどん良くなっているので、通常のパソコンを使用する用途の範囲ではこの先はかなりマイクロソフトは苦戦するものと思われます。
しかし、Linuxに対応した市販ソフトウェア製品はまだまだ少ないので、例えば動画編集とか特化した用途には当面WINDOWSは残るのかなと思います。
「“オープンソースへの移行阻止”商談は7勝15敗」、マイクロソフト – nikkeibp.jp – 注目のニュース
【2013/07/14追記】
androidやiOSの台頭
従来はマイクロソフトのWindowsがデファクトスタンダードなOSとして普及してきましたが、最近ではタブレットパソコンの普及に伴って、androidやiOSといった全く違ったOSが急速に普及してきています。
今後、OSの勢力図は大きく変わることになるかもしれません。
【2024年5月31日追記】
モバイルOSの世界では、MicrosoftはWindowsCEやWindows mobileで勝負をかけましたが、残念ながらandroidやiOSの伸びを食い止めることはできず、すでに撤退した状況になっています。私もWindows CEやWindows mobileを搭載したデバイスを触ったことがありますが、androidやiOSと比較すると少し重いような感じがしました。やはり機能が多いことが逆に災いしているのかもしれません。
iOS(iPadOS)はマルチウインドウへの対応など、デスクトップOSでも利用できるような機能的な進化を始めています。今後の動きが気になります。
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