DVDレコーダーの価格は平均で5万7300円、ほぼ3月以降は横ばいになっているようです。1年くらい前の一時期は160GBのハードディスクを内蔵したPSXが4万円弱で売られていたりしたので、随分、価格が安定したということができるでしょう。
また、ハードディスク容量については、160GB未満の製品はほとんど市場から無くなって、160GB以上の製品が主流になっています。
最近では400GB以上のハードディスクを内蔵した製品も出てきているので、これからもハードディスクの大容量化は加速していくものと思います。
今後、ハイビジョン対応のDVDレコーダーが一般的になってくると、ハードディスクの容量不足は深刻になるので、さらなる大容量化が望まれているともいえます。
メーカーについてはソニーが頑張っています。ソニーはこのほど発表した第一四半期の決算ではかなりの苦戦が報告されましたが、メーカー別シェアを見ると、松下を抜いて7月にはシェア一位になっています。
ソニー、松下、東芝の順になっています。東芝はネット通販専用モデルなどでとても売れ行きが好調だったようなきがするのですが、あまりシェアを奪い返すところまではいっていないということをこの記事のグラフを見て始めて知りました。
記事ではパソコンとの連携がこれから重要と締めくくっていますが、そのとおりだと思います。現時点では東芝がネット対応では一番進んでいると思います。
私も東芝のRD-XS53という機種を持っているのですが、ネット対応機能を使うと動画ファイルをパソコンに取り込めたり、予約内容を変更できたり、動画のタイトルをパソコンのキーボードで変更したり自由自在に扱うことができます。ぜひ、ほかのメーカーについてもネット対応機能の強化をお願いしたいところです。
【2024年8月28日追記】
2024年のDVDレコーダー事情
このエントリーを公開してから20年が経過して、DVDレコーダーを取り巻く環境にも大きな変化が出ています。まず、YouTubeなどのネット動画でコンテンツが増えたため、若年層をはじめとして、テレビを見ない人が増えています。また、テレビに関しても放送後1週間についてはTVerなどの見逃し動画配信サービスを使えば無料で番組を視聴することができるため、あえて見たい番組を録画しておかなくても大丈夫な世界になってきました。
そんな影響もあって、DVDレコーダーについては、大きく売り上げを落としています。もはや、放送からインターネットへの流れは止まりませんので、これからも、このテレビ離れの傾向は続くのではないかと思います。
一方で、DVDレコーダーに搭載されている機能も大きく進化しています。インターネットに接続できることは当たり前になり、DVDレコーダーに保存している番組をLANを通じて別の部屋から視聴することも簡単にできるようになりました。外出先でさえ録画しておいた番組を見ることができます。また、外出先で見たい番組の録画予約を忘れたことに気が付いても、その場でアプリを使って録画予約をすることもできます。
DVDレコーダー自体にUSB端子が付けられているので、USB接続用のハードディスクを簡単に増設することができるようになっています。最初に買うときの内蔵ハードディスクの容量を気にする必要はあまりなくなってきました。
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