野村証券から楽天証券への株式の移管手続き完了

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東証

 野村證券に楽天証券への株式移管の申請をしていましたが、昨日、楽天証券で保有資産一覧を見てみたところ、無事に移管された株式が一覧の中に入っていました。野村證券でタンス株を特定口座に入れるときに申請した購入額もきちんと楽天証券に伝わっているようです。

たいへんに大きな額の「損」が計上されて、評価損益額合計は大きなマイナス額になってしまいました。楽天証券で購入し売却した株式の方は「実現損益」の方で利益がどの程度になったかを確認できるのですが、楽天証券で今もっている株式に関しては、楽天市場で購入した分の株式に限っての合計損益が判りにくくなってしまいました。

しかし、野村證券で売買手続をすると、50万円以下、そしてオンライントレード(ホームトレード)だとしても株式の約定金額の1.05%(最低2625円)もかかってしまいます。50万円だと約5000円!の手数料です。

楽天証券に移管したことで、50万円以下であればさらに1/10の525円で取引ができるようになりました。また、野村證券に株を保護預かりしてもらうと、年間1575円の口座管理料がかかってしまいます。これが7月末で切れて8月からまた新たに費用が発生するタイミングでした。7月中に移管が完了して8月からの費用は発生しなくなったのでやはり株式移管をして良かったと思っています。

 しかし、野村證券には野村證券の良いところがあると思います。第一に支店網が充実していて支店におけるサービスは非常に充実していることです。今回、移管に必要な手続き書類を貰いに行っただけでも非常に丁寧に応対していただきました。パソコン操作になれない人にとっては頼りになるのだと思います。また、あれだけの支店網を持って職員の方もたくさんいるのであれば、株式の売買に必要な手数料もこれだけ高くなるのもうなずけるものはあります。

 今後は、あまりアドバイスを必要とせず、パソコンを使って頻繁に売買を繰り返す人はネット証券を活用して、それ以外の人は野村證券のような会社を活用していくように二極化していくのでしょうか。

 今回の株式の移管に関しては、月曜日(休日)に移管に必要な書類を支店に送付したので、実際の手続きが開始されたのは火曜日からだったと思います。そして、金曜日には移管は完了していたので、4日間弱だったことになります。意外と早く手続きを完了させることができました。

(2006.1.14追記)

 今日、野村證券から一通の封筒が来ました。その中に「株券移管手続きの有料化について」という1枚の紙が入っていました。今まで、野村證券に預けている株を他の証券会社に証券保管振替機構を使って移管する時には手数料は無料で移管ができたのですが、これが2月1日から有料化されてしまうそうです。しかも、その手数料は、1銘柄につき20単元以下のときには基本料金525円+1単元当たり525円、そして20単元以上のときには一律10500円となります。複数の銘柄を移管する場合には、銘柄ごとにこの移管手数料が必要になってしまうようです。

 この改訂は間違えなく、ネット証券へ株式が流出するのを防ぐための対処でしょう。また、2月1日試行なのに対して僅か半月前に通知をしてくるところにも作為的なものを感じます。すぐに動けばちょうど無料で株券を移管できるものの、ちょっとノロノロしていると有料化のあみに引っかかってしまうという微妙な時期です。既に私は野村證券に預けていた株式は全て楽天証券に移管してしまったので、この通知による影響は特にありませんが、もしネット証券に乗り換えようと思っているものの野村證券へ株式を預けたままになっている方がいらっしゃったら、無料のうちに移管手続きを進めてみてはいかがでしょうか。

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