今まではアーティストはレコード会社と専属契約をして、レコード会社を通じて消費者へ音楽を届けるというのが通例でしたが、iTunesが日本に上陸したことによって、この流れに変化が起こりそうです。
日経新聞やITmediaの報道によると、佐野元春などの一部のミュージシャンがiTunesに対して楽曲を直接提供しているそうです。
佐野元春が所属するソニーミュージックがiTunesに参加していないため、アーティストとして独自の判断を実施しているようです。
ほかにもビクターの傘下にあるアミューズもiTunesに参加する方向で検討を進めているようです。これが実現すれば、サザンオールスターズの音楽が簡単にネット経由で購入できるようになります。
アーティストが独自にiTunesとの個別契約を実施すればするほど、各レコード会社はiTunesと契約をせざるをえない状況になっていきます。近い将来、アメリカなどと同様に、どのアーティストの音楽もネットで簡単にダウンロード購入できる日が近づいてきているように思います。
ITmediaニュース:レコード会社を離れ、iTunesに向かう日本のアーティスト
【2012/12/16追記】
このエントリーを書いた当時は、apple製品は使っていなかったので、iTunesを使うこともなかったのですが、その後、iPhoneを購入したことにより、iTunesは音楽や動画のライブラリを管理するための中心的な存在になりました。
CDからリッピングした情報については、MP3でエンコードをしているため、いずれiTunesからほかのアプリケーションを使うようになっても、ライブラリを移行できるようにしてあります。
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