JRのSuicaのコマーシャルが最近では頻繁にテレビで放送されています。ペンギンを連れた女性が出てくるコマーシャルですが、その背景で流れている音楽がいいですね。
ユーミンの「やさしさに包まれたなら」
Suicaのコマーシャルで使われている曲は、松任谷由実さんがまだ結婚をする前、荒井由実さんだったころの1974年の作品で、「やさしさに包まれたなら」という名前の曲です。スタジオジブリの映画、「魔女の宅急便」でもタイトル曲として使われていましたので、この曲を聴いたことがあるという人は多いのではないでしょうか。
ミスリム
まだ高校生だったころに、当時はやっていたレンタルレコード屋さんでミスリムというアルバムを借りたことがあるのですが、この中にこの「やさしさに包まれたなら」という曲は収録されていました。
瞳を閉じて
このミスリムというアルバムは荒井由美の名盤の一つだと思うのですが、ほかに「瞳を閉じて」という曲が収録されています。この曲は確か、長崎県の五島列島にある学校で校歌として採用された曲だと思いつつネットで情報を集めてみました。
この曲、フォーク調の曲で校歌にはなじまないと言う理由で校歌としては採用されなかったのですね。その後、歌碑ができて、愛唱歌として生徒たちに歌い継がれているそうです。せっかくユーミンが校歌にと作ってくれたのに校歌に採用されなかったというのは本当に勿体ない話しです。
当時は校歌というと堅い雰囲気があるのにフォークを採用するとはいかがなものかという意見があったのでしょう。
「この瞳を閉じて」のこの出来事は、NHKの新日本紀行でも特集されました。こちらで紹介しています。
それにしても1974年の10月に発売されたアルバムに収録されていた曲が未だに映画の主題歌やテレビのコマーシャルなどに頻繁に使われているというのは凄いことだと思います。
ミスリムの収録曲
- 生まれた街で
- 瞳を閉じて
- やさしさに包まれたなら
- 海を見ていた午後
- 12月の雨
- あなただけのもの
- 魔法の鏡
- たぶんあなたはむかえに来ない
- 私のフランソワーズ
- 旅立つ秋
コメント