三洋電機の白物家電縮小の報道と株価の動き

当サイトの記事には広告が含まれます

 先日、三洋電機の株がずいぶん安くなっていたので、業績改善に期待をこめて買っておいたのですが、今日、会社に行くときに電車の中で日経新聞を読んでいると、1面のトップに三洋電機の記事を見つけて驚いてしまいました。

 白物家電までを縮小するという報道です。ずいぶん大胆に集中と戦略に取り組んだなと思いつつ、読み進むと、今期2000億円の最終赤字という発表でした。これでは朝方から失望売りがたくさん出るんじゃないかと思い、携帯電話を取り出して利益が出るぎりぎりの価格を指値にして注文を出しておきました。

 結果としては、9時ちょうどにすぐに約定し、わずかな利益を出しつつ売れてくれました。売買手数料を含めて考えると利益が出ているか否か怪しいと思います。最近は景気が良くなってきて、どこの会社も業績の見通しが明るくなっているので、三洋電機の業績もきっと良くなると思っていたのですが、そんなに甘くないんですね。ちょっと勉強になりました。

(2005.10.8追記)

 その後、さらに三洋電機の株が落ちていったので、また、三洋電機株を購入してしまいました。今後、株価が上がっていくと良いのですが、どうなることやら・・。

【2024年8月28日追記】

 このエントリーを公開した2005年以降、三洋は本当に大きく揺れ動きました。2005年にニッケル水素二次電池のeneloopを発売しヒットしたのは嬉しいニュースですが、日本向けの冷蔵庫の製造を委託する目的でハイアール社との間で会社を設立したり、2009年にはパナソニック社の子会社になったり、2011年には東証の上場廃止など数々の変遷があり、現在ではSANYOのブランドを目にすることは無くなってしまいました。

コメント