ジャストシステムの代表的なソフトウエアである「一太郎」および「花子」に特許を侵害されたとして販売差し止めなどを求めた訴訟の判決がありましたが、松下が逆転敗訴しました。
「松下の特許は進歩性を欠き無効とすべきもの」という判断したそうです。この訴訟については松下のような大会社がアイコンに関することでジャストシステムという会社をひねり潰そうとしている印象があったので、ジャストシステムを応援していました。このような判決が出て本当にうれしいです。
しかし、松下側が発表している「当社は創業以来、知的財産を尊重する会社であり、当社の知財も第三者の知財も尊重されるべきとの一貫した方針を堅持している」とのコメントは主張のとおりだと思うのですが、本質は今回の争点ととなった特許がジャストシステムを攻撃してまで戦う必要があった特許だったか否かに尽きるような気がします。
こんな判決がでたので、最近、急に株価が上がって、またそのあとジェットコースターのように急降下しているジャストシステムの株価にどのような影響を与えたのかな?と思ってみてみると、株価は前日比で大きく値下がりしていました。ジャストシステムにはとてもよいニュースだと思うのですが、株価のほうは何か別の力が作用しているのでしょうか・・。
(2005.10.1追記)
日経新聞に判決の詳細が載っていました。この中で松下の誤算と題して、「特許を主張すれば簡単にライセンス料を払うと思ったのに・・・」という松下側関係者の言葉が載っています。これが松下側の本音だったのでしょう。しかし、今回の訴訟に関してはジャストシステムを養護する立場での意見がネット上でも飛び交って、逆に松下電器側はイメージを損ねた感があるのは否めません。
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松下 vs ジャストシステム、ホントの意図は?
松下 vs ジャストシステム、ホントの意図は? 前回の地裁の判決は、松下側の旬覆世辰拭>製品の破棄は認めず)