はじめての携帯電話のレポートです。いままでは、SH821iというドッチーモの機種を使用していたのですが、P-inと携帯の契約に分離するのに伴って、機種変更をしました。機種変更を行うにあたってどの機種にするか考えたのですが、最新機種でSonyの機種ということになると、必然的にこの機種に行き当たりました。主に仕事に使う電話なので、オーバースペックであることに間違いは無いのですが、まぁ良しとしています。注文したときにはDOCOMOから1ヶ月待ちと言われていたのですが、なぜか数日で届いてしまいました。古い電話機から新しい電話機への電話番号のコピーは、そのままDOCOMOにやってもらいました。
商品到着
箱から出してみて、最初の印象は、「おおきい、重い、厚い!」の一言に尽きます。下記のような商品写真はうまく撮れていて、普通の携帯電話にしか見えないのですが、実際に手に触れてみると驚くと思います。
もう一つ気に入らないのは、たたんだ状態でも上の写真の一番右側の写真のように液晶画面が外側を向いてしまう点です。デジタルカメラとして使うのであれば、これで良いと思うのですが、携帯電話として日常持ち歩くことを前提にすると、これで良いのか否か少し?です。メーカーでは気を使って傷が付きにくく強度を高く保った透明板(スーパーハードコート処理)を付けているようです。
ボタン類が外側を向いてしまうので、ボタンをロックする機能が付いていて然るべきだと思い、いろいろいじってみたのですが見つかりません。たまたま、WEBを閲覧しているときに、その説明を見つけて、やっと解決しました。サイドに付いているスライドスイッチをスライドさせると、キーロック状態に出来ます。
携帯電話としての機能
携帯電話としての機能は可もなく不可もなくという印象でした。着信音はハモメロ対応で、嵐が丘などは声が出てくるので、とても驚きました。FM音源+WAVETABLEの合計40和音の音源を内蔵しているようです。歌が急に仕事中に流れ出すのはさすがにまずいので、着信音は駅の発車メロディーのようなものにとりあえずセットしました。普段はマナーモードにして使う機会が多いと思います。
SO505iの電話帳
1000件まで登録できるところは良いのですが、登録されている電話を呼び出す操作が、今まで使っていたドッチーモよりもずっと選びにくいです。今までは、先頭1文字を入力すると、その文字で始まる候補を選択できたのですが、今度は「あかさたなはまやらわ」で選択して、その中から選択しなければいけません。たとえば、岡田さんに電話をしたいときには、「あ」を選択してからスクロールして一番下の方まで移動しなければ岡田さんの電話帳は出てきません。これは使いにくいです。
赤外線モデムとして使えるか
せっかく、赤外線通信機能が付いているのだから、手持ちのThinkpadと赤外線通信で接続して、赤外線モデムのようにインターネットアクセスをすることができないのか、いろいろなホームページを見て探ってみました。どうも古いノキアの携帯電話のようにIrcomm対応というわけではなく、出来ないような感じです。情報を引き続き調べてみます。
SO505iの文字入力
予測変換入力のPOBoxという文字入力ができます。入力された文字から変換候補を予測してリスト表示します。リストから入力したい文字列を選択することによって少ないボタン操作ですばやく文章を入力できる、よく出来ている入力方式だと思います。また学習機能も備えているので、だんだん自分が使いやすい辞書に育っていきます。
ブラウザとしての機能
いままで使ってSH821iと比べて、iモードを使ったときのブラウジングが非常に快適で、画面がサクサクと出てきます。DoPa対応というのが効いているのでしょうか? SSL対応で暗号化通信にも対応しています。画面も大きいので、小さめのPDA感覚で使うことができます。ブラウザとして使う分には、特に問題は無いような気がします。
SO505iのデジタルカメラとしての機能
デジタルカメラとしての機能は、130万画素クラスとしては「これも普通かな?」という印象です。特にデジタルカメラと比べて、「これはすごい!」と思うような機能は今のところ見つけていません。夜間にカメラを撮るときにはフラッシュがかかせませんが、この機種には「ライト?」が付いています。さほど明るくは無いのですが、被写体を照らしておけば、多少は効果があるようです。
収納力
デジタルカメラで撮った画像を蓄えられる量は以下の通りです。
撮影サイズ | iショット(S) | iショット(L) | 待受画面サイズ | 640×480 | 1280×960 | |
撮影可能 枚数(目安) | 本体メモリー | 約299枚 | 約149枚 | 約147枚 | 約48枚 | 約22枚 |
メモリー スティック Duo(16MB) | 約985枚 | 約492枚 | 約490枚 | 約163枚 | 約74枚 | |
ズーム | 等倍/2倍/ 3倍/4倍/ 8倍/16倍 | 等倍/2倍/ 3倍/4倍/ 8倍 | 等倍/2倍/ 3倍/4倍/ 8倍/16倍 | 等倍/2倍/ 3倍/4倍 /8倍 | 等倍/2倍/ 3倍/4倍 | |
iショット | ○ | ○ | × | × | × | |
フレーム撮影 | ○ | × | ○ | × | × | |
連続撮影 | × | × | × | ○ | × | |
静止画像集 | iショット(s) に切取 | × | × | ○ | ○ | ○ |
フレームを 貼り付ける | ○ | × | ○ | × | × | |
スタンプを 貼り付ける | ○ | × | ○ | × | × |
SO505iのデジカメの画質
肝心の画質ですが、暗いところで撮った限りは、ノイズ感が強くて、デジカメ画質と言える感じではありませんでした。もう少し条件の良い環境で撮影して比較したいと思います。今は505iのデジカメ機能で撮った写真の中で、ホームページに掲載するのに都合が良いものが無いので、準備ができ次第、アップロードしたいと思います。
(2003.6.29追記)
今日、東京都の郊外へ行ったのですが、そのときに640x480のサイズで写真を何枚か撮ってきましたので掲載します。
静止画のパソコン転送(その1)
デジタルカメラで撮った静止画ですが、やはりパソコンに転送しておきたいです。しかし、この機種のメモリカードは、SONYお得意の「メモリースティック」であるため、コンパクトフラッシュを常用している私はうまくパソコンに取り込むことができません。アダプターも付いているのですが、単にメモリースティックDUOを通常のメモリースティックのサイズに変換するためのアダプターで、役には立ちませんでした。
よくマニュアルを読んでみると、SO505iには赤外線通信機能が付いているようです。これを使えばデジカメ画像をパソコンに転送できるのではないかと思いさっそく使ってみることにしました。
使い方は、写真を選択できる状態にして、「機能」ボタンを押して赤外線送信を選択するというシンプルな操作性ではあるのですが、複数枚を一気に転送する機能は無いため、1枚ずつ同じ操作を繰り返さなければいけません。非常に面倒くさいです。
最近ではノートパソコンにも赤外線通信機能が省かれたモデルが増えてきているのですが、私の持っているTHINKPADは省略せずに付けてくれています。今回はTHINKPAD X31に向けて写真を送信しました。一回目に送信したときは、THINKPADに受信できたはずのファイルがどこかに行ってしまったので、きちんと、コントロールパネル→ワイヤレスリンクで受信ファイルを入れるためのフォルダを指定しました。以下の画面です。
再度、気を取り直して赤外線送信を行ってみると、きちんと指定したフォルダにファイルが受信できていました。しかし、ファイルの拡張子がvntというファイル名でこのままでは画像を見ることができません。インターネット上で解決策を探してみると、こちらのホームページにN504is画像変換ツールというjpgファイルへの変換ツールを見つけることができました。
このツールは上記のようなシンプルな画面のツールなのですが、エクスプローラなどからvntファイルをドラックアンドドロップするだけでjpgファイルに変換してくれます。変換後のファイルは、もとのvntファイルが置いてあったのと同じディレクトリに作ってくれる仕様になっていました。とっても使いやすいです。
その他のデータ転送の手段として、以下の製品が使えるのではないかと目を付けています。
静止画のパソコン転送(その2) 2003.9.5追記
しばらくは前記の方法で静止画をパソコンに転送していたのですが、、毎回、ファイル転送をするのは手順が面倒くさいので、パソコンのUSB端子に接続するタイプのメモリースティックリーダーを購入しました。1000円台くらいから商品が発売されています。下のリンクをクリックすると楽天市場で発売されているメモリースティックリーダの一覧が価格順で出ます。
SO505iについてくるメモリースティックはDuoという小型のタイプですが、一緒に普通のメモリースティックの大きさに変換してくれるアダプタが付属してきます。このアダプタのほうは、いかにも小さくてなくしてしまいそうなので、メモリースティックリーダにいつもさしっぱなしにしています。
一つ驚いたことは、メモリースティックリーダ経由で写真のファイルを読み込むと、拡張子がvntではなく、JPGで見えることです。このJPGファイルは変換ソフトウエアなどを使うことなく、普通のJPGファイルと同様に自由に取り扱うKとができます。
SO505iのその他の機能
TVリモコン
標準で付いてくるiアプリの中に、TVリモコンというものがあります。その名のとおり、TVのリモコンなのですがいろいろなメーカの機種に対応しているようです。日立のTVにも使うことができました。でも、きっとこの機能は使わないだろうなぁ。
パケッ得!!
SO505iを購入したのは良かったのですが、パケット代が思いの外、たくさんかかるようになってしまいました。これは何とか節約しなければいけないと一念発起し、WEBでいろいろな情報を集めたところ、@niftyでサービスしている「パケッ得!」というサービスが目にとまりました。
この「パケッ得!!」というサービスがどういうサービスかというと、
★@niftyのサービス”パケッ得!!”はiアプリ/ezplusを利用することで、ホームページ閲覧のパケット代を平均50%・最大80%節約
★対応機種:DoCoMo 503/504/505シリーズ、au ezplus対応端末
というサービスです。
「パケッ得!!」は、iアプリ/ezplusで作ったインターネットエクスプローラーのような携帯電話上で動く専用ブラウザのようです。あるURLのiモード対応ページを表示しようとすると、そのデータは「パケッ得!!」専用のサーバを経由して、ホームページのデータを読み込みデータが圧縮されて小さくなります。その小さくなったデータがDoCoMo/auの中継局を通って携帯電話に届きます。そしてiアプリ/ezplusで圧縮されたデータをもとに戻すことによってパケット代を節約しているのです。
パケッ得のiアプリを起動して、iモードコンテンツを見てみると、1ページを表示するごとに、本来だったらパケット代がいくらで、パケッ得使用後はいくらに節約できたかという案内が画面に必ず小さく表示されるので、「節約できているんだ」ということが毎回実感できます。本当に6割から3割程度のパケット料金は毎回、節約できているようです。
私はSO505iでパケッ得2というサービスを使用していました。このサービスをSO505iで使うと、なぜか画面に出てくる文字の大きさが異様に小さくなってしまい、画面が広く使えるのは良いのですが、やっぱり目が疲れてしまうので、何とかならないかな?と思っていたところ、先日、パケッ得3のベータ版サービスが提供されはじめました。さっそく、iアプリをこちらに乗り換えると、文字が普通のサイズに戻って、良い感じになりました。
アクセス対象ページが制限される無料版と、色々なページにアクセスできる有料版がありますが、有料版を使っても月々の使用料金は150円ですむため、私は有料版を使っています。すぐに元がとれてしまいそうです。
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