セシールの買収報道が好感されてライブドアの株価が上昇

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 今日は日経平均株価は先週末と比べて100円弱下がってしまいましたが、ライブドアの株価が急上昇しましたね。前日比21円高の440円で今日の取引を終えました。週末に発表されたセシールの買収が投資家の好感を得たのでしょう。

 球団の買収をしかけるときなどは、ライブドアが先鞭をつけたのに結局は楽天が途中で割り込んできて、楽天の総合力の評価で楽天が球団を買収してしまうという一幕が過去にはありました。

 このときには、楽天の方が一枚上手なのかななどと思っていたのですが、最近の状況を見ていると、結局は楽天はライブドアのまねしかできていないのかという印象を強く持つようになりました。

 今回のTBS買収騒動はまさしくライブドアのフジテレビ買収騒動を見ているときのような感じですよね。しかし、ライブドアのフジテレビ買収騒動のときと比べると、何となく楽天側に迫力が感じられないような感じがします。

 もしかすると、楽天は裏できちんとした交渉を続けているのかもしれないので、最終的に落ち着いてみないと全く判らない部分ではありますが、何となく楽天側に迫力を感じないのです。外目で見ていると、TBSがこんな状態で買収できるのかと、そんな感じがしてしまうのは私だけでしょうか。

 そんなことを考えながら楽天の株価を見てみると、前日比ー3300円(-4.19%)と大きく株価を落としていますね。とすると、市場の投資家も不安に思っている人が多いということなのでしょう。

 そんな楽天が買収劇を繰り広げている裏で、ライブドアはTBSに対して協力を申し出たり、今回のセシールの買収を発表したりと、何となく「ゆとり」みたいなものを感じさせます。決して、セシールの買収がここ数日で決まったようなものではなくて、過去から色々な交渉を続けてきた成果なのだとは思いますが、この発表の時期などは、なかなかうまいのではないかと特に思いました。

 楽天とライブドア、それぞれ経営者の思いが経営活動に大きく表れていて、それぞれの動きについてはとても興味深いものがあります。

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