楽天証券では8月から9月にかけて度重なるシステム故障が発生し、その後、システムの増強を実施することが発表されていました。
その楽天証券のシステム増強に係わる詳細を今日の中間期決算発表で明らかにしたそうです。
詳細はITmediaのニュースに詳しく開示されていますが、DBサーバーをインテルのItaniumを採用したサーバーに変更をしたそうです。これにより、11月2日に注文が42万6000件、約定が17万件に達した日でも、取り引き時間中のCPU使用率は51%で済んだようです。かなり余裕ができたということでしょうか。
今月の下旬、11月26日にはさらに同構成のノードをさらに2ノード追加して、合計では4ノードに増強されます。これでさらにキャパシティが増強されて夜間に実施しているバッチ処理が短時間化されるということですので、不安はかなり解消されたと思って良いのでしょうか。
今の勢いだと、また12月に予定されている取り引き手数料の再値下げを受けて、楽天証券はさらに口座開設数が増えるとともに、取引件数が増えるものと想像されます。ちなみに、11月7日の楽天証券の発表によると、「預かり資産残高が1兆円、総合取引口座数が40万口座を突破」となったそうです。
30万口座から40万口座にふくれあがるのに、僅か4ヶ月間しか要していません。凄い勢いだと思います。今後は問題が起こる前にタイムリーにシステムの増強を進めていって欲しいと願っています。
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