松下電器のサイト　【温風器の事故】

松下電器のFF式石油温風器で一酸化炭素中毒事故が発生している問題を受け、対象製品を５万円で引き取るか無料で点検修理を実施する対応を松下電器では実施することが決めました。

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panasonic.co.jp

今までも無償修理は続けてきていたのですが、比較的古い製品であるがために、製品の販売先が突き止められずに、まだまだ修理が完了していない機器が多数残っているところから、１台を５万円で引き取るというサービスも始めたようです。

また、新製品のテレビＣＭを事故への注意に全面的に切り替えるほか、インターネット上の松下電器のサイトも事故への注意を呼びかける告知文がトップページの上部に大々的に貼り付けられています。いかに松下電器が事故を重大にとらえているかがよくわかる対応で好感が持てました。

松下電器産業株式会社

日頃は、弊社製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。
さて、本年4月21日「謹告」にて部品交換等の実施に関わるお知らせとお願いをさせていただいておりますが、未点検品において新たな一酸化炭素中毒事故が発生いたしました。
当該対象製品を未点検のままご使用になりますと、一酸化炭素を含む排気ガスが、室内に漏れ出し、場合によっては死亡事故に至るおそれがあります。
ご使用のFF式石油温風器及び石油フラットラジアントヒーターの品番( >> 対象品番はこちら )をご確認いただき、未点検のお客様は、直ちにご使用を中止いただき、連絡先( >> ご連絡先はこちら )または、ご購入販売店までご連絡ください。
お客様のご要望に応じ、対象製品のお引取り・・・

(2005.12.12)

最近は松下の温風器に関するテレビコマーシャルが頻繁に放送されています。

この年末商戦のさなかに、松下としてはＶＩＥＲＡやＤＩＧＡなど、売れ筋商品のコマーシャルを徹底的に放送して、売り上げアップにつなげていきたいところだと思うのですが、人命にかかわる問題となれば、現在のような対応をとらざるを得ないのでしょう。

これから冬本番になって、温風器が活躍する季節に突入していきます。できるだけ早く使われている該当機種が見つかることを願うばかりです。