JASDAQを中心に株式取り引きが年末活況

昨日（１２月２９日）は会社によっては年末休暇に入っていましたが各証券取引所は動いていました。

特に新興企業が上場しているＪＡＳＤＡＱでの取り引きがとても増えて、売買代金だけでも２２６８億円にも達したそうです。ＪＡＳＤＡＱでは午前９時の取り引き開始直後に注文してから約定するまで通常よりも数分多くの時間がかかるという事象も発生していたようです。

投資家からの注文がいかに多かったかが判ります。システム的には少ない件数の金額が大きい注文よりも、多い件数の少額注文の方がシステムに負荷を加えるのでしょう。

ＪＡＳＤＡＱでは２２００億円を上回ったのも始めてだったようです。私も含めてですが、会社が休みになり昼間も取り引きができたサラリーマンの人が多かったのでしょう。これで取り引きの件数が増えたことが想像できます。

私自身は昨日は値段が上がったり、もうあまり大きな値動きが見込めない銘柄を中心に売っておきました。YAHOO!、楽天、黒田電気、CIJ、コジマ、カッパクリエイトの６銘柄です。サンリオピューロランドの待ち時間を利用して携帯電話を利用して取り引きをしていました。楽天証券のiSPEEDには本当にお世話になりました。

実は昨日の１５時で取り引きは全部終わったものと思って、これで今年の取り引きを終わりにしようと思っていたためです。しかし、今日の朝、のんびり起きてきて、楽天証券のサイトを見てみると、なぜか午前中の日経平均のグラフが更新されています。

今日は大納会の日で午前中だけ取り引きがあったのですね。知りませんでした。ジリジリと値段が下がっているようで、東証株価指数で２３０円以上も下げてしまいました。（それでも１万６千円台をキープしているというのは凄いですが・・）

保有している株も昨日売った株も大きく下がってしまいました。一部だけでも売っておいて良かったです。株価が下がったということは最高の買い時だよな？と思いつつ、株を物色しているうちに１１時になって、取り引きが終了してしまいました。今日の午前中も取り引きが行われていることに気がついた時間が遅すぎたようです。

それにしても、今年の５月に楽天証券へ口座を作り本格的に株式取引に参入してから、ずいぶん株価が上がりました。楽天証券自体は手数料が安くて売買注文を出すのをためらいなくできる点は良かったと思います。

また、楽天証券でシステムトラブルが相次ぎましたが、私自身はこれで売買が成立しなかったということもなく特に被害を受けることはありませんでした。

ふつうに会社勤めをしていると日中時間帯に取り引き注文を出すこともないので、朝から長時間のシステム停止でも発生しない限り、システムトラブルの影響は受けにくいのかなという気がしています。楽天証券自体も金融庁から業務改善命令を受け、システムの見直しも本格的に実施しているので、これからは安定してくれるのではないかと期待しています。

ほかに昨日は大和証券のシステムでトラブルが発生したことも報じられていました。こちらは過負荷が原因ではないようですが、しっかりしているはずの大手証券会社のシステムでもトラブルが発生するというのは大変なことだと思います。

Yahoo!ファイナンスにある大和証券の掲示板を見てみると、苦情のオンパレードでした。昨日のように株価が大きく変動しているときは、取り引きができないと、とても辛いと思います。しかも、サラリーマンが休みに入って、さぁデイトレードをしてみるか！と思っているときだったので苦情が多いのもうなずける気がします。

大和証券のサイトを見てみると、「午前９時０２分に弊社のオンライントレードシステムの一部に障害が発生し、インターネットからのログインがしにくい状況となりましたが、 システムは午後１２時１５分に正常に復旧しております。」という説明がありました。午前中いっぱい、取り引きを行いにくい状況が続いていたというのも大変なことだったと思います。

しかし、色々な方のブログなどを拝見すると、大和証券の支店に電話することで取り引きが実施できたという書き込みも多くあります。やはり総合証券は窓口の数も多いので、個人向けのシステムトラブルが
発生してもバックアップが容易にできるのだという印象を受けました。これがネット証券のトラブルだと電話すらつながらなくて泣き寝入りをするしかなくなってしまいます。

今年５月の口座開設以降の自分の取り引き結果は日経平均の上昇率に届かなかったので、結果的にはあまりジタバタとしないで、東証株価指数に連動して値段が動くような投資信託を買っておいたほうが良かったことになりますが、まぁ日経新聞なども良く読んで、経済の動向に敏感になったので、これでよしとします。