実はBSデジタルで半落ちを見ていたので、ほとんど紅白歌合戦は見ていなかったのですが、半落ちが終わったあとにNHKにチャンネルを合わせてみると、紅白歌合戦のちょうど最後の部分には間に合いました。
半落ち自体、とても良い映画だったのですがこちらの感想はまた別の機会に譲るとして、この紅白歌合戦を見ている中でデジタルテレビを色々といじっていて気がついたことを書いていきたいと思います。
この紅白歌合戦、デジタルテレビで見ると色々な取り組みが行われているのですね。最初は気がつかなかったのですが、審査のタイミングになると画面に何やら表示が出ています。
その表示に伴って、色のついた4つのボタンを色々と押しているとデータ放送の画面に切り替わりました。データ放送をONにすると紅白歌合戦専用のメニューが立ち上がります。
そして、審査員のように紅組か白組かを投票ができたり、リハーサルの様子や衣装のポイントが紹介されたり、対戦表が表示できたりします。未来のテレビという感じが確かにしますが、デジタルテレビをつかっている人の中でこの機能を使って楽しんだ人がどの程度いるかは疑問が残る部分でもあります。
また、NHKの公式サイトの中にインターネット用の紅白歌合戦のサイトが準備されており、そこでは、自分で聴きたい曲にマークをしておくと、曲が演奏される前に教えてくれるというサービスまで実施していました。
これも便利といえば便利ですが、どの程度使われていたかは判りません。他に携帯電話でも投票ができるような仕組みを提供しているようでした。こんなかたちで、NHKは各種のメディアをふんだんに使用して、新しいNHKを目指して頑張っているようにも見えますが、何かが違うような気もします。
NHKとしては先進的な機能を積極的に活用、アピールして、デジタルテレビやBSデジタルなどの普及につなげたい考えなのだとは思いますが、ちょっとお金をかけすぎなのではないかな?という気もしました。
BSデジタルをはじめとしてスクランブル放送にも着手するような報道が流れていますが、NHKは今後はどんな方向に舵をきっていくのでしょうか。
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