今日は近くのJRの駅に行ってみるとモバイルSuicaのキャンペーンを実施していました。自分の携帯電話がSuicaになってとても便利になります。パンフレットをもらったのですが、これを見るだけでも、
(1)モバイルSuicaで電車にスイスイ
(2)入金(チャージ)はいつでもできる
(3)お買い物がピッ!とカンタン
(4)利用履歴や残高が、いつでも確認
(5)なくしても再発行できるから安心
(6)並ばずに、Suicaグリーン券が購入できる
などといったことがアピールされています。
さらにパンフレットを読み進んでいく色々と興味深いことが書いてあります。
ピッ!と使うときの心得というのがあるのですが、ここがおもしろい。
(1)おサイフケータイのマークを読みとり機の中心にかざしてもピッ!と認識されないときは前後左右にずらしてかざしてみよう
(2)おサイフケータイが電池切れの直後でも、ピッ!とかざして利用できることがあるよ
(3)ICカード内のデータ容量によってはソフト保存領域に空き領域があってもおサイフケータイ対応iアプリをダウンロードできないことがあるから気をつけよう
こんなにデジタル化が進んで世の中で、(2)などのように何となくファジーな雰囲気が残っているところがとても良いと思います。
また、モバイルSuicaに切換ができる定期券とできない定期券があるということも始めて知りました。モバイルSuicaに切換が可能な定期券は、
(1)通勤定期券
(2)通勤定期券+SF
の2種類だけだそうです。これ以外の通学定期券、モノレールSuica、りんかいSuicaは切換ができないそうです。
一番、モバイルSuicaを使用する上でのネックは、JRのビューカードに加入する必要があることです。正直言って、これ以上のクレジットカードを作りたくありません。
システム的に最初はビューカードのみを対応にして今後に他のクレジットカードへ対応を広げていこうとしているのか、ビューカードへ囲い込みを行うためにこれ以外のクレジットカードに対応する気はJRにもともと無いのか、JR東日本の戦略が今ひとつ読み切れません。
また私が使っている携帯電話はF901iSなのですが、この携帯電話はおサイフケータイ対応なのに何故かモバイルSuica対応ではありません。モバイルSuicaに対応している携帯電話は現在ドコモ製品の中では9機種です。(F902i、N902i、P902i、SH902i、SO902i、N901iS、P901iS、SH901iS、F702iD)
また、私が使っている定期券はJRと東京メトロの連絡定期券なのでSuicaに切り替えることができません。東京メトロではSuicaが対応していないためです。
ということで、モバイルSuicaについては私は当面のあいだは様子見をしようと思っています。まずは、ビューカード以外のクレジットカードに対応してくれるか否かが一つの判断ポイントだと思っています。
(2006.2.1追記)
ALLABOUTにモバイルSUICAの試用レポートが載っていました。こちらを見ると、やはりビューカードを持っていないとモバイルSuicaを使うことができないというところに対する不満が出ています。
この記事によれば、Viewカードは家族カードを作ることができないようですね。学生や職についていない人は、普通であれば家族カードが作ることができるような状況であっても、ビューカードでは作ることができないということでしょうか。また、親のクレジットカードを使用して子供がモバイルSUICAにするという使い方もできないそうです。
また、iアプリは3種類をダウンロードしてインストールしなければいけません。インストール後には会員登録が必要とのことで、使えるようにするまでにはかなりの苦難の道のりが待ち構えているようです。
改札機の方はSuicaをあてる部分にクッションが付くと思っていたのですが、この記事を見ると特に何の改良も加えられていないようですね。もし、携帯電話を「バチッ」とあててしまったら、携帯電話にも改札機にも傷が付いてしまいそうで怖いです。
さらに記事によれば今はモバイルSuicaは会費はかからないものの、将来的には年会費がかかるようにすることも検討されているようです。さきにも触れたように、対応携帯電話を持っていないのと、ビューカードを持っていないので当面はモバイルSuicaは使わないことにしていたのですが、このAllaboutの記事を読んでいたら、あまりモバイルSuicaを使いたいという気持ちがなくなってきてしまいました。
(2006.3.10追記)
モバイルSUICAに関するアンケート調査結果が発表されていました。
★「モバイルSuica」の認知度は48.4%、ただし利用には消極的 – nikkeibp.jp – IT
これによると、モバイルSuicaの認知度は48.4%でかなり高い値になっていますが、対応機種を持っている人は8.2%、この対応機種を持っている人のうち、モバイルSuicaを使ったことがある人は7%ということで、まだまだあまり使われていないことが判ります。
私自身、通勤ではJRの駅を利用していますが、改札口を通るときに携帯電話をかざしている人はまだ見たことがありません。Suicaは爆発的に普及しましたが、モバイルSuicaについては、これからどの程度普及していくのか、少し不安な部分があるかと思います。
【2014/08/07追記】
みずほマイレージクラブカードセゾンSuicaという長い名前のクレジットカードを作りました。このカードにはVIEWカードの機能も付いていますので、モバイルSuicaやSuicaオートチャージといったサービスを使うことができます。こちらにレポートを追加しました。
☆「みずほマイレージクラブカードセゾンSuica」に切り替えました
SONYのXperia ZをこれからはモバイルSuicaとして利用します。設定は終わりましたが、明日からうまく使うことができるか否かまずは確かめてみたいと思います。
コメント
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